原点にして頂点の酒漫画
原点にして頂点という言葉をこの漫画に捧げたい!! 現代的なアイテムや背景が登場すればするほど、時代感のアップデートされなさが浮き彫りになっていく酒のほそ道。 楽しく美味しく呑めればいいじゃないかと言いながらもめんどくさい酒呑みばかりが登場し、でも結局みんな楽しければいいじゃないかというところに収束していく酒のほそ道。 アプデ前の人も後の人も、楽しくなるまで呑んで食べればそれでいいよね。自分がよければいいの極地がここにある。みんな自分勝手に楽しければいいんです! という空気感が絶妙に好きなんですよね。 めんどくさいこと言いながら、干渉し合っているよいでありながら自由に酒を楽しんでいる宗達がなんだかんだ好きなんだなあ。 自宅でつまみを作りながら酒を飲む回はレシピ漫画としても重宝するし、一人酒も飲み会もちょっといい店もいろんな酒の楽しみ方が学べる(?)のもいいところ。 時代に迎合することもなく、自分の信念を押し付けることもなく、適度にめんどくさいリアルなスタイルを貫いてくれる酒のほそ道が好きです。 誰よりもめんどくさいカスミちゃんがどんどん宗達に影響されてるのかわいい。めんどくさかわいい。
「各々のスタイルで」
若手社員同士が飲み会で愚痴を言い合っている。
近くの席で飲んでいて、会話が耳に入ってくる宗達君、
「ワカッタようなことを言ってるなあ」
と鬱憤が溜まっていき・・
「中身で勝負」
取引先の運動会で知り合った麗子ちゃんに
呼び出された宗達君。
お湯割りに何を入れるか、が話題になって・・
麗ちゃんの初登場は単行本では第3巻の17話。
単行本ではその後に普通に一緒に飲む仲に
なっているけれど、なんかその間の話みたい。
しかも「また呼び出された」とかになっているし、
始めて呼び出されたときの話とかも
単行本未収録で存在するのかな?