手塚治虫文化賞・マンガ大賞受賞!フィクションと史実を絡ませ、『西遊記』を大胆にアレンジ。おなじみ孫悟空や猪八戒も人間という設定。──唐の孤独な少年・孫悟空は、妖怪「無支奇」に見込まれ、虐げられた民の怒りに触れると、激烈な戦闘力が発動するようになる。血塗られた運命を変えるため、旅の僧・玄奘に従い、悟空ははるか天竺を目指す!第二部、第1巻は「流沙河の章」を完全収録。漫画史に輝く大伝奇冒険活劇!!
天衣無縫、奇想天外、闊達自在、天馬空を行く『西遊記』の世界を、俊英・藤原カムイが小野忍・中野美代子のリズミカルな名訳をベースに、コンピュータを駆使したデジタル・コミックで描き下ろしたオールカラーコミック。原典に忠実に、中国取材旅行と豊富な資料を駆使して、想像力の世界を展開します。「地の巻」は、岩から生まれた石猿が天宮に招待されるまでを収載。
隋末期の中国。花果山の麓に住む孫家の少年は、強大な妖怪・無支奇(むしき)に見込まれて、その称号「斉天大聖」を受け、額に金環を授かります。その時から、彼の運命は戦いと血のるつぼの中に投げ込まれました。少年の名は、悟空――――。2008年秋、モーニングにて漫画界待望の続篇「西域篇」がスタートした血湧き肉躍る諸星版西遊記、第一部であります!
時は7世紀、中央アジアの一隅で……。炎の名を持つ山の地下深く、縦横に広がる秘密の水路。さらわれた子供を救出すべく潜入した孫悟空の前に、誘拐犯たちが「あの人」と呼ぶ怪人の巨影が立ちふさがる。その頭部には…角! 果たして悟空の金箍棒(きんこぼう)は勝てるのか!? 天竺(てんじく)は未だはるか、シルクロードの彼方に。しゃく熱の山で待つのは大いなる謎と王宮の闇、そして…最・強・の・敵! 孫悟空を「呪われた宿命を変えようと戦う人間の少年」として描く西遊記漫画の異端にして金字塔、最激章の開幕。 『西遊妖猿伝』の孫悟空や猪八戒は動物の妖怪ではなく、唐の時代を生きた人間です。「西遊記」の物語をモチーフに、史実と空想を精妙に絡めて展開する大冒険旅行記なのです! ※本作は、1~6巻が発売中の『西遊妖猿伝 西域篇』の続きとなる新章です。
イケメン、マッチョ、天然! 三拍子そろった最強三蔵法師が天竺目指して仏克佑(ファックーユー)! 旅のお供は、変態おんな孫悟空を筆頭にかわいいけれど、有問題な弟子達! いま「西遊記」が笑撃的に生まれ変わる!
超絶冒険ギャグの第2章!! 伝説の冒険活劇復活!! 新旧キャラ入り乱れての新たな珍道中開幕! 見習仙女・娘々(にゃんにゃん)が妖怪退治に!…って、太郎は!?
※本作は、「孫悟空」(全9巻・双葉社刊)を底本とした合冊版になります。「わしゃのう、天竺というところへありがた~いお経をとりに行く三蔵法師玄奘という者じゃがの」。──玄奘、悟空、八戒、悟浄の一行は旅の途中、羅刹女という魔物とトラブルになる。この羅刹女の夫は牛魔大王といい、悟空とは盃を交わした間柄なのだが…。──「西遊記」の主要キャラクターが極道者、という設定から始まる、胸躍るアドベンチャー作品。
絵本作家志望の三蔵法子が引っ越したボロアパートには『西遊記』の例の豚・猪八戒と例の河童・沙悟浄が住んでいた!話を聞くと、どうやら三蔵法師の生まれ変わりっぽい法子は、次々と災難が襲いかかる運命にある模様。そんな厄災から守ってくれるという二人と同居することになったのだが……!?や…役に立たねぇ!災難まみれの法子とおっさん二人の、半径5メートルな非日常的日常コメディ!!
ありがたいお経をいただくために、お釈迦様の国・天竺へ…。ご存じ三蔵法師と弟子たちの一大スペクタクル伝奇を大胆アレンジ!金髪の三蔵に、ドSな悟空、豚の八戒、ドジっ娘の悟浄。ゆるゆるで、ぐだぐだな忍版「西遊記」ギャグここに登場!!
強大なカを振るって天界で大暴れした孫悟空は、釈迦如来によって五行山の下に封じ込められていた。それから五百年、大唐国の僧・三蔵によって解放された孫悟空は三蔵の弟子となり、猪八戒、沙悟浄を加え、はるか西天を目指し取経の旅に出る――。時代をこえ国をこえて親しまれ愛されてきた中国の痛快ファンタジー小説を漫画化。
小さい頃、色んな意味でトラウマを植え付けられた珍遊記。 当時、絵を見るのも怖くて、だけどドラゴンボールは読みたいから、珍遊記のページにはいかないよう恐る恐るめくっていたのも、今となっては良い思い出です。 本作というか、著者を語る上でもはや絵柄に触れないのは無理なのですが、とにかく子供がみたら泣き出すような絵の濃さ。 特に婆さんキャラのシワがえぐい。 下品な下ネタも満載で絵柄と相まって、初見の方は気分悪くなると思うんですが、、、 著者が、現在、子供向けの絵本作家としても活躍しているというから驚きしかない。 謎に時代を感じる。 さて、本作の内容だか、前作珍遊記の続編という立ち位置だが、前作をなぞりながら、その裏で起きていたことを描きながら始まる。 もう一つの怪作、漫遊記とも繋がっているので両方知っているとより面白いのだが、正直、何も知らなくても大丈夫だと思う。 著者の作品を知ってる人ならわかると思うが、ストーリーはあってないようなもので、とにかく勢いが魅力。 そこは本作も健在で十二分にある。 映画化もした作品だが、玄人受けとか言うつもりもないが、毒にも薬にもならない作品と異なり、モノづくりに携わる人間に、何らかのインパクトを残す作品なんだろうってことは理解できる一作です。