この人の漫画は本当に、ちょっとレトロ感を滲ませつつもデジタルなのにめちゃめちゃ美麗で、とにかく色気がスゴイです。
修学旅行中に事故に遭ってサバイバルホラー突入するというありがちな話ではあるのですが、この人の絵でエログロ&ホラーが読めるというだけでお金を出す価値があります。
できることなら、電子だけでなく紙媒体でもリリースして欲しいです(紙派なので…)

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7、8巻の若林先生の活躍っぷりが最高だった。
ガモウ様も実はそんなに悪い奴ではないかも・・と思ってしまったな。

MA・MA・Match

映画『怪物』みたいな構成の話だった

MA・MA・Match
mampuku
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いい意味で誤解や異説の飛び交いそうな、多層構造のストーリーだったように思う。 主人公の一人である芦原(母)は、生意気な息子とモラハラ夫を見返すべく、息子の得意なサッカーで勝負を挑む。 前半は、ママさんたちが友情や努力によって青春を取り戻しながら、悪役(息子と夫)に挑むという物語で、この悪役というのがちょっとやり過ぎなくらいのヘイトタンクっぷりなのだ。その場限りのヘイトを買うキャラクターは、ヒーロー役の株を上げるための装置として少女漫画では常套手段だ。だが『マ・マ・マッチ』はそういう物語ではないため、話はここで終わらない。 後半は時を遡り、息子と夫の目線で描かれ直す。母目線ではイヤ〜な輩にしか映らなかった彼らにも彼らの言い分や考えがあったのだと明かされる。 真っ先に私が思い出したのが、是枝監督の映画『怪物』の主人公の一人、安藤サクラさん演じるシングルマザーの早織である。 息子が教師に暴力を振るわれたことに抗議するため学校に乗り込むも学校側からぞんざいな対応をされ不信感を募らせる早織。その後教師や子供など、さまざまな視点が映し出されることでやがて全体観が像を結ぶ。 『マ・マ・マッチ』でも、後半部分を読んだあとに最初から読み返すと些か感想が変わる。息子や夫がイヤな奴らとして描かれているのは確かだが、先入観によって印象が悪化していたのも事実だ。なにより、序盤に出てくる夫のコマは母を嘲弄するような不快なものだったが、そもそもこれは芦原母の回想であり主観だ。その後実際に登場する夫は彼女と衝突こそすれ至って真面目だ。 つまり、それぞれの立場から不満を抱いたり譲れない部分でぶつかり合いながら、逐一仲直りしたり折り合いをつけているのだ、という話に畢竟見えなくもない。悪者退治という少女漫画にありがちなフォーマットで導入を描いて入り込みやすくしておいて、後半の考えさせる話でモヤモヤさせる。末次由紀先生、さすがの巨匠っぷりを見せつけた怪作だ。

テセウスの船

どちらかというと『テセウスの船』というより『動的平衡』じゃない?

テセウスの船
mampuku
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時間遡行をして人生をやり直したとしたら、それは本当に同一の自分といえるのか?という問いを有名なパラドックス「テセウスの船」になぞらえたタイトルだ。 ストーリーに関しては論理的整合性や感情的整合性においてやや粗い部分も感じられたもののサスペンスとして緊張感もあり、ラストは新海誠監督『君の名は。』のような美しい締め方だったし概ね面白かった。 ただ、タイトル『テセウスの船』がイマイチストーリーにハマっていない感じがした。 どちらかといえば「動的平衡」のほうが比喩としてしっくりくるのではないだろうか。 「動的平衡」とはシェーンハイマーの提唱した概念であり、日本では福岡伸一氏による著書『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』で有名になった言葉である。“生命”とは、取り込まれ代謝されていく物質、生まれ変わり続ける細胞どうしの相互作用によって現れる“現象”である、という考え方だ。 主人公の田村心は生まれる前の過去に遡り、そこで巻き起こる惨劇を阻止することで、その惨劇により自身に降りかかった不幸な運命を変えようと奮闘する。作品では、過去を改変して自らの人生を曲げようとする一連の試みをテセウスの船にたとえているが、やはりピンとこない。作中、田村心は殺人事件を未然に防ぐため凶器となった薬物を隠したり被害者に避難を呼びかけたりするが、その影響で心の知る未来とは異なる人物が命を落としたり、結果的に大量殺人を防げなかったばかりか予想だにしなかった事態を招くことになる。 この予測不可能性こそがまさに動的平衡そのものって感じなのだ。生命体は、船の部品のように壊れた部分を取り替えれば前と変わらず機能する、ということにはならない。ある重要なホルモンの分泌に作用する細胞を、遺伝子操作によってあらかじめ削除してしまったとしても、ほかの細胞がそのポジションを埋めることがある。これは心が殺人事件の阻止に何度も失敗したことに似ている。思わぬ不運や予想しない死者が出てしまったのも、脚のツボを押すと胃腸の働きが改善するなどの神経細胞の複雑さに似ている。 船は組み立てて積み上げれば完成するが、生命は時間という大きな流れの中で分子同士が複雑に相互作用しあうことで初めて現象する。『テセウスの船』での田村心の試みは人生あるいは歴史という動的平衡に翻弄されながらも抗う物語だったのかもしれない。

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ようこそ異世界へ、では死んでください。

ようこそ異世界へ、では死んでください。

「貴方がたは勇者ではなくーー生贄ですよぉ?」異世界でチートスキルを得て無双!……出来るかと思いきや、この世界には絶望しかありませんでした。主人公・篤人は、これと言った特技もなく恋愛も上手くいかない冴えない高校生だ。ある日、突然学校が光に包まれ、異世界・テイルノーグへ転移する。異世界への転移に、チートスキルを得て救世主となれる!と湧く一部の生徒たちに対して、異世界側の美女・フィリアは残酷に生徒たちは今から殺される為に召喚された事を告げる。そこから始まったのは魔物たちによる虐殺と凌辱が嵐の様に吹き荒れる「狂宴」であったーーー!!この絶望的な世界で、篤人たちは生き残る事は出来るのか!?インゴシマの田中克樹が原案、絶望物語の書き手・水城水城が原作、本作が漫画デビューの美麗かつ迫力のファンタジーの描き手・ウミガラスが織りなす、絶望と虐殺と凌辱のアンチ異世界物語開幕!!※エログロ描写が多めとなっていますのでご注意ください

カムゴロシ

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1998年―― 太平洋上を飛んでいた旅客機が嵐に巻き込まれて、近くの島に不時着する。そこは「シマビト」たちが野蛮な生活を営む、海図にない島だった。若き王族・ガモウの指揮のもと、砂浜に横たわる機体に襲いかかるシマビトたち。囚われの身となった乗客たちのうち、女性は「収穫物」として配分されていき、少女・伊吹七瀬は島の王の「嫁」となることを強制される。男性の乗客の処刑を王から任されたガモウの胸中には、血の色に燃える炎が赤々と宿っていた―― 命と生の意味を突きつける、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!

【合本版】シノブグサ~柑子忍形由緒~

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大人気コミック『インゴシマ』の田中克樹が作画を担当した『シノブグサ~柑子忍形由緒~』が【合本版】で登場! ※本作品は、『シノブグサ~柑子忍形由緒~』1~3巻をまとめた【合本版】です。表紙以外は、1~3巻と同内容を収録していますので、重複購入にご注意ください。忍者の末裔である事に全く興味のない少年・志信(しのぶ)は、兄と慕う左(ひだり)の誘いによって山奥へと向かったが、そこで謎のモノ達に襲撃されてしまう!? 毒を受け朦朧とする意識の中で志信は“譲葉(ゆずりは)”と名乗る少女と出逢うことに…。その少女こそ、四百年前に暗躍した忍び達が錬金術によって作り出した兵器だった!? 現代を舞台に忍形vs刃形の戦いが始まる!斬新“忍”アクションの決定版!!

インゴシマ セミカラー版

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修学旅行先へ向かう高校生の一行を乗せた客船が、嵐に遭遇して難破してしまう。流れ着いた海図にない島―― そこに住まうのは、不気味な日本語を話し、野蛮な生活文化を営む「シマビト」だった。人が住む島だったと安心する生徒たち。だが直後、シマビトによる生徒たちの【捕獲】が始まる! 飲み水さえも満足に手に入らない極限状況の中で、シマビトたちの圧倒的な暴力にさらされるうちに、少年少女たちはその本能を少しずつ剥き出しにされていく。すべての道徳が吹き飛んだあとでも、人は人としていられるのか―― 獣に堕ちてしまうのか。命と生の意味を突きつける、トライバル・サバイバル・ストーリー! ※こちらは「インゴシマ (1)」の一部シーンにデジタル着色を施した商品です。内容は同一のものですので、重複購入にご注意ください。

Valkyrja―ヴァルキュリア―

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今はなき辺境伯家の唯一の生き残りであるエアは、師ヨルダンから帝国の騎士章譲り受け、女の身でありながら騎士として生きていくことを誓う。しかし、蛮族の母親を持つエアは金髪碧眼という蛮族特有の外見のため、どこへいっても奇異の目で人々から見られ、さらに帝国には女性の騎士が極端に少なく、騎士仲間からも嫌われている。エアはそれでも、並外れた剣技と体術で他の騎士たちを圧倒し、真の騎士道を究めようと放浪の旅を続けている。

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超推脳 KEI~摩訶不思議事件ファイル~

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主人公は天才私立高校に通う超イケメンで完璧超人の風丘京(ミステリー研究会に在籍中)。父親によって脳に「ウルトラコンピュータ」を埋め込まれた過去を持つ。彼にしか絶対に解けない摩訶不思議な事件の数々…耳にすると死ぬいう「呪いの旋律」、プレイ中にゲーム内のキャラクターと同じ死に方を遂げた「焼死するゲーム」の2大長編を収録!!

脱獄のカザリヤ

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経済格差が広がった近未来の東京。国内有数の資産家によって民営化された刑務所のひとつ「関東矯正院」は、創設13年でいまだに脱走者ゼロ。妹の行方を追って潜入した17歳の少女・真紀が、妹を見つけ出し脱獄を図るエスケープ・サスペンス!

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