歴史マンガの感想・レビュー1547件<<12345>>心という器は…シグルイ 南條範夫 山口貴由starstarstarstarstar瀧超絶大傑作、涙が止まらない 傀儡にならざるを得なかった藤木とそれを理解した三重の絶望 いつ悪女になるのかレッドムーダン 園沙那絵alank(1巻読んだ感想) 後宮のことをよく知らなくったってここは大人しくしとくでしょっていう場面で正義感を貫いた武昭がどういう過程で悪女になっていくのか想像つかない。 古代中国の描かれ方がこれまで浅学ながら持っていたイメージと異なり面白い。 権力争いはいつの世にもあるのでしょう。職人が職人を描く。神田ごくら町職人ばなし 坂上暁仁干し芋職人たちが働いている空気感まで伝わってくる説得力ある画力。 背景も細部にまでこだわって描かれている。 着物のしわひとつとっても丁寧な仕事ぶりが分かる。 そして、陰影のつけ方。 大胆なコマ割り。 江戸時代に乗り込んで、のぞき見しているような感覚になる。 坂上暁仁自身がかなりの職人である。花の慶次―雲のかなたに―の感想 #推しを3行で推す花の慶次―雲のかなたに― 原哲夫 隆慶一郎 麻生未央starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに「エンチャント・ファイア」のコラを見たので読み返してたが俺はこの漫画の思想をそれなりに受けているなと思う。 ・特に好きなところは? 色々あるけど蛮頭大虎。キャラ込みでギャグと紙一重だ。コマだけ見たらギャグ。マンガとして読んだら感動するね。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 読んだ後に色々突っ込みたいところができると思うがそんなことは気にせず「だがそれがいい!!」の精神でいいのではないでしょうか 厳選!読んでほしいこのマンガアッコちゃんは世界一著者:鳥トマト1巻まで刊行作品情報はこちら好きしかない!江戸時代を生きる、職人たちの意地と腕の物語。神田ごくら町職人ばなし 坂上暁仁starstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 江戸時代を生きる、職人たちの意地と腕の物語。 <ここがオススメ!> 表紙からして好き! となって、1ページめくって大好き! となった漫画。 あらすじに書かれている通り「伝統の手仕事を圧倒的ディテールと珠玉のドラマとともに描く歴史的傑作」と言ってしまって過言ではないでしょう! 時代の息遣いすら聞こえてくるような圧倒的な絵は見ているだけでも胸が躍ります。物凄く細部まで丁寧に調べられているであろうことが隅々から伝わってくるんです。 もはや、漫画家・坂上暁仁先生も「職人」と言えるのではないかと…… 職人の格好良さと鋭さ、江戸の生き様がたまらなく燻し銀。 大好き! <この作品が好きなら……> ・ふしぎの国のバード https://manba.co.jp/boards/13613 ・河畔の街のセリーヌ https://manba.co.jp/boards/164344 ・Artiste https://manba.co.jp/boards/75789超絶半端ない個性の主人公が大好き! #完結応援片喰と黄金 北野詠一starstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> アイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かう主人公たちの冒険譚。 <ここがオススメ!> 1巻から最後までずっと最高に面白い超絶傑作! 特に、主人公の女の子アメリアのキャラが本当に最高!! とにかく意志と根性と度胸が物凄い! あるキャラ読勢としてこの上ない至高の漫画です。 是非ともアニメ化を希望していたのですが、敢えなく完結となってしまったことが寂しくもあります。 ただ、もっと多くの人に本当に心から読んでもらいたい、めちゃくちゃオススメ作品です! <この作品が好きなら……> ・ゴールデンカムイ https://manba.co.jp/boards/2 ・アイドリバティ https://manba.co.jp/boards/136386 ・涼宮ハルヒの憂鬱 https://manba.co.jp/boards/20085七夕の国の感想 #推しを3行で推す七夕の国 岩明均starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ディズニープラスで実写化ということなので久しぶりに読み返したがやはり面白い 昔は「窓の外を見る」と「手が届く」がよくわかっていなかったが今回読んで少しだけ理解できたな ・特に好きなところは? 東丸幸子と東丸高志。東丸幸子はなんか「風子のいる店」を思い出させるし東丸高志の面白い能力を持っているのに俗物感が溢れているところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 全4巻なのでサクッと読めそうだが岩明均なのでそんなことはないので気合を入れて読むのがいいと思います。 テルマエ・ロマエの感想 #推しを3行で推すテルマエ・ロマエ ヤマザキマリstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 続編が始まったので読み返したが相変わらず面白いな。ノリは初期の方が好きかな。今回もルシウス以外の名前をほとんど覚えない状態で読み切ってしまった。 ・特に好きなところは? 後半のローマの銭湯が日本の銭湯に近くなっていくあたり ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 続編がジャンププラスで始まったのでこれを機会に読み返したが面白いのでおすすめです 「あすなろ坂」読んでみたあすなろ坂 里中満智子starstarstarstarstar_borderかしこ幕末から終戦までを描いた作品です。初代主人公もお婆ちゃんになるまで激動の時代をかけ抜けますが、物語の主役は各時代ごとに子供から孫そしてひ孫へと受け継がれていきます。 幕末編。主人公は会津藩でも指折りの名家へ嫁ぎますが、その後に幼馴染への恋心を自覚して妊娠してしまいます。しかし旦那さんが自分の子供として育てると受け入れてくれます。なかなかセンセーショナルな始まりです。ここから更に紆余曲折ありますが、幕末編の主人公の相手を思いやるピュアな夫婦愛には胸を打たれます! 明治編。出生の秘密を息子と娘は知りません。娘とお嫁さんが看護師や小説家になって女性の自立が描かれるようになり主役も変わっていきます。ただ幕末編の主人公もまだまだ若くて元気なのでそちらの生き様も目が離せません。 大正編。明治編の息子の子供達が主役になります。女優の夢を叶えて仕事に邁進する姉、思想家の夫と満州へ渡った家庭的な妹。まるで対照的な生き方がどちらも過酷な人生でした。関東大震災が起きて人々が混乱していく様子も描かれていたのが印象に残りました。 昭和編。満州に渡った妹夫婦の娘が主役です。訳あって孤児として育てられ勘違いから養女として主人公一家に迎えられることになります。大人になった娘は軍人と結婚しますが初恋の相手であるロシア人と三角関係になったり、時代も恋も怒涛の展開です。幕末編の主人公が大往生して走馬灯が流れるシーンは4代続いた物語の大団円に相応しかったです。 後書きに「10代の頃から男性の周りにいた女性達は戦争を止められなかったのかと考えていた」とあり、それが全編を通して真のある女性が描かれた理由になったんだなと思いました。また同じ女性でも仕事に生きがいを見出したり、命がけで家庭を守ったり、それぞれ違って多様性があるのがいいですよね。少女漫画だからどの女性も恋に対して一生懸命になってるけど、大事なのは精神的な自立なんだと学びました。もっと早く中学生くらいの頃に読んでたら人生も変わってたかもしれません!八咫烏一族が織りなす異世界ファンタジー烏は主を選ばない 松崎夏未 阿部智里名無し※ネタバレを含むクチコミです。鬼火の感想 #推しを3行で推す鬼火 横山光輝starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 表題作の「鬼火」と名作「闇の土鬼」のプロトタイプと言われる「暗殺道場」が特に好きかな。「鬼火」のダークヒーローっぷりと中心となる仲間の優秀さ、領主、農民の思惑など含めて好きだね。 ・特に好きなところは? やはり「暗殺道場」。「闇の土鬼」に比べて人間味のある感じでどっちが好きかとなると時と場合によるな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 一通り横山光輝の長編を読んでから読むのがおすすめです。読んでから数年後たまたま本棚で見つけてまた読むと違う感想になったりするのでずっと持っているのがいいと思うね 魔界衆の感想 #推しを3行で推す魔界衆 横山光輝starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 昔に読んだが「時の行者」と混ざって覚えている気もするが今回読み返してなんで「闇の土鬼」に比べて読み返さないがしっかり思い出した。正直あらすじの時点でもう俺好みなのになぜかというととある登場人物の太一が好きではないからだな ・特に好きなところは? ジャンルを一概に言えないところだな。真田幸村が豊臣家再興を考えるあたりは時代劇要素がだが魔界衆(宇宙人の子孫)あたりはSFだが武器を御神器と呼んだり、天海僧正のあたりが伝奇ともいえそうだしなんとも言えないところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 好きな漫画であるのは間違いないのだが周りに迷惑をかけまくる太一がどうも好きになれない 闇の土鬼の感想 #推しを3行で推す闇の土鬼 横山光輝starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ いつ読んでも無茶苦茶面白いな。マジでこれしか言えないくらい全てがいい ・特に好きなところは? 全てが良いが戦いだけでいう特に好きなのは四天王編。四天王よりもただ強いのではなく状況をうまく使って勝ちやすい状況を作るところと最後。終わり方はあらゆる漫画の中で屈指の好きな終わり方だ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 以下の記事を読めば闇の土鬼の良さはわかりますが記事を読むだけではなく是非読んでほしい。そして輪の左兵衛のかっこよさを味わってほしい https://manba.co.jp/manba_magazines/14475 伊達政宗の感想 #推しを3行で推す伊達政宗 横山光輝 山岡荘八starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 山岡荘八と横山光輝のコンビだとこれが一番好きかもしれんな。文庫版だと4巻数でちょうどいい ・特に好きなところは? 関ヶ原前に伊達政宗と徳川家康を取り持つ今井宗薫。伊達政宗と徳川家康という傑物の合間に挟まれ取り持つが自分のやっていることがとんでもなく大きい話の大事な部分だと気づいた時だな。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 自分の年齢によって読んだ感想が変わりそうなマンガで今回は中期の関ヶ原の少し前から直後あたりの従うべきか戦うべきかを色々計算しつつ考えているあたりが良かった お姫様と騎士でなく、お姫様と侍女のお話蝋燭姫 鈴木健也starstarstarstarstar_borderゆゆゆ表紙が怖かったけど、レビューはそんな感じでもなさそうだったから読んでみた。 絵柄はすごく細々としたところまで描かれていて、お姫様の髪の毛はとてもキレイで、侍女のフルゥはあほ格好良く。 遺言の下、政争に負け、修道院に入れられたお姫様。 なにがどうなるのか、どう乗り切るのか。 手助けと思えたものは手助けでなく、周りは全て敵。 読んでいて、フルゥは修道女たちをバカにしたかんじがしたけど、実際そうだったのかもしれない。 フルゥにとっての世界はお姫様が王宮で暮らしていてそれにつくことだったから。お姫様が修道院で修道女をしている現実そのものが受け入れられない。 仮の場所と思っている。読者は良くも悪くも、フルゥの視点に引きずられる。 読み終わって、ハッピーエンドだけど、救われないなあと思ってしまった。徳川家康の感想 #推しを3行で推す徳川家康 横山光輝 山岡荘八starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに読んだけど相変わらず竹千代(徳川家康)が出てくるまで長いな。まさしく徳川家康の一生を描いている内容でまあ苦難の人生だな。「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。」というのを体現している。 ・特に好きなところは? 特に好きなところは2箇所あって本能寺の変で織田信長が亡くなった後の河尻秀隆と豊臣秀吉が亡くなった後の石田三成。 織田信長がいた頃に河尻秀隆は優秀で出世も順調だったと思うが織田信長が亡くなった後は織田信長のやり方をやろうとしているが表層的な真似に過ぎず結局をうまくいかずに終わった 石田三成も豊臣秀吉もいた時は良かったが豊臣秀吉が亡くなった後、豊臣家を守りたいゆえに独善的になりうまくいかずに終わった。特に同じ地位ぐらいのやつに文句言ったあとに前田利家に話を進めてもらうとしたが前田利家に断れてるあたりは今の仕事にも通じそうだ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 徳川家康が出てくるまでは長いが戦後に経営者虎の巻やビジネス書として言われるのもわかるのでおすすめです 巻いたが、よい結末片喰と黄金 北野詠一starstarstarstarstarhooper金 or 困窮、とか、視野狭窄した2択の外側に、アメリアちゃんが出られて良かったと思う。 他の登場人物たちも何かしらの、希望のある外側に出られたんじゃなかろうか。次作も期待。 【追記】 作者のブログ「北野詠一場」、10巻小ネタの記事でラルフさんの顛末が読めまーす!蝋燭姫蝋燭姫 鈴木健也starstarstarstarstar寸々「守る者と守られる者」「野蛮と高貴」の関係性からお互いの胸の思いを口にし、死の瀬戸際で王女と侍女の役割から解き放たれるラスト。この描き方がとても好きだった。 カメラの使い方というか、1コマ1コマがキャラにクローズアップした画面も印象的。やや読みにくくも感じるが、キャラクターの顔がコマ枠をはみ出すように描かれるからこそ、2巻でのスクワ姫の豊かな表情変化が効いてくる。ゾウVS人間ヴァラナシの牙 山松ゆうきち 沢本英二郎starstarstarstarstarかしこスキマでも無料公開されてるので気軽に読めます。ちなみに全5話です。 ゾウと人間の戦いの話。ゾウの圧倒的な巨体に対して人間は毒矢を用いるのですが、私も人間ですけどやり方が卑怯ですよね…。群れの中でも偉大なゾウとして讃えられていたヴァラナシが殺されて、敵討ちをしようとする息子が「知恵のないゾウを作った神を恨めッ!!」と泣き叫ぶシーンには胸が痛くなります。 自分達の私利私欲の為に自然や動物を犠牲にするなんて、人間はなんて愚かなんだろう…。ラストは「象が再び人間と争うことはなくなり平和になった」とさらりと描かれていましたが、もし原作者の山松ゆうきちが作画も担当していたらもっとストレートな表現になっていただろうなと思いました。それはそれで読みたかったな。武田信玄の感想 #推しを3行で推す武田信玄 横山光輝 新田次郎starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ もう何回も読んでるが毎回面白い。初期の父親との確執、上田原の戦い、砥石くずれ、川中島の戦い、信長包囲網、西上も含めていいね。 ・特に好きなところは? ギャグみたいな栃餅と山縣昌景の話。山縣昌景がこの栃餅はうまくて健康にもいいそうだからお館さま(武田信玄)に食べさせたらいいと医者に言ったら、「山縣さまのように何食べても美味しいという味覚の弱い人はいます」とのでという冷たい扱い受けたところ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 歴史の勉強とかいうよりも横山光輝の歴史マンガの読みやすさや面白さを楽しむのがいいと思います 種を絶滅させている理由のほとんどは人間絶滅動物物語 今泉忠明 うすくらふみstarstarstarstarstarさいろく人間が原因、というのを人類というか文明が自覚して保護に乗り出した時期も含めてかなりの種類の動物が絶滅してきた。 本作は改めてそれを教えてくれるのだが、どれもかなり面白い。 もちろんいずれも決して笑えるという面白いではなくて、興味深い方。 そんな理由で…と失望してしまいそうな話も少なくない。人類の業の深さよ・・・ 絵のタッチが『すこしだけ生き返る』でおなじみ(おなじみになってほしい。応援してます。)の、うすくらふみ先生の初期の感じ。いい味を出している。 ちなみにこちら、シリアスな話ばかりのようで意外とコミカルに描かれてるのもあり、気軽に楽しむ絵本のような感覚の単行本でもある。 図鑑好きだった大人たちにはオススメです。久しぶりに大興奮した新連載!清少納言と申します PEACH-PIT名無し物語の舞台は今は昔平安時代。 橘家のお姫様光子は、こよなく 愛する弟君の花嫁を屋敷にて待ちかねていた。 地味で漢文に秀でている、さして美しいとも聞かぬ義妹。しかし屋敷に現れた弟嫁は、ふわっふわのロングウェーブに鮮やかな唐衣を纏った、あからさまに女子力の高い美女だった。 しかもその美女にはとんでもない秘密があって? のちに一世を風靡する清少納言のお話ですが、 歴女としてあさきゆめみし、イシュタルの娘うた恋、風光るをはじめとする新選組ものなどを読破してきた自分が、久しぶりに続きはまだかー!と叫びたくなった作品。 本当にBeLOVEが月二回刊行されてよかったと心から思う。 作者Peachpitといえば、ローゼンメイデンでお馴染み魅力的な美女やある種退廃的なストーリーを描かれることで有名。 その作者が、容姿心映え、ともに歴代最高峰の美女である皇后定子様をどう描くのか見物である。 また、当時の朝廷は、身分容姿ともに完璧すぎるイケメン男子で溢れていた。 光源氏のモデルの一人とも言われる超絶美男子藤原実方、身分高く容姿も抜群、声までよいときて時々清少納言にはすねる(しかもこどもっぽく)藤原斉信。 そして能吏であり、人が土下座してまでその書を所望する真面目系無愛想イケメン藤原行成。 朝廷の女官たちの憧れであり垂涎の的であったイケメン男子たちと、清少納言の機知溢れる優雅こそはこれよ、なやり取り。 それを作者がどう描かれるのか。 ぜひ今後とも正座待機して続きを心待にしたいものである。 次の旅行は北海道にしようゴールデンカムイ 野田サトルstarstarstarstarstaralank映画化記念(?)にヤンジャンアプリで無料化されていたので一気読みしました。 北海道の自然、アイヌの文化、明治維新前後の時代背景。迫力満点です。鶴見中尉がトンボみたいになってたり、鯉登お父さんがフレディマーキュリーみたいになってたり、所々に散りばめられている作者の遊び心も最高。 でも一番残ったのは、信じる心のあり方について。鶴見中尉の部下から信頼の得方、杉元とアシリパの相棒としての信頼、カムイの存在を信じるアイヌ。信じる心は強さにつながるのだな、と。 暴力やエログロ描写はそれなりにありますが、面白いです。おすすめです。アシリパかわいい。武田勝頼の感想 #推しを3行で推す武田勝頼 横山光輝 新田次郎starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 初めて読んだのは多分小学生くらいの時だが読むたびに新しい発見がある。これある程度年取ってからの方が面白い。 ・特に好きなところは? 高坂昌信の改革案後の話。長篠の戦いで負けた武田を復活させるための案を高坂昌信から聞いた武田勝頼の心境だな。親類衆との付き合い、組織の若返りを図りたいが今までの組織の変化させることの難しさ。刻一刻と悪くなる状況で手を打ちたいがどうにもならない。配下の裏切りなど全てが悪い方向にいってしまってる ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 歴史の勉強よりも偉大なる先代を持った会社組織の末路という感じで読むのもおすすめです <<12345>>