原点にして頂点の酒漫画
原点にして頂点という言葉をこの漫画に捧げたい!! 現代的なアイテムや背景が登場すればするほど、時代感のアップデートされなさが浮き彫りになっていく酒のほそ道。 楽しく美味しく呑めればいいじゃないかと言いながらもめんどくさい酒呑みばかりが登場し、でも結局みんな楽しければいいじゃないかというところに収束していく酒のほそ道。 アプデ前の人も後の人も、楽しくなるまで呑んで食べればそれでいいよね。自分がよければいいの極地がここにある。みんな自分勝手に楽しければいいんです! という空気感が絶妙に好きなんですよね。 めんどくさいこと言いながら、干渉し合っているよいでありながら自由に酒を楽しんでいる宗達がなんだかんだ好きなんだなあ。 自宅でつまみを作りながら酒を飲む回はレシピ漫画としても重宝するし、一人酒も飲み会もちょっといい店もいろんな酒の楽しみ方が学べる(?)のもいいところ。 時代に迎合することもなく、自分の信念を押し付けることもなく、適度にめんどくさいリアルなスタイルを貫いてくれる酒のほそ道が好きです。 誰よりもめんどくさいカスミちゃんがどんどん宗達に影響されてるのかわいい。めんどくさかわいい。
適当に入った定食屋で注文待ちの間、
酒ほそのコンビニコミックが置いてあったので手に取った。
2018年刊行と書いてあったが、読み進めるも
かつて読んだ記憶がない話ばかり。
これはコミックス未収録作品の巻にあたったか?
めっちゃラッキーと思って読み進めた。
定食が出てきたあたりでいったん読むのを止め食事。
食べ終わって、もう一話だけ読もうとページを
めくったら、ビール券の話だったが、
それを見て思い出した。
あ、この話は読んだことがあったな、と。
そう思って見直すと、他の話も読んだ記憶が蘇ってきた。
なんかぬか喜びだったというか、自分の記憶力が
衰えているのを実感したというか、
それでも楽しめたから得したのでは、とか
最後にビール券の話さえ読まなければ、とか
複雑な思いになった(笑)。