終わり方がいい
※ネタバレを含むクチコミです。
「彼女として完璧なのに、その歯だけ反抗的なんだよな」空気を読んで言いたいことを飲み込んでしまう椎葉は、彼氏からコンプレックスの歯並びを茶化されても曖昧に笑うばかり。“言えないきもち”は積み重なり、校舎裏で本音を叫ぶ椎葉。しかしタイミング悪く美術部の伸に聞かれてしまい、デッサンのために歯を触りたいと言う伸に協力することに。半ば脅されて始まった伸との関係だったものの、ありのままでてらいのない伸と過ごすうちに、彼の前だけでは素の自分を出せるようになっていき…? オリオリスープの綿貫芳子最新作! 少年少女のひと夏を描く、未熟な歪さが美しい青春群像劇。
歯並びが悪いことくらいしか特徴がない、おとなしいJK主人公。
彼氏や女友達との人間関係でストレスをためまくってブチ切れるものの、変人な美術部男子に救われる(?)というちょっと不思議な話。
序盤で描かれる女友達のマウンティングは本当に恐ろしくて、主人公のストレスのため方には共感を得られそう。
とはいえ、ヒーローの髪型と歯並びフェチなところは、ちょっとマニアックすぎる気がしないでもない。