加勢はコンピュータ会社に勤める営業マン。口うるさいだけの上司やドジな部下に手を焼きつつも、仕事はそれなりにできる男。しかし、仕事の忙しさにかまけるうち、なんとなく家族との距離を感じてしまう今日この頃だった。ある日のこと、いつものように深夜に帰宅した加勢が疲れてベッドに横になっていると、突然見知らぬ美少女が現われる。彼女は自分のことを幽霊だと自己紹介するが……。
新卒でブラック企業に入社して3年、筋金入りの社畜OLかすみ(20)が、ウルトラホワイト企業に転生!? ブラック企業の常識に染まったかすみは、ホワイト企業の文化になじめるのか!?ニコニコ漫画「このマンガがヤバい!2018年」ノミネート作品!本当にヤバイのはかすみか、我々の常識か……!?
さえない中年男がある日突然スーパーマンに? 主演:堤真一、その妻:小泉今日子という豪華キャストによる、地上波TV連続ドラマ化を記念し、全作品全カット完全収録の新装版で蘇ります。出世とも浮いた話ともまるで無縁な、さえない中年サラリーマン左江内氏は、ある日先代スーパーマンに見込まれスーパースーツをしぶしぶ引き継ぎます。日常の裏に隠れた、さまざまな人間模様を垣間見ながら、ささやかな希望をみつけ、ときには「正義」に疑問を感じ、思い悩む。練り上げられた全14話は、どれも「SF・異色短編」に匹敵する深みを持った大人の珠玉のストーリーです。連載は1977年『週刊漫画アクション』。2017年は誕生40周年にもあたります。左江内氏は、当時46歳だった藤子・F・不二雄とほぼ同年齢の主人公で、〈娘を持つ父親〉という立場も共通しています。「エスパー魔美」、「ドラえもん」の連載も絶好調で、『コロコロコミック』も創刊されたばかりの時期に、読者層をさらにグンと広げた本作は、藤子・F・不二雄が漫画家としてノリにノっていた時期のまさに隠れた名作と言えるでしょう。
何の取り柄もない中間管理職(課長)の田中王児はロックギタリストとしての過去を持っていた。突如現れた宇宙人レイラは凶悪(?)なエイリアンと戦って欲しいと伝える。何と武器は彼のロックと熱いソウルだった!?
「休みをとれ、人間。我が許す。」魔王、姫、透明人間、猫…などが、パワハラ・セクハラ・サービス残業・ワンオペが蔓延するブラック企業の新社長になって、ホワイト企業に!? Twitterで15万リツイート、20万いいねを獲得して超話題の『魔王がブラック企業の社長になる漫画』含むオール描き下ろしの全9編! ベニガシラ原作の描き下ろし漫画も約40P収録! 漫画:草野ほうき/くろたま/小雨大豆/高瀬雛/田村ヒロ/ビタワン&湧井想太/ベニガシラ&蒼和伸/ベニガシラ&ゆずひ/ベニガシラ&ラクー
人間と共存するためには会社で頑張って働かなければ! モンスターなのに社畜となり、だれよりも真面目に、ひたむきに仕事に邁進するフランケンシュタインの日常。入社試験からSE課への配属。営業一課のエース・モテ作や、フランケンに惚れ込んでいる・ゾン子ちゃんらと繰り広げるフランケンの日常は現代日本のサラリーマンに働く意味を教えてくれる。命あるかぎり(もうないけど)社に忠誠を誓います!!
ブラック企業に勤め心身ともに疲弊した青山は、駅で線路に吸い込まれるように倒れかけたところを、「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。元・小学校の同級生という彼の人柄に次第に心を開く青山だが…!?
国民年金を払わない者には、容赦ない仕打ちが待ち受ける近未来のディストピア。金持ち老人たちは医療科学の力で若返り、「もう1回青春ランド」で失われた青春を謳歌する。一方、金もなく年金を払えない若者たちは、そんな老人たちを支えるための労働力としてブラック企業以上の重労働を課せられる。極限まで追い込まれた若者たちの怒りの導火線に火がついた瞬間、溜めこんだフラストレーションが爆発する! ヤング! パンクはないのか!? ガッツはどうした!?2007年~2008年に『コミックビーム』で連載していた幻の名作が電子書籍で初刊行!
メタボでハゲのしがない中年サラリーマンがバブル時代にタイムスリップして美女とヤリまくり! 体型も頭髪も若々しかった当時の自分に戻ったのをいいことに、過去を変えて人生をやり直そうとするが…そんなに都合よくコトが運ぶわけがない! 憧れの美女と結婚して人生をやり直せば、未来が変わり最愛の娘が生まれてこなくなってしまう…。何とか元の鞘に戻そうとしても、今度は自分の嫁になるはずの彼女が、他の男と!!
優秀な仕事ぶりで、食器メーカー「トーマ」の常務・当麻杏平の秘書になった花夜。しかし、杏平は仕事はできるが、わがままで横柄で女にだらしないとウワサの男。自分の実力を認めさせるためがんばる花夜だが、ある夜、偶然彼の秘密を目撃してしまい…!?ファンタジック・オフィス・ラブ!!
自殺したサラリーマン・天地留男(あまち・とめお)の肉体に乗り移った天使が、天地になりきって生きようと奮闘するサラリーマンコメディ。天国の過密化を抑制するための“天国の狭き門作戦”で地上に派遣された天使は、事故死した大金持ちの道楽息子・浩一(こういち)の肉体に乗り移ろうとした時、ビルの屋上から飛び降り自殺した会社員・天地留男とぶつかって……!?
初めての子供が生まれようとしているのに、実感が湧かないでいるサラリーマン・山内は、どこか懐かしさを感じさせる女性・佐々倉と出会う。子の誕生を前に、自分の子供時代だった70年代を懐かしむ山内は、佐々倉に感じた懐かしさの正体に気がつく……。表題作「ボクによろしく!」をはじめどこかに置いてきてしまった子供時代への憧憬が描かれる、短編集。
女にフラれ続けてきたごく普通のサラリーマン堤時男。そんな彼が会社のマドンナを射止め、結婚を控えた幸せ絶頂のある日「一度だけでいいから抱いて欲しい」と懇願してきた同僚OLと出来心で浮気をしてしまう。ところが、行為の最中に落雷を受け、目を覚ますと……。週刊ポスト人気連載、待望のコミックス化!
幸せか?と訊かれて、ためらいなく頷くことが出来る大人は、どれくらいいるのでしょう。少年の日に思い描いていた大人と今の自分との間に、どれくらいの距離があるのか。殆んどの人間はそんなことを忘れてしまうんでしょうけれど、この作品は、くたびれた大人になった主人公を「ハッピーにしてあげる」という謎の美少女が出会い、始まります。 ピュアであるということは、必ずしも良いことではないと分かるくらいには老成してしまった人間は、彼女の問いかけに対して恐らく言葉をなくしてしまうのではないかと思います。それでもこの物語を読んでしまうのは、恐らくある種の郷愁があるからではないかと思います。もう戻ることの出来ない時代があると理解して、ただ喪ってしまったことを嘆くのではなく、手にしたものをいとおしむことが出来る大人になったと自覚すること。星里もちる先生は、物語の中に数滴の「毒」を混ぜる人なんですが、この作品はそのバランスが絶妙だと思いますし、その毒を包む糖衣は比較的受け入れられやすいと思います。