運命の出会いに官能先生の妄想がほとばしる
官能先生 吉田基已
夏祭りの夜に占い師から言われた「この恋路はきっとうまくいく」という予言通りにふたりは出会います。うら若き美女の雪乃と、出版社に勤める傍ら執筆活動を続ける官能先生こと六朗。初めからお互いに好意を持っているのですが、雪乃はきっと自分は相手にされないだろうと自分の気持ちを認めようとしません(奥ゆかしいですね)。六朗は恥をかなぐり捨てて懸命にアピールするのですが、ふたりして頰を赤らめるばかりで関係は深まらないまま。ふと雨の中でキッスをしたかと思えば、小さな勘違いで余計に溝ができてしまったり。官能先生はそんな昂ぶる雪乃への恋情を(官能)小説にぶつけるのです。しとど溢れる妄想…たまりません。このふたりは一体これからどうなるのかしら?!大丈夫「この恋路はきっとうまくいく」。
オールラウンダー廻
普通の高校生、高柳廻。
自問自答しながら、でもなんとなくレベルで
格闘技(アマチュア・シュート)にのめりこんでいく。
高校では友達が少ないが明るくも暗くも無く、
必殺技があるわけでもないが、技術体力を地味にあげていくなど
およそ格闘技のヒーローっぽくないし、
本人もときどき「なんで格闘技をやっているのだろう」と
自問自答したりしている。
日常系格闘技漫画とでもいうのだろうか。
その分、妙なリアリティを感じる部分もある。