共感はするがドン引きが勝る、子供な大人の浮気ストーリーにコメントする
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mampuku
mampuku
1年以上前
最終巻を読了。 浮気の是非についてはこの作品の趣旨とは違うと感じたので論じません。あくまで「恋」の話ということで。 最初に登場する彼氏を浮気という形で裏切り、一度は許され仲直りするものの繰り返してしまいまい棄てられる。その後何人か違うタイプの男性と交際し、最後はパッと見幸せそうな感じで終わる。彼女のポエムなモノローグで共感を呼び起こしていくスタイルです。 率直な感想として主人公のワコはクソ女でした。心情描写すべてが言い訳や言い逃れでしかなく、何より気になったのが徹頭徹尾「自分のことしか考えていない」幼稚性です。 彼氏とのすれ違いで傷付いたのも私、彼氏に悲しい顔をさせてしまったのも私、結婚するもしないも価値観を決めるのは私。マジで自分のことしか考えていない(笑) 恋や人生をギャンブルに喩えて自分や相手をモノローグとはいえ「ハズレ」呼ばわりしていますが、「恋」というものが他人との関わりである以上「対話」と「互いを慮ること」を放棄している彼女にはそもそも恋愛ましてや結婚は難しいでしょう。 事実、彼女は序盤の浮気相手である高校生と最終的にくっついたところで作品は完結しています。一回り以上年下で、彼女は彼の幼い部分を見下していました。後日談で彼女らの仲がどうなってるかわかったものではありません

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mampuku
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1年以上前
最終巻を読了。 浮気の是非についてはこの作品の趣旨とは違うと感じたので論じません。あくまで「恋」の話ということで。 最初に登場する彼氏を浮気という形で裏切り、一度は許され仲直りするものの繰り返してしまいまい棄てられる。その後何人か違うタイプの男性と交際し、最後はパッと見幸せそうな感じで終わる。彼女のポエムなモノローグで共感を呼び起こしていくスタイルです。 率直な感想として主人公のワコはクソ女でした。心情描写すべてが言い訳や言い逃れでしかなく、何より気になったのが徹頭徹尾「自分のことしか考えていない」幼稚性です。 彼氏とのすれ違いで傷付いたのも私、彼氏に悲しい顔をさせてしまったのも私、結婚するもしないも価値観を決めるのは私。マジで自分のことしか考えていない(笑) 恋や人生をギャンブルに喩えて自分や相手をモノローグとはいえ「ハズレ」呼ばわりしていますが、「恋」というものが他人との関わりである以上「対話」と「互いを慮ること」を放棄している彼女にはそもそも恋愛ましてや結婚は難しいでしょう。 事実、彼女は序盤の浮気相手である高校生と最終的にくっついたところで作品は完結しています。一回り以上年下で、彼女は彼の幼い部分を見下していました。後日談で彼女らの仲がどうなってるかわかったものではありません
宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

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