娘が中学へ入学し、夫との仲も良好。「完璧とは言えないけど御の字」の生活を送っている主人公は、どこか心に闇を抱えている様子。ある日友人から、中学時代の塾講師が彫刻家になったとの知らせを受けたことで、26年前に自らが犯した罪と再び向き合うことになる。
その塾でできた親友の紫。紫と恋をしていた塾講師の今井。そしてその二人に関わるある「罪」を犯した主人公の茜。すこし怖い始まり方だったけど面白そう。タイトルの意味も早く知りたい。

芸術家とモデルになった女性との間にきちんとした契約とか信頼関係がなくてトラブルになることあるよね。写真家のアラーキーにもあったような…。

先生のファンで少女像に純粋に感動した中学生の女の子。今は破壊した主人公達に怒ってるかもしれないけど、彼女達がそんなことをした理由を知ったら悲しむだろうな。少女像に感動した自分のことを責めてしまうかも。

この息苦しい環境にいたら先生を心の拠り所にしたくなっちゃった気持ちも分かる。そして恋愛関係になっていくことを娘に興味がない家族は気づかないから止めることも出来なかったんだな。

中学生2人が対話することの大切さを知ったのはよかったよね。これが出来ないから大人はややこしいのよ…。

今まで加害者の立場だった先生が被害者側になった訳だけど、先生とましろちゃんにいたずらした男のアウトなところは少し違う気がするような…。

母親を助けられなかった先生にとって中学生の紫は本当に助けたい対象だったんだと思う…。

紫は一生許さなくてたもいいし、いつか許したくなることがあったらそうすればいい。それとは別にあの夫婦が関係修復できたのはよかったかな。ましろちゃんの為にも。

このタイミングでアート好きのピュアな女子中学生と対面したら先生はどう受け止めるんだろ…。

「アーティストの傲慢さと鈍さと自己陶酔にうんざりする」ってセリフすごいね。これを言われて青ざめる人いっぱいいそう。

助けて欲しいもそうだけど、あらゆる感情を恋だと勘違いしてしまうことあり得るよ。男も女も、自分も相手も。

清々しいラストだった。被害者と加害者が問題に対して向き合ってきちんと解決して、それぞれが次に歩き出してた。登場人物みんなに成長があった。渡辺ペコは終わらせるの上手いなぁ!

主人公の旦那さんの影が薄いなぁと思ってたけど、妻への信頼ゆえだったね。恋のことはよく分からんけど、それこそが愛というのは納得だ。

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