異文化ご飯漫画いいですね! マルタさんが可愛くて作る料理も全然知らないものばかり。 でも日本にある安価な食材で作れるという! 癒され&料理の知識が増え、充足感得られる一冊!
バルセロナオリンピックというところに古さを感じるがその辺は違和感なく女子体操に全く詳しくなくても楽しめる内容だった。ライバルやコーチも良い感じなので最後まで一気に読めてラストもいいところで終わったので良かった
※ネタバレを含むクチコミです。
対外的には強い女として、孤独を抱えて生きているOLの伊勢見小春は、雨の夜に木陰で震える子猫を拾った……はずだったのに……。 人の姿と猫の姿を行き来する「化け猫(自称)」の幼女を、無碍にできないOLが庇護する……寂しい二人が寄り添う生活が、始まる。 ♡♡♡♡♡ 猫の人間変化といえば猫又が有名だが、あれは長寿の猫がなるもの。産まれたばかりのこの「化け猫」が、どういう存在なのかは1巻では明かされない。 そういうこと以前に、寂しそうな子猫を拾った小春は、そのヤンチャぶりや、考えの分からなさに振り回され、苛立ってしまう。 小春はそんな子猫を面倒臭いと思いながらも、つい孤独な子猫をかまってしまう。寂しさを抱える小春の相反する行動に、どうしても共感してしまう。 一方子猫の方は、常に何かに怯えている。少しずつ安心していく彼女……名前を付けられ、明るい笑顔を向ける瞬間の愛らしさが、心に染みる。 幾つかの出来事を経て、二人の間にはまだ、温かな信頼感が生まれたばかり。2巻に続く新たな展開が仄めかされるが、とりあえずはクルクル表情の変わる愛らしい猫耳幼女と不器用な保護者の、ぎこちなくも温かい交流に、優しい気持ちを貰いたい。
戦国武将マニアとか歴女とか御城マニアとか、 最近はかなりマニアックな趣味を堪能している方々が いらっしゃるようで。 自分はまったくそっちの知識も興味もありません。 東海地方在住でもあり、一般知識にプラスアルファで 郷土の武将達に少しだけ知識があるくらいで。 プロレスラーの藤波さんが御城マニアだそうで、 有名人が自分のマイホームについて語る 「俺の城」というTV番組から出演依頼が来たら 名古屋城とか松本城とか、御城について好きなだけ 語れる番組だと思って出演を快諾したとか。 そういう話を聞いても、あきれるというか なんでそこまで戦国時代に思いいれができる人がいるかな、と 疑問を感じるしかないのですが・・ 「姫路城リビングデッド」は、そんな私でも 冒頭の数ページを読んだだけで、 ああ御城って建造物としても凄いし、 大勢の人が色々な思いを込めて築城し、 何をどう考えて構築して、それを攻略するならどうしたらいいか、 そんな風に考え出したら止まらなくなる存在なんだな、 そう感じました。 確かに色々と浪漫を感じる存在だな、と。 そして最期まで読んで感じたのは 御城とは人民を守るためのもの、ということ。 けして城主の威光や権力の象徴ではない。 マニアが興味をもつにたる存在なのだな、ということ。 徳川が日本を平定し、太平の世が始まりかけたとき、 突然にゾンビが姫路城を襲ってくる。 しかも数十年前に死んだはずの信玄、謙信、信長などが 指揮をとり自らが先陣を切って攻め込んでくる。 迎え撃つのは伊賀忍者の末裔だったり宮本武蔵やその弟子。 そして城の守り神の依り代的な、城マニアの町民。 漆原先生が描く、その激闘シーンがこれまた凄くカッコイイ。 後に唐突に登場する本多忠勝なんて (イチ地元民としての偏見ですが) 料亭・柿安の前で銅像になって座っているだけの人 という印象しかなかったが、なんてカッコ良いんだ! 史実と浪漫がゴッタ煮になって沸騰しているような熱い漫画。 けれどストーリーはしっかりとしていて ただのトンデモ話ではない、よく出来た話が展開する。 戦国時代にリアルを求める人にも、浪漫を求める人にも、 SFチックなエンタメ的な面白さが好きな人にも、 是非とも読んでみていただきたい漫画。 きっと、それぞれ独特な感想を抱くと思います。
清野とおる先生凄いなあと思いました。あと100年くらいしたら理解できるかもしれないし、できないかもしれない。でも面白いか面白くないかで言ったら面白かったです。 ハトババアに絡んだせいでお腹に人面瘡ができてしまった少年・水樹シゲルが人面瘡をどうにかしようと奔走したり、同じく人面瘡ができた幼なじみ・面子と恋愛したりするお話です。 とにかく凄い勢いとハイテンションで話は進んでいきますが、何ひとつ解決しないしハトババアも後半全然でてこなくてとりあえず凄いです。ラストなんかもう投げっぱなしバッドエンドです。凄い。 この作品がヤンジャンで連載されていたというのも凄い。 人生に疲れたときに読むといいと思います。いい感じにどうでもよくなるし何故か体温が上がりました。 面白いか面白くないかで言ったら面白いし、好きか嫌いかで言ったら割と好きです。
命あるものを飼育することが、自分の人生に良い方にだけじゃなく良くない方にもめちゃくちゃ影響があることを、この漫画を通してもっと広まるといいなと思いました。 そして、良くない方の影響に対して「あたりまえの事」と思えない人は、やはり飼育すべきじゃないのかなと。 作者が作風を一新して、とあらすじにありますが、道端によくバフンが落ちてたり、「ネコと和解せよ」という文字がよく出てきたり、犬が「ワンワン」じゃなくて「クソクソ」と鳴いてたり、保護猫シェルターの名前が「怒りのデス 保護ネコロード ハウス」だったりと、いつもの感じもちゃんとあります。 私は読んで号泣とまではいきませんでしたが、今飼っている犬が、このまま健やかに安心して生きていけるようにこれからもしっかりしようと思いました。
母が好きだったみつはしちかこさんの漫画だったので読んだのがきっかけですが、内容が良い意味で素朴な感じで、クスッと笑えて、それでいて優しい気持ちになれる漫画です。純粋に人を好きになるっていう気持ちだったり、素直にこんな恋愛がしたいな、と思わせてくれます。残念ながら物語は途中で終わって続きが気になりますね…。
門限が夕方6時、趣味はおじいさまと共通の落語という、とことん古風な女子高生の有栖川さん。今や絶滅危惧種であるほどの箱入り娘だけど、周りの友達に愛されてて、意外と男子を前にしても物怖じせずしゃべれるのはいい感じ。外見も中身もイケメンな隣町の男子校生の野宮くんと知り合って、落語の話から仲良くなります。野宮くんが、有栖川さんの極端さを笑ったり馬鹿にしたりせず、純粋に興味を持っているのが好印象です。 純粋な主人公の恋を応援したい、何気ない日常を描いた作品が好きな方にお勧めします。
伝説の相撲漫画「バチバチ」の序章。主人公の「鮫島鯉太郎」は、力士にとっては不利とも言える「小柄な身体つき」であるにもかかわらず、生来の負けず嫌いな性格で一生懸命稽古を重ね力士としてまた人間として成長していく様は、読んでいて胸が熱くなります。鯉太郎は空流部屋という一風変わった部屋に入門することになるが、その部屋の親方、兄弟子たちは個性の強い連中ばかりで、そこで鯉太郎は相撲の何たるかを学びます。彼の父親も相撲取りで「横綱になる」と公言していたのですが、横綱になる前に鯉太郎が幼少の頃に亡くなり、その時の経験が物語全体を通して鯉太郎の行動原理になっているという点が物語に厚みを持たせています。これほどの熱量を持った作品はそうないと思います。
自分は、twitterやってないのですが、面白かったし、人間を鶏(ニワトリ)に変更している所が可愛かったし逆に物語に入り込めた。 本当に5億円欲しい!って気持ちがタイトルから伝わってきて5億円!?どんな生活何だろう。と興味が沸き購入しました。 読んで良かったと思ったのは、著者さんは仕事もしていて大変な生活だけど旦那さんや母親に対しての感謝の気持ちがこの物語の中で素直に綴られていたこと。 自分は子供居ませんが、感謝することの大切さや周りに助けられていることの有り難みなど。。 色々と学ぶことが多かったです。 男性が読んでも読みやすいのではと思いました。
学生の時にみかけて最初に「味ラクルボーイ(あじらくるぼーい)」って認識したせいか、最近になっても正式な「味ラクルボーイ(みらくるぼーい)」ではなくずっと「味ラクルボーイ(あじらくるぼーい)」と読んでしまう 内容は、一流の料理人を目指す少年・香月慎吾が本物の料理とは何かと追求する。最初は少年っぽさが出ていたが、料理学校編後半になるといつまにか青年っぽくなっていたりと色々気になるところはあるが、料理のテクニックだけでもなく人情だけでもなくいい感じの話が多く、対戦相手もわかりやすく強敵になっていくので良かった。 料理漫画だけに原作/作画ではなく、仕込:寺島優 調理:小島利明となっていたり、細かいこだわりを感じる漫画だった Kindle Unlimitedでも読めるのでおすすめ
まったくの赤の他人だった福永晴日と春原永人が、ノリと勢いで入籍して同居するという展開。晴日と永人は年齢も20歳離れており、仕事も完全に別業種です。最初のうちは噛み合わなかった2人が、同居生活の中でお互いを知っていきます。年上の永人が大ざっぱな晴日をさりげなく支える場面が素敵です。同居生活の細やかな描写もいい。凸凹カップルの背景が伝わってくる話も楽しくて読みごたえがありました。
少女・女性向けの漫画で三角関係といえば王道の題材ですが、その中でもちょっと風変わりな作品だと思います。主人公の亜月は同級生の小倉と氷取沢との間で三角関係になります。それぞれが微妙な片思いを抱えているところが見どころです。好きなのに気持ちが伝えられないもどかしさを存分に味わえます。登場人物の中で注目してほしいのは氷取沢です。なんでも完璧にこなす氷取沢が、恋になると思わぬ姿を見せてくれるところが面白いです。真っすぐで頑張り屋の亜月を応援しながら、せつない恋のゆくえを楽しめる作品です。
事実、将棋マンガに比べて囲碁マンガは本当に少ないんですよねえ。 このマンガは「ヒカルの碁」の様に棋士の戦いを描いたものではなく、 碁会所に集まる囲碁好きたちのハートウォーミングな話が中心です。 さくらのお祖父さん曰く、 囲碁とは「相手の言葉を聞き取とり自分の言葉を放つ 心が行き交うゲームじゃ」というセリフが印象的でした。
長年バーのマスターをやってきた主人公が、思い切って旅館業に飛び込んでいくというストーリーです。老舗旅館と一言で言ってもその業務内容は多岐にわたるわけで、主人公が思い描いていたものとは全く違っているという、とまどいをしっかり表現されていて興味深かったです。
どの話も切なく、懐かしいに気持ちにさせられるストーリーでした。読み終わった後には不思議な余韻があり、少し前向きになれた気がします。青春期の苦悩の中に、ドキッとさせられるフレーズがいくつも出てきます。
主人公の高梨小夜は、母親を騙した会社社長・霧生理人に出会ったことから運命が変わってしまいます。母親が大好きだった小夜が、復讐のため苦労しながら成長していく姿が見どころです。霧生はやり手の経営者で勘が鋭く、小夜はなかなか目的達成できません。夜の仕事に慣れるため努力したり、霧生に食い下がったりと、頑張る小夜を応援したくなります。小夜をふり回す霧生と、小夜を守ろうとする幼なじみの大地との三角関係にもはらはらさせられます。復讐のゆくえはもちろん、小夜がどちらの男性との未来を選ぶのかにも注目しています。
懐かしい〜!と思いつつ読んだことあったかな、と記憶が怪しいです。 昔も今も強い女子、強い主人公は読んでて気持ちがいいですね! あと表情がコロコロ変わって、次のコマでいきなりデフォルメになったりするのは昔の漫画は多かった気がします 今読むとここまで1ページに情報詰め込まれていたのかと驚きます。 今だと15冊も読めるそうなので是非!
女の子達が大人の男に脅かされるのを見聞きすると、大人として、男として申し訳ないと思う。辛い思いをした子達が大人の男に警戒心を抱いたとして、怖くないよ、安心だよとは、私には軽々しく言えない。 彼女達に救いをもたらすとしたら……大丈夫な大人もいるよ、と自ら体現して見せる事から?……いや、男である時点で、それも難しいのだろう。 ○○○○○ コンビニで男性客に脅されているバイトの女子高生を助けた、優しくて勇気のある女性。三十路で特にパッとしたところもない彼女だが、その女子高生に惚れられてしまう。そしてその子をきっかけに、更に二人の女子高生が女性のもとを訪れ、様々に関わっていく。 三人の女子高生に共通するのは、大人・男に寂しさや不信感を抱いている事。大人や男に屈折した気持ちを持つ彼女達は、大人として子供を守る包容力と優しさを体現する女性に安心していく。 芽生えた女性に対する感情に戸惑う者、突き進む者それぞれだが、どんな相手の感情にも誠実に向き合う大人の女性の在り方に、学ぶ所は多いと感じる。 この作品を安易に「百合に目覚める」物語とするよりは、子供を大切に受け止める大人と出会えた女子高生達の、幸せとそれまでの不幸に思いを馳せる物語として、真剣に受け止めたい。 この「百合」作品を十代の子達が読んだらどう思うのだろう……聞いてみたい。
子供ありのオメガでオメガバースってそんなのもう設定オンリーの雰囲気漫画かなと思って読みました。 すみません! 三人まとめて笑って仲良くしてると多幸感に溢れるというか、よかったね、と! まあ、萌えます。 いいですね、こんな漫画も!
『リトル巨人くん』はアラフィフ世代にはコロコロコミックの三大看板として記憶に残している方も多いでしょう。(ドラえもん、ウルトラマン、巨人くん) 但し前者2タイトルや小学館に連載されていたアニメやコミカライズ作品とともに多くのバリエーションが存在しています。 このため少年時代に読んだ物語とは微妙に違うストーリーになっているものもあり、注意が必要です。 第一期は長嶋監督のもとジャイアンツからは王、堀内、新浦、小林繁、阪神は田淵、掛布、ラインバック、ブリーデン、大洋のシピンなど各チーム当時の人気選手が登場、懐かしさだけで読んでしまう人も多いでしょう。 第2期は藤田監督・王助監督のもと基本的には話がスタートしますが、現実で1980年代巨人人気が下降したことでストーリーがテコ入れされており、複数の展開が見られるため注意が必要です。
叔母に恋する青年。叔母は青年の父親を思い続けているという複雑な関係。高級車に乗って彩子の前に現れるイケメン実業家の存在も気になります。それぞれの気持ちが交差していて、とことん交わらない矢印。なんだか切ないです。それにしても絵がとても綺麗。繊細な絵が切なさをよりいっそう際立たせている気がします。
誰もが「理不尽なしうち」は経験する。 仕事でも、私生活でも。 そして漫画やドラマの中では、それらの理不尽を スカッと解決してくれるヒーローが多数登場する。 頼れる家族や仲間、プロフェッショナルな弁護士や医者。 仕事人や魔法使いやドラえもんなど。 だがこの漫画「理不尽のみかた」の主人公・佐倉縁は、 凄腕だとか敏腕だとか豪腕だとかの解決人ではない。 検察審査会事務局員。 ザックリ言えば裁判所の事務員さん。 不起訴になった案件について、その判断が適当だったか 再検討をする場の運営に携わる公務員だ。 佐倉自身が理不尽に白黒をつけるわけではない。 はなからそんな裁量や決定権がない。 むしろ、徹底して第三者でいなければならず、 被疑者側・被害者側、どちらにも利益を提供しては いけない立場の人間だ。 あえて言うなら問題に対して無力だ。 その場の空気でいなければならない存在だ。 普通ならドライな感覚に徹して、 仕事を事務的にこなせばいい。 いっそ、他人の不幸は蜜の味、と楽しむことも可能。 だが佐倉は自身も過去に体験した理不尽を引きずっており、 毎日毎日、目の前で繰り広げられる理不尽群像劇を 見せつけられ、かなり疲れていた。 そんな佐倉のアパートの隣の部屋に、 イケメン外国人留学生が越してきて、 成り行きでボランティア的に観光案内をしたり、 天然ボケに振り回されることに。 より疲れてしまう佐倉だが、偶然の作用もありながら、 迷惑をかけたりかけられたりしたときの 心の持ち方など色々なことを考えるようになる。 そして「なにもしない」とか「できない」とか、 「仕方ない」ということにたいしての、 自分なりの答えを見出していく。 主人公は理不尽に対してオールマイティな解決策や 必殺技を持っているわけではない。 だからといって無気力無関心には逃げない。 空気の立場で出来ることを模索し、 カン違いや結果オーライなだけなこともあるが 理不尽なめにあって心臓がいたい人を 空気な立場で「味方」になって支える。 また、その空気感が適度に(自虐的だったりもするが) 明るくて前向きで良い。 理不尽話を少しだけれど笑い飛ばせる。 ちょっと独特な「理不尽の見方」をする個性的な漫画。
上海の蛇使いの女性ジゼルが、運命に翻弄されつつ生き抜くお話。祖母も母親も日本人に痛めつけられ、彼女は復讐のために来日します。 絵に迫力があって、有無を言わさぬ説得力があります。上海の闇深い裏社会の怖さ、男たちの嫌らしく残酷な感じがびしびし伝わってきます。蛇とジゼルが絡まりあうシーンは、怖いけれど美しく妖艶。
元ネタなんだったかな〜って感じですが、一巻出たので読みました。 ウワー!かなりクレイジーでサイコな漫画ですね 個人的にはたえ子にひどいことをする大人たちがしっかりとクズでどんだけチョンパされてても同情できないのでグロでもいいかなと思えます! このコロちゃんとのギャップがすごすぎる!!
作る、そして食べる。この当たり前が人間の生活においていかに大事か。ある日突然、奥さんに出ていかれたタベさんですが、さまざまな食を通して、奥さんが出て行った理由を模索する。なぜ奥さんが離婚届を置いて出ていったのか…最終的にその理由に辿り着くようだが…主婦の方は奥さんの気持ち、けっこう共感できるのでは。それにしても太陽くん、賢く優しい少年だな。タベさんが料理コンテストで優勝できなかったときの太陽くんのフォローは素敵すぎて泣ける。心が癒された。
コンビニに売ってる分厚い漫画大好き。飯漫画ならなおさら大好き。 コンビニ行くとついつい買っちゃってた時期がありました。これに限っては電子よりも紙派です。 ひとりで食事と向き合う漫画もいいけど、人との繋がりを感じたり地元に帰りたくなるような飯漫画もいいですよね。 思い出ごはん大賞はまさに地元に帰りたくなる作品集。家族や友達に会いたくなる漫画です。 初めて喫茶店で食べたスパゲティとか、お母さんが作るお弁当とか、実際の美味しさ以上に心に残っているご飯ってあるよね…と自分自身の思い出も蘇ります。 わたしの地元の料理みそ貝焼きのエピソードもあるのでよけいに帰省したくなる…。 まだまだ遠出はできない状況が続いていますが、この作品を読んで優しい気持ちになって、家族や友達に連絡してみようかな?と思いました。
白浜鴎と佐藤宏海の画力で殴ってくるようなタッグに心踊ります。 キーフリーの料理オシャレ〜! 食材は現実にないですがなんとなく雰囲気で同じような食材を使えば作れそうな気がしてくるやつ。 アニメ化してNHKで流して欲しい感じですね。 ダンジョン飯もファンタジーグルメ漫画ですがそれとはまた違っていい雰囲気の漫画。
とても悲壮感のある表紙で、実際に福満しげゆき先生のお子さんは生まれてから度々病院のお世話になってますが、読み心地としては「僕の小規模な生活」などの私漫画とそう変わらないので楽しく読めます。あとがきも相変わらずいい。 夫婦のバトルは少なめかもしれません。 福満先生の“妻”は読者にとって最初からずっと“妻”でしたが、そこに“母”という肩書が増えたことにより妙に寂しさというかなんというか、変わらないことなんてないんだな…みたいな、よくわからない感情になりました。
戦国屈指の人気武将である“武田信玄公”をタイトル通りに主役に置いての伝記、軍記ものです。 ストーリーは躑躅ヶ崎館、そして父親武田信虎との不和、追放劇からスタートしており、信玄ものとしてはデフォルトです。 信玄公の物語は実質三巻ほどで幕を閉じ、四巻は武田家凋落、他作品でいう“武田勝頼”の物語になっています。 このため巻のサブタイトル通りにほぼ史実の内容が描かれますが、やや駆け足気味な印象を受ける方も多いでしょう。 ハードボイルドな小池スタイルの信玄公は他作品と差別化しているゆえ、信玄公の生涯頁数にして1200頁ほどで描きあげたを作品です。
「紫電改のタカ」をはじめ少年誌の創世記には太平洋戦争のいわゆる“撃墜王”ものが人気であり、本作『0戦はやと』もそのブームを築いた作品です。 嫌味で無能な上官、ニヒルな同基地のライバル、死神的存在の米軍エースパイロット(事情あり)このあたりはテンプレ、終盤は特攻も考慮に入れなければならないなど現実の日本軍同様に追い込まれていきます。 ライバル“一色”、米軍エース“キングサタン”の退場と終盤の物語の結末はかなり駆け足でまとめられています。 これは他の空戦ものと同様で世論の反戦の波に飲み込まれた形と言っていいでしょう。 主人公の死をもって物語は結末を迎えないため、まだ救いのある作品に感じることができるはずです。
昔々あるところに、というナレーションが頭に流れてくるのはある年代以上のような気もしますが、近世の日本を舞台にしたお伽噺であり、また史料に基づいた良作でした。 作者の青木朋先生は、中国に材を取った歴史漫画を描いていたり、あるいは現代舞台のミステリを描いたり幅広く作品を描かれていますが、この漫画は大人から子供まで楽しめる良い漫画だと思っています。 現代の日本に生きている自分達は、水で苦労することなんて恐らくほぼない訳ですが、近代以前において水利というものがどれだけ大切だったのか教えてくれますし、お上と庶民という感覚は日本では変わらないのかなあと想像したりもします。柔らかく可愛らしい絵柄で読みやすく、良作として薦められる漫画です。
華族の幸乃助と、処刑人の洞門沙夜の恋を中心に、移り変わりゆく明治の世を描いている漫画です。 途中から、海外編になってしまって、一体このマンガはどこに向かっているのだろう・・・と思いましたが、舞台はまた日本に戻ってきました。 2人の恋は悲劇で終わってしまうのか、ラストの展開が気になります。
ケンシロウVSラオウ、トキVSラオウ、レイVSユダ…名勝負を挙げるとキリがありませんが、むしろ雑魚キャラ相手のケンシロウの決め台詞や爆散するキャラの断末魔の声の方が面白く、深く印象に残っています。ラオウの最後を見てスッキリしたので、個人的に修羅の国編以降は少々蛇足感が強い感じがしますが、バットとリンの成長した姿を見れたのは良かった。
おブスで暗い毎日を送っていたカンナさんという女性が外見も性格も良い男性に出会って一念発起して全身整形、美女として生まれ変わり美女として振る舞おうとするものの今までのトラウマなどでなかなか上手くいかない。。よくある女性向け転落もののストーリーではなく、テンポの良いギャグ漫画でめちゃくちゃ笑えます! 古い漫画ですので、ゴーマンな女性の恋愛観のようなものもあるので苦手な方もいるかも(苦笑) 一巻だけでも、試しに読んでみてください。
元名芸妓であり、現在は作家としてもご活躍されている岩崎峰子さんの実話。マンガは「はいからさんが通る」の大和和紀先生が描いてます。 3歳の時に始めて会った置屋の主人に見染められたという後の舞妓、咲也。見染められたご本人もすごいですが、そんな小さな子を見染めた置屋の主人がまた凄い審美眼の持ち主だった事に驚きました。 京都を舞台に繰り広げられる舞妓の世界で何年も売り上げナンバーワンとして活躍、100人に1人と言われた咲也の成長する過程や花街の様子が和紀先生の素晴らしい絵で蘇ります。 芸妓の世界というのは殆どの人には未知の世界ですが、とても興味深い日本文化の世界です。この作品ではマンガを楽しむだけではなく、日本の伝統文化について詳しく知る事が出来るという大きな付加価値が有ると思います。
自分が大好きなアイドルが親の再婚で弟になったら、自分ならどうやって一緒に暮らすか色々想像して楽しくなった。両親が再婚同志ならお互いに同じ年の子供が居ても不思議ではない、とは言えそれが異性だったら凄く問題ではないか、それも一人は大人気アイドルというのだからまた話しが複雑。とは言え、そんなイケメン弟が出来たら毎日ドキドキワクワクの毎日に違い無い。でもこのマンガ、読んでいると陽生にあまりにも振り回されている涼夏が可哀想で助けてあげたくなってしまう。アイドルは陽生だけど、マンガの中では涼夏がヒロイン。頑張れ、涼夏!きっと涼夏になった気分で読むと楽しい、そんなアイドル大好き少女におススメの作品。
主語デカの老害感満載で、かつ雑な括りで申し訳ないんだが、昭和の漫画の頭の悪さって最近の漫画とは比べ物にならないよな。 静かなるドンが無料で読めたから久しぶりに読んでる。そんで、母親のブラジャーで声出して笑ったわ。「これが男の仕事?」って。まさしくこれは男の仕事だよ。女には作れない。だけどさ、よくよく読めばこのときの穴あきブラジャーの情報量はすげーと思うんだ。ヤクザの息子が会社での評価がよくなさそうなのにブラジャーを自作するくらい頑張ってるんだなとか、ただ壊滅的にセンスねぇなとか、でも授乳のためで下心とかはないんだなすげぇなこいつとか。冷静に読めば色々考えるんだ。もしかしたらこのコマはすげー考えられた上での一コマだったのかもしれない。 でも、こういう後からよくよく読めば考えられることってのは、母ちゃんの圧倒的な初見殺しで全部吹き飛ばされてたんだよ。旦那の葬式に別室で息子と二人、組の今後について真剣な面持ちで話してると思ったらおもむろに脱ぎ出す。この流れは背中の紋々を見せて「如来像の前でも同じことが言えるのかい」とでも言うのかなと思うじゃん。でも、飛び出してきたのは穴あきブラジャーと穴から覗いた綺麗な乳首と「これが男の仕事?」だぞ。笑うだろこんなもん。だけど、一つだけ強烈に伝わってくんのが、こいつブラジャー作る男じゃねーわってこと。ゲラゲラ笑いながらでもそれだけはわかる。天才の仕事だよ、このコマは。 俺はこういう頭悪いんだけど説明抜きの説得力みたいなもんがあってかつ笑えるのが好きなんだ。最近の漫画は良くも悪くも綺麗で穴あきブラジャーみたいなのはお目にかかれない。まぁ需要がないのかもしれないな。だからこうして久しぶりに昔の漫画を読むのが楽しいわけで。まぁ言いたいこととしては、みんな読もうぜドン。そんでブラジャーを見てくれよ。んじゃ、続き読んでくるわ。
「ココログイン」という言葉がもう、ステキな発明だと思うわけです。 ゲーム世界を始め、何らかの特殊空間・時間軸に自己が接続する事を「ログイン」と言うなら、他人の精神、もしくは自分の内面の未知の領域に接続する瞬間を「心にログイン=ココログイン」と呼ぶのは、ちょっと冒険の匂いがしてワクワクする。 相手の心を探り、暗中模索しているうちにふと、隠れていた秘密に触れた瞬間を「あっ今、ココログインした」なんて言ってみるのは、なかなかしっくりくるなぁと、この連作集を読んで思ったりしました。 心の繋がらなさと、心が繋がる瞬間の諸相を描いた連作集『ココログイン』。優しく晴々とした気分をくれる。 ●Hocus Pocus 東北地方の高校に、方言を話さない転校生が転入。慣れない響きの言葉を使う者に対しての、微妙な距離感と憧れはいずれ……。 ●Träumerei(前後編) お昼休みの校内放送は誰が話している?秘密を巡る男子と女子とおじさん先生と。 ●Contact(前後編) ゲーム世界の友達とオフ会。リアルなコミュニケーションに自信の無い二人が、現実クエストに挑む! ●Grandma's Song(前後編) 好きだった祖母はボケたのかな……同じ魔法少女アニメを見続ける祖母は、私の彼氏に頬を赤らめ……どういう事!? ●My Place 滅多に家から出ない少女が気になる少年と、少女を守りたい隣人。 ●In Other Words 空を飛ぶ夢は不安の夢。そう告げる男子をじっと見る女子。思い当たる節はあるのだ。
仏教のブッダとキリスト教のイエスが東京は立川でバカンスを楽しむお話。 設定がまずパワーワード過ぎてびっくりして手に取ったのが始まりでした。読み進めていくとくすっと笑えるネタが盛りだくさん。笑いとシュールの絶妙なバランスが最高。 それでいてなんとなく勉強になってしまう恐ろしい本です。 仕事で疲れた人にお勧めです。
ソマリを両親の元に返すため、森の守り人であるゴーレムがソマリを連れて旅する物語。いろいろな種族との出会い、時に危険になりながらもゴーレムはソマリを守り、ソマリはゴーレムを慕い少しずつ絆を深めていきます。その中で感情を持っていないゴーレムがソマリを大事に思い、ソマリのことを考え行動したり、初めて抱く思いに困惑する様は親そのもの。ソマリの一途な思いとゴーレムの不器用な優しさは、ほっこりさせられます。大事なものは何なのか気づかせてくれる、そんな物語です。種族を越えて芽生える親子愛と絆は心を癒してくれます。
自分は現在必死にダイエットに取り組んでいるが、近くに好きな人やはっきりした目標が無いとどうしてもダレがちになってしまう。その点常にシスターアンジェラに温かく見守られつつ、彼女への愛(というほど大袈裟ではないか…)を目標に日々減量に取り組める耕作はつくづく幸せ者だと思う。ボクシングシーンやその技術に関する描写が深ければなお良かったが、あくまでこれはラブコメディなので…
織田信長の幼少期から、亡くなるまでの一代期を、生き生きと描いてあります。うつけとカモフラージュをして尾張を守りながら着実に力を蓄え、仲間に信頼されるまでにいったのは、信長の人に愛される度量の広さと、物事に囚われない自由な心にありました。毎回その次はどうつながるのかと、楽しみに読んでいます。
イケメン若手力士と相撲部屋の娘の爽やかな恋愛ものかぁと思って読んだらちょっと違くてびっくり。複雑な恋愛関係に途中、「うわ~っ」って衝撃が走る。読めば読むほどハマります。相撲と恋愛という不思議な組み合わせですが、けっこう面白いです。あと、相撲の世界、ちゃんこや髷、裏方さんとかいろいろ興味深くて、相撲に関心がない私でも楽しみながら読んでいます。
大好きな弁護士物に超イケメンの梅宮仁先生、その友達の千賀先生、そして可愛いミモリンこと三森こころ、と登場人物がとても魅力的。不倫疑惑で奥さんに訴えられたミモリンが純粋過ぎてとても面白くて可愛い。大人の魅力たっぷりの仁先生のカマかけに見事引っかかるミモリンの素直さに、こんな今時女子もきっと居るんだろうなと思うと読んでちょっと安心した。不倫問題は災難だったけど、それが無ければ仁先生と会う事もなかったし、素敵な転職もなかった、一見災難に見えても実はとても幸運な事って案外あると思う。仁先生には昔の恋の秘密が有りそうだけど、ミモリンとはなんだか良い感じ。二人の恋を見守りながら法律もちょっと勉強できる、とても素敵な作品だと思う。
異文化ご飯漫画いいですね! マルタさんが可愛くて作る料理も全然知らないものばかり。 でも日本にある安価な食材で作れるという! 癒され&料理の知識が増え、充足感得られる一冊!