原点にして頂点の酒漫画
原点にして頂点という言葉をこの漫画に捧げたい!! 現代的なアイテムや背景が登場すればするほど、時代感のアップデートされなさが浮き彫りになっていく酒のほそ道。 楽しく美味しく呑めればいいじゃないかと言いながらもめんどくさい酒呑みばかりが登場し、でも結局みんな楽しければいいじゃないかというところに収束していく酒のほそ道。 アプデ前の人も後の人も、楽しくなるまで呑んで食べればそれでいいよね。自分がよければいいの極地がここにある。みんな自分勝手に楽しければいいんです! という空気感が絶妙に好きなんですよね。 めんどくさいこと言いながら、干渉し合っているよいでありながら自由に酒を楽しんでいる宗達がなんだかんだ好きなんだなあ。 自宅でつまみを作りながら酒を飲む回はレシピ漫画としても重宝するし、一人酒も飲み会もちょっといい店もいろんな酒の楽しみ方が学べる(?)のもいいところ。 時代に迎合することもなく、自分の信念を押し付けることもなく、適度にめんどくさいリアルなスタイルを貫いてくれる酒のほそ道が好きです。 誰よりもめんどくさいカスミちゃんがどんどん宗達に影響されてるのかわいい。めんどくさかわいい。
44巻の後書きが酒呑みユニット「酒の穴」の
スズキナオさん、パリッコさんの対談。
御両名ともラズウェル先生とは酒飲み仲間
なのだそうだが、対談に出てくる
ラズウェル先生の本気酒呑みエピソード各種が凄い(笑)。
ラズ先生との飲み会、酒ほそ本編よりも面白そう(笑)。
御両名の感想の
「酒ほそ」って「こうやって飲みなさい!」って
正解を押しつけるような作品ではなくて
「僕はこうやって飲むのがすきなんだけど、
君はどう?」って
あれこれ語り合いながら飲む楽しさを
教えてくれるんですよね。
ってのは、まさにその通り。
パリッコさんって多分、44巻の
「池袋ディープ呑み」とか
ゴラク先週号の「駅弁大会」
に登場された方のモデル?なんでしょうね。