友情・努力・勝利を網羅している!
死神になるという設定といい、個性豊かなキャラクター、バトル、笑い、BLEACHの世界観がたまらなく面白いです。ストーリー展開が難しい部分もありましたが絵が綺麗。好みの問題ではありますが、コミカルな部分があまりないので、自分は途中で少々疲れてしまいました。ただただ主人公が強くて無敵!という感じではない成長していくのが見ていてドキドキする。登場人物が多く、ついていくのは必死ですが、その分読み返す楽しみもあったり・・・何度読んでも新鮮で楽しいです。
虚と書いてホロウと読ませたり、破面と書いてアランカルと読ませたりといった、漢字のイメージを外国語と被せる表現や、和洋中取り混ぜた登場人物の名前など、そうそう真似なんてできません。そしていちばん凄いと思うのが、ものの見事にその体を表す斬魄刀のネーミング。刃が繋がった鞭状の刀である蛇尾丸(ざびまる)、刀身が無数に出現する千本桜、疋殺地蔵(あしそぎじぞう)に清虫(すずむし)、双魚理(そうぎょのことわり)、そして主人公・黒崎一護の斬月。見ただけで何となく能力がわかるし、音の響きが心地よい。ただただ感嘆するばかりです。それともうひとつ特筆しておきたいのが、詩的な表現のかっこよさ。海外小説のように話の冒頭にさりげなく配置される詩や、コマの間のモノローグ。少年漫画ではあまり見ないクールな表現だと思いませんか? そのセンスを少しでいいから分けてもらいたいです。
黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?
黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?