原点にして頂点の酒漫画
原点にして頂点という言葉をこの漫画に捧げたい!! 現代的なアイテムや背景が登場すればするほど、時代感のアップデートされなさが浮き彫りになっていく酒のほそ道。 楽しく美味しく呑めればいいじゃないかと言いながらもめんどくさい酒呑みばかりが登場し、でも結局みんな楽しければいいじゃないかというところに収束していく酒のほそ道。 アプデ前の人も後の人も、楽しくなるまで呑んで食べればそれでいいよね。自分がよければいいの極地がここにある。みんな自分勝手に楽しければいいんです! という空気感が絶妙に好きなんですよね。 めんどくさいこと言いながら、干渉し合っているよいでありながら自由に酒を楽しんでいる宗達がなんだかんだ好きなんだなあ。 自宅でつまみを作りながら酒を飲む回はレシピ漫画としても重宝するし、一人酒も飲み会もちょっといい店もいろんな酒の楽しみ方が学べる(?)のもいいところ。 時代に迎合することもなく、自分の信念を押し付けることもなく、適度にめんどくさいリアルなスタイルを貫いてくれる酒のほそ道が好きです。 誰よりもめんどくさいカスミちゃんがどんどん宗達に影響されてるのかわいい。めんどくさかわいい。
今週の「酒のほそ道」は時期的に
「恵方巻き」ネタかな、と予想。
過去にも何回かネタにしているし。
自分は恵方巻きには全く興味は沸かない。
大体、本来の流儀に乗っ取って
「家族全員で恵方の方角を向いて
黙って一本、巻き寿司を食べる」
とか、それで晩飯終わりじゃつまらないし。
そういう意味で
第34巻に出てきた宗達流・恵方巻きは良かった。
これなら食べたい。
数年前からコンビニとかでやたらと恵方巻きを
プッシュしているけれど、ただプッシュするだけじゃなくて
これくらいの芸を利かせて欲しいものだ。
本来の「恵方巻き」からは別物になってしまうけれど・・。