砂漠の惑星・砂球では、“水玉”と呼ばれる宝石が人々の生きる糧であった。リー・ジンは、偽の“水玉”の売人を追う賞金稼ぎ。砂漠での乗り物兼相棒の竜のフィーフィーを連れて旅をするのだが……。過酷な環境で生きる人々の姿を描く、エコロジカル・ヒューマン・ドラマ。
世は群雄割拠の戦国時代! 銀河の風雲児、竜我雷(りゅうがらい)率いる五条主力軍と智王の姉、独眼竜正宗の智軍が激突。安康二年、智国の事実上の国主である独眼竜正宗が陣没。さらに七年後、竜我雷は宿敵・南天王羅侯も撃破し、全銀河を統一したのだった。銀河に百数十年ぶりの平穏が戻ってきた。だが……、帝国を脅かす海賊ジャムカが出現!その海賊の頭目が、旧智国の女武将・独眼竜正宗の子だと告げられたライは、激しく衝撃をうける。再び壮絶な戦いが始まる!
フツーの女の子の北川みかは、姉・羽月の珍発明でエッチな騒動に巻き込まれてタイヘンな目に…。「かすみ♂」と「魔法少女るかなー」を収録した伝説的漫画の電子版ついに発売!!
七つの角のある町…ナナカド町に引っ越してきたなのは。彼女は角の探検を始めるが!? ミステリアス・メルヘン。
再び集え! 女王の王国へ――。踊り狂え! 彼女とともに!!「ヴァンパイアバンド」Total Project 始動!血煙薫るネオ・ヴァンパイア・クロニクル、ここに再臨!!【あらすじ】全巻描き下ろしカバー! 連載時のカラー原稿を完全再現! さらに希少な同人誌原稿&大ボリューム描き下ろし連作短編も収録!!○愛蔵版第1巻収録内容・第1話~第12話・出会い(同人誌再録) 7P・Chronicle 1585 part1 16P
お江戸・両国で、人気のない見世物小屋『博覧亭』を舞台に、妖怪大好きな榊と忍者や絵師などの愉快な仲間たちが個性豊かな妖怪キャラを相手に繰り広げる、笑いあり涙ありの大人気!新感覚コメディをお楽しみに!
「お前は俺の弟だ」何時も守ってくれた兄のような軍人になる。真清は猫のような耳と尻尾を持つ追那人と呼ばれる少数民族で、そのことで幼い頃から辛い目にあわされてきた。そんな真清を何時も守ってくれた憧れの兄と同じ軍人になるために水軍士官寮に入学する。真清は新しい世界に踏み出し色々な人たちと出会い「本物の英雄」になることを決意する!
天使の心を持ち、悪と戦う正義のアンドロイド・キューティーハニーが、七変化はそのままに、お色気要素をパワーアップさせて21世紀に降臨!! 早見青児の娘・早見青子が社長を務める、早見探偵社に警視庁殺人課刑事・轟兵太が訪ねてきた。130kgのバーベルを投げつけられて人が死んだ事件を調査してほしい、というのだ。早見は、轟から拳銃許可証を受け取り、助手の羽生久士と共に捜査に乗り出す。「天女降臨し、“獣”討つ!」のほか2編を収録。
桜は音を奏で、夕維は花びらの香りの音に舞う。瑞月の姫よ、目覚めよ…。ヴァンパイアサーガ新章開幕!! 「香音―Kanon―」「胡蝶―乱―」「くちなし」の3編を収録。
天然突撃少年チキンと、ヘンテコリンな変型スライムM・Tは、願いがかなうという伝説の土地、ブレーメンを目指して大冒険中!だが、ブレーメンの宝を狙う謎の軍団、バンディッツがチキンたちの前に立ちはだかって……!?コミックボンボンで人気を博した王道冒険マンガが待望の電子書籍化!
本書は、1962年に貸本漫画出版社から刊行された長編少女漫画で、発表当時、著者2年ぶりの長編でした。これまで未復刻のためうかがうことができなかった著者の貸本時代後期の作風の一端を知ることが出来る貴重な復刻となります。物語の主人公・ほのおは、父親が焼死した火事のときに生まれた少女で炎(赤い蝶)を異常に怖がる癖が嵩じて、火事につながる火の元を瞬時に察知する能力を身につけてしまいます。そんな彼女と級友である女子生徒、彼女らの憧れの存在である男性教師とのいきいきとした交流が楽しく描かれる一方、主人公の火への恐れが常軌を逸した展開を呼ぶことになります。少女漫画の可憐な意匠を残しつつ、少女の繊細な感性に基づいた心理サスペンスが展開する、斬新な超能力SFの傑作です。解説小冊子付。
1967年に刊行された単行本の復刻です。女学生の憧れの美しい先生が、祈りの最中にそこに安置されていたミイラと入れ替わることから、学園中が恐怖にまきこまれてしまいます。この楳図ホラーの中編傑作を完全復刻いたします。
1966年に刊行された単行本の復刻です。雑誌「少女フレンド」に発表された中編を編んだ作品集で、どれも幻想・恐怖をテーマにした物語です。楳図恐怖作品の初期代表作とされているもので、後に描き直されて発表された作品もありますが、本書はオリジナルの原稿の採録で、価値のある復刻といえます。
1965年、『少女フレンド』に4回連載された作品の単行本を完全復刻したものです。加賀家の領主家にまつわる双子の忌まわしい伝説を基に、ねこの怨念が戦慄の現代ホラーに生まれ変わった、著者の代表作のひとつ。物語は、加賀家の領主に、美しい花姫と領主が忌み嫌うねこ目の雪姫の双子がいたのだが、父親に毒殺された雪姫が最期に彫った猫の置物が、現代の加賀家の末裔の庭から掘り起こされ、そこから美しい姉妹、ひとみと木の実に異変が起こりはじめる…。楳図少女ホラーの黄金期のスタートとなった記念碑的傑作の登場です。
貸本出版社から1963年にだされた単行本の完全復刻です。著者自身が「残酷表現を極めた」といういわく付きの作品で、凄まじい描写がこれでもかと展開されています。物語は、猫嫌いの城主の一子・秀信が猫そっくりに生まれたことから始まり、心が醜くゆがんで成長し、残虐な仕打ちを繰り返してゆきます。この作品で 著者は、人の心に潜む残酷さ、非情を描いたといわれています。
本書は、1966年に貸本漫画出版社・佐藤プロから刊行された単行本で、前編、後編の2冊に及ぶ長編作品です。雑誌『少女フレンド』に16回にも渡って連載された作品で、当時人気を博した作品です。クモの生命力で生き返ったとき白髪のおばあさんに変貌した少女は、継母から妹を助けるためお手伝いさんになりすまして家に住み込むが、継母の企みに気づかない妹は、お手伝いさんが姉だと分からず恐れて暮らします。執拗なクモによるいじめで妄想にとりつかれる妹、姉もまた紅グモに体を征服され新しい血を求めて荒れ狂い、少女たちを次々に襲っていきます。この姉妹を襲った戦慄の結末とは…!? 各巻に解説小冊子付き。
1964年に貸本短編誌に7回連載された長編少女スリラーで、のちに雑誌にリメークされ、大ヒットをよんだ著者の初期代表作をオリジナルバージョンで初めて復刻します。これまでのリメーク版にはなかった扉や4色カラーもふんだんに収録した完全版となります。「かんな」と「さつき」の姉妹コンビが奈良の山深い里山を舞台に繰り広げる民話調の恐怖譚で、「山びこ」シリーズの第2弾です。ある日、おかねが渕で巨大なうわばみの姿となった女性に姉妹が遭遇するが、その女性は友人の少女の家に新しく迎えられた継母だった…。週刊少女漫画誌デビュー直前の作者が放った、その後の少女ホラーブームを巻き起こす傑作をオリジナルで再現です。
お互いを慕いながら、ある過酷な宿命のために自己犠牲となる少女の悲劇を描いた「幻想ロマンシリーズ」第1作の完全復刻。著者が“大人の愛”に初めて挑戦した幻の実験作品で、ファン垂涎の秀作!
「タイムパラドックス」を時代に先駆けて少女漫画に取り入れた、1964年の野心作。怪談「雪女」のモチーフを借りながら、そこに時空をこえる不滅の愛を織り込んで描かれた、幻のSF少女漫画!
本書は、1964年に貸本出版社から刊行された長編単行本で、作者の貸本時代に発表された本格SFの集大成的な作品です。デビュー作「別世界」と後の名作「イアラ」などとをつなぐ楳図作品中で貴重な位置にある秀作といえます。物語は、古代アトランティス大陸の滅亡をモチーフに、大正時代と戦時中、そして現代の日本へと、舞台は時空を超えて広がります。主人公の少年は、関東大震災をきっかけに不思議な記憶を甦えらせます。少年が青年に成長した戦時中、ある博士の発明した記憶再生装置によりその記憶が再現されますが、少年の前世はアトランティス王国の王族だったことや、その滅亡の悲劇が次々に明かされるという、謎が謎を呼ぶ展開になっています。荒俣宏、竹熊健太郎両氏の解説を載せた小冊子付。
アニメや映画、ゲーム化された「ハーメルンのバイオリン弾き」の本編より十数年後を描いた続編!かつての勇者達による大魔王討伐から月日が流れ…人々は魔族によるわずかな襲撃を受けながらも平和に暮らしていた。魔族からの被害を最小限に防ぐため、魔法大国スフォルツェンドでは魔法兵団としての力を若者から募るべく、魔法学校を創設していた。その魔法学校で、二人の少年が入学試験を受けることになる。一人は大魔法使いとなるために小さな村からやってきた者。もう一人は、バイオリンを持つ魔曲使い───。
代々デザート王家に仕える一族プリン家の末裔カスタード・プリン。王女チョコ・パ姫の従者となるが、チョコ・パ姫は極悪王女。ものすごく運が悪く、主人公であるのに最も酷い待遇を受けている。姫からは剣を破壊された上に自爆装置付の短剣を渡されたり、父親の墓石を爆破されたり、クワガタ虫だらけの樽に入れられたり、ワニに食われそうになったりして手術を受ける羽目になる、などといったイビリを受けているにもかかわらず、その忠誠心は本物であり、戦い続ける。
ちょっとだけ色々壊しがちな癖のある主人公が七つの角がある地図を片手に 小さな世界を大きく探検する物語 『おさんぽ大王』『アクアリウム』『ゆず』等の作者須藤真澄先生の描く 丁寧な世界丁寧な線画がとにかく可愛くて綺麗 味のあるキャラクターに見た後なんだか癒される 新しい発見や不思議は遠くにばかりあるわけでは無いんだなと気づく コロナ禍の今も通ずるものがあるじんわりした一冊 個人的には須藤先生にしては珍しい失恋女子のお話が好きです