忘れたくても忘れられない。
2巻までですがまだまだ序盤な感じ。 そして、大分重たくて後引いた話でした。 過去から解放されないってとてもしんどいだろうなと思う。 茜と紫、学生時代の旧友が再び出会って過去と向き合い現実を見つめた時、これから何が起こっていくのだろうか、物語がどう動いていくのだろうか。 今井先生の妻も、この後すごく絡んできそうな感じする。 正直これ書いてる時も、結構ずっしりした気持ちになったのだけど、、行く末気になってしまうのだよな。
もしかしたら1巻読んだだけではこの「恋じゃねえから」と言うタイトルがピンとこない人もいるかもしれませんが、これ以上内容を簡潔かつ的確にあらわすタイトルはないかも、と思います。
こういう、世間一般に根付いてる「○○ってそういうものだから」という思い込みやバイアスによって世の中から見えづらくなっているものを掘り起こして提示するって、もの凄く精神的なしんどさがあるけど、個人的にはこうして漫画として存在してることにとても意味を感じます。本作には、創作物でよくある「教師と生徒の恋愛」を、エンタメとして消費する前に知るべきことが描いてあるはずです。
主人公が40歳なのも、先に書いた“見えづらさ”を描くのに適していると思う。歳を取れば取るほど過去を振り返るのに体力がいるから。
読むのがしんどいという感想が多いかもしれないし自分も同様の思いはあるけど、主人公たちが立ち上がってどこまで行けるのか見届けたい気持ちがなによりも強い。
40歳の主婦・茜は、ある日、中学時代に通った学習塾の講師・今井が彫刻家になったことを知る。彼が発表した「少女像」は、かつての親友・紫の姿によく似ていた。蘇る26年前の記憶、封印していた1枚の写真。そして私の犯した罪と願い。過去をひもとく現在の3人の運命が動き出す――。紙+電子累計135万部を突破した『1122(いいふうふ)』の渡辺ペコが描く、創作と性加害をめぐる問題作!!
40歳の主婦・茜は、ある日、中学時代に通った学習塾の講師・今井が彫刻家になったことを知る。彼が発表した「少女像」は、かつての親友・紫の姿によく似ていた。蘇る26年前の記憶、封印していた1枚の写真。そして私の犯した罪と願い。過去をひもとく現在の3人の運命が動き出す――。紙+電子累計135万部を突破した『1122(いいふうふ)』の渡辺ペコが描く、創作と性加害をめぐる問題作!!