猫が猫として生きているからこそ
凄い作品に出会ってしまった。 ゾンビの脅威に怯える世界で、猫が猫として生きている。 人が人として生きることが困難に世界で、猫の存在が人と人の想いを繋いでいく。 猫は猫としてそこにいるだけなのに、共に生きた人の思い出を纏って、ささやかな幸せや優しさを与えている。どんな世界でも猫は可愛いし、人はひとりでは生きられないし、愛した人をそう簡単にあきらめられない。 猫じゃなくても成り立つストーリーかもしれないけれど、自由気ままな猫が自分で選んでそこにいるからこそ素晴らしい作品になっていると感じた。
いやー、えー、めっちゃいい~このマンガ!
ゾンビが溢れる世界で、青年と猫が出会って奥さんを探す旅をするわけです。
猫を愛でるマンガ、ゾンビを楽しむ漫画、それぞれにありましたけど、この組み合わせの良さったらないですね!
緊張と緩和がたまらない。
ゾンビに襲われる緊張感と猫の緩さ。
世界観的には、特殊な設定とかはなくすごくベーシックなゾンビもの。
1巻の終わりまでとりあえず読んでっていう。
そうか、このタイトルってそうだもんなーという感じ。
緊迫感の描き方や、たまに会う人間などの上手さがあるので単純にゾンビものとしても淡々と読めてめちゃくちゃちょうどよく面白い。
これもしかしてずっと読みたかったタイプの漫画かもしれないなー。