どこを切り取ってもキラッキラしていて可愛くてお洒落で夢のような煌めきしか詰まっていないです。 お料理は苦手だけど食べることが大好き、まだ恋を知らないヒロイン・ユキオ。 そして目の前に現れるのは天使のオムレツをつくる謎の男の子・ハル。 ああもうここには幸せしかない、おさとうとスパイスとすてきななにもかもでできているんだ…と読者の心までふわっふわのオムレツのようになってしまうんですね。 はじめての恋にとまどいながらも、料理の腕も人間としても成長していくユキオが愛おしくて愛おしくて、気がつくとハルの方に感情移入してしまいました。こんな女の子絶対絶対好きになるでしょ…かわいい通り越して愛おしい。 ユキオとハルの両親もいいキャラクターで、物語の鍵となってきます。 ただの恋愛物語でとどまらず、愛するひとのために何かをすることを教えてくれる素敵な作品です。 愛すること愛されることって幸せだよね、なんて根本的なことを改めて噛みしめちゃいましたね。好き。
総勢23人もの漫画家先生たちが、 肉に関する思いや思い出や思い込みなどを かなり自由にエッセイ的に描いていらっしゃる。 さすがに肉を嫌いという人は少ないし、 肉と言えばエネルギーの塊だし、 マンガ連載という激務をこなしている先生方は それぞれに肉を味わうことで英気を養って 仕事を頑張っている方が多いみたい。 それでも各先生ごとに結構な個性の違いがあり、 谷口奈津子先生と宇野ユキアキ先生は それぞれに「生肉」の持つ魔性的な魅力について 描かれていますが話の内容はかなり違う。 大井昌和先生と横田卓馬先生はともに 「編集さんにご馳走してもらった初の高級しゃぶしゃぶ」 について描かれていますが、感想は正反対。 棚橋なもしろ先生は肉食女子会エピソードをもとにして いかに肉が下衆トークの醍醐味を増すかについて語り、 大島千春先生は肉を煮込むことで心がいかに安らぐか を描いています。 こうした各先生のエピソードを読むと、 普通の書評を読むよりも、もっとよりわかりやすく 「ああ、この先生は多分こういうマンガを描いているのだろうな」 と、わかったような気になります。 大島千春先生の「いぶり暮らし」は読んだことがあるので 「いぶり暮らしの作者の先生らしい肉マンガだなあ」 と思いましたし。 こういうエッセイ漫画集って、 今まで知らなかった漫画や先生を知るいい本かもしれませんね。 読んでみて、自分と肉の好き嫌いや拘りが似ている先生とか、 先生の名前や代表作の名前は知っているけれども 読んだことは無かった、という先生に興味を覚えて その先生の作品を読んでみる気になる人も 多いのではないでしょうか? 最初から、そういうPR的な効果を狙ったエッセイ集なのかな? 私も棚橋先生の回を読んで、 「この先生の漫画って思っていたより下衆くて面白いかもな」 と興味を持ちました。 色々と違っていたらスミマセン(笑)
雇ったメイドと雇い主の坊っちゃんとのやり取りを描いた作品。 基本 メイドが坊っちゃんをからかう ↓ 坊っちゃんがそれに素直に反応する ↓ メイドが照れる という流れ形式。 これが、見ていてニヤニヤする。 例えば、 「私のことが気になりますか?」とメイドが言えば 「なんでそれがわかった!」と坊っちゃん。 すかさず、 「こんな綺麗なメイド初めてみたから、お前のことが気になって気になって」 と畳み掛ける。 メイドもその無邪気な反応に思わず赤面する。 なんという、相思相愛。 思ったことを全て口にしてしまうのが、逆に恥ずかしいとか考えられない感じが、子供らしく可愛い。 意地悪したつもりでも、逆に素直に返されるとこっちが恥ずかしくなる感じがよくわかります。 いつまでも初々しい二人の関係に釘付けです。
現実主義者の家庭教師の男が、教え子の小学生男子にファンタジーな児童書の読み聞かせをするようにお願いされるようになってから、いつも見ていた景色がどんどん広くなっていく。 役に立たなくても、あったほうが良いものは沢山あるってことに気付けるようになります。 主人公の視野がどんどん広がる様子に読んでるこっちも嬉しくなりました。
おでこぱしー、いいですね……極度のコミュ障女子が初めて心を交わす相手は、記憶喪失の宇宙人女子。その方法は……おでこをくっつけて心を読む「おでこ〈でテレ〉パシー」。トキメクわぁ……。 人と交流できない主人公が、誰とでも打ち解ける明るい宇宙人と過ごすうちに、信頼と安心を得て、さらに交流の輪を広げていく物語。 とても優しい物語だが、主人公のコミュ障はかなり重症。なかなか他人への一歩が踏み出せない様子に、前半はかなりヤキモキさせられる。現実逃避で「宇宙人に逢いたい」なんて言うくらいなので……。 しかし後半、ある女子との困難な交流をきっかけに、主人公の「ロケットを飛ばす」夢への強い思いがはっきりすると、物語は急に輝きを増す。 ロケット造りの夢を共有する仲間たちの物語は、まだ始まったばかり。可愛くてキラキラした画面も、未来への期待感と百合っぽいトキメキを増す(そしてとても読みやすい!)。本格的な宇宙への夢と、おでこで繋がる二人の秘めたやり取りを楽しみに、続刊を待つ! ……主人公の精神的成長にも、少しだけ期待。
「そういえば東村アキコの短編集って読んだことないな」と思い手にとったのがこれ。ひまわりっ ~健一レジェンド~や、ママはテンパリストより前の2004年に連載されていた作品ということで、絵の感じやストーリーの作り方がやっぱり今と違うなぁと新鮮でした。 現在東村先生が描かれる漫画は、基本的には「全体的には明るい雰囲気のコメディで、その中で少しだけシリアスパートがあり、そこで主人公が気持ちを吐露するなどしてその作品のテーマを主張する」という作りになっていると思います。 が、この『ゑびす銀座天国』には特にテーマなどはなく、ドライアイス屋で働くコオロギ(28歳・男性)と、彼を取り巻く3人の女性たちの様子をただ描いている…という感じでした。 あえてドラマチックで面白いストーリーの起伏を避けて描いているような、淡々とした感じがすごく意外でした。 とは言え、ギャグパートのノリや畳み掛けるようなセリフ回しは今と同じ。これこそが東村先生作品に共通する一本通った筋なんだなと良い発見をすることができました。
昔一回読んでその時点でも充分面白かったのだが、より楽しむ為に「巻来功士」のジャンプ連載作品を大量に読み、ジャンプ三代目編集長の「西村繁男」の「さらば、わが青春の『少年ジャンプ』」を読み、これが原案になっている「少年リーダム 〜友情・努力・勝利の詩〜」などを読んだ状態でまた読み返したが最高だったとしか言えない。 作中の「機械戦士ギルファー」の成り立ちや「北斗の拳」の第二話描き直しは、「少年リーダム 〜友情・努力・勝利の詩〜」の編集側からみた話と、書いた本人の話や原哲夫のアシスタントとしての話の両方から知ることができてすごいよかった。
小学生のときに通っていたピアノの教室に、話したことのない女子高生のお姉さんがいつも少女コミックを置いてくれていて、それを読むのが楽しみでした(漫画がだめな家庭だったので)。 客観的にみて、ちゃお・りぼん・なかよしをすっ飛ばして少コミから読むとはなかなか歪なのですが、当時はそんなこと全く感じずただ楽しくで読んでいました。 天然はちみつ寮。、覇王・愛人、僕は妹に恋をする、ありす19th、蜜×蜜ドロップス、天は赤い河のほとり…いろいろ載っていましたが、中でもこの『ガ・マ・ンできない』はかなり印象に残っています。 主人公の名前が湊、彼氏の名前が千尋と、どちらも中性的な名前なのが好きでした。 恋愛もので男の子のほうが年下という設定のお話を初めて読んだのがこの作品で、年下彼氏というと千尋を真っ先に思い出します。 またアラサーになった今あらためて読んでみて一番衝撃だったのが、大人になった今読んでも充分刺激的に感じる内容だったことですね。 「キュートでちょっぴりHなラブコメディー」とあらすじにありますが、どう考えてもちょっぴりHどころじゃない!! PTAの「子どもに読ませたくない雑誌」第1位に選ばれたのも納得です。 雑誌で読んでいたため、そもそも単行本の表紙からしてこんなにエロかったのかと驚きました。これを当時本屋で買うのは相当勇気が要っただろうな…。
※ネタバレを含むクチコミです。
南国から褐色美少女スイが大人の女性を目指して日本にやってきた! スイに対して変態的なスキンシップを試みる姉トウマとしっかり者で常識人の妹ユキナと一緒に慣れない日本でのドタバタ生活がスタートします。マンガだ〜! トウマの少々行き過ぎた愛情表現にドン引きすることもありますが絵もキャラもかわいいから大体オッケーでしょう。背伸びをしてドジをやらかしがちなスイを中心とした3人の掛け合いは見ていて楽しいです。スイちゃんすぐ泣いちゃうんだよな…(※かわいい)。 読めばあなたもスイちゃんをかわいがりたくなること必至。ホント家に居てほしい。 モイ!(お別れの挨拶)
これだけ読むためにスピリッツ買ったけどやわスピで公開されてたー https://yawaspi.com/moshimotokyo/index.html 今の東京とこの東京、残念ながらこの東京より今の方が酷いようだけど、マンガとしての展開や読後感はやはり浅野いにおだった。よき。
時系列は壁が破られる1年前の844年。スラムで燻っていたリヴァイがエルヴィンと出会い、調査兵団に入るまでの出来事を描いたスピンオフです。 物語のテーマはタイトル通り「選択」です。数多くの選択を積み重ねてきたリヴァイの最初の「選択」が描かれていて、エルヴィンとの関係がどう始まったのかもわかるのも見所です。 巻末の諫山先生との駿河先生の対談も面白いです。リヴァイのイメージの源泉になった作品として『七人の侍』や『ハート・ロッカー』の名前が上がっているのですが、どれも「なるほど…」と頷けます。 2巻と短いながらもリヴァイの誕生の物語、オリジンとして説得力のあるスピンオフでした。
ユウコがめちゃめちゃ好きだあ 実はまだ実写版を見たことがないんだけど どうなんだろうか? https://doga.hikakujoho.com/library/00187703.html
同窓会の通知から再び出会った女5人それぞれの物語。 みんな色んな問題抱えてるんだけども、茜のお節介がすぎている。。 友達の人生に介入しすぎている。。 しかし、茜が世話を焼くにも理由があるのでそこは後半で判明。 とにかく茜以外の4人の友人が離れないのは彼女と一緒にいることによって真っ直ぐな茜に励まされたり勇気づけられたりするからなのかな。 何にせよ、大人になってあんなに本音で言い合える関係性を作れてるってことは素晴らしいなって思いました。
大きな感情の起伏はなく、過度に甘酸っぱすぎたりもせず、絶妙に距離を保たれた感じでどの作品も読めてすごいなぁと感心。 最後の旅行のは〆の部分で急に80`sっぽくなってハッとさせられたりして、たまらんなぁと思い候。 あとオマケがいい。書店限定のおまけが毎回こういう形だったら買う価値が更にあるなぁ。
タイトルに鬼哭と付いていたので、「銀牙 -流れ星 銀」のスピンオフである「銀牙伝説 赤目」のような鬼哭一族の祖先の話かなと思って読み始めたが関係はなかった。 時代背景的には、織田信長の天正伊賀の乱あたりから秀吉が生きているあたりなのかな。長期連載とか前提だったのか全2巻のうち1巻はタイトルである「鬼哭忍伝霊牙」の鬼哭霊牙は登場せず、両親の鬼哭霊馬と胡蝶がメインで話が進み鬼哭霊牙の活躍は2巻以降になる。鬼哭霊牙が両親の復讐のため戦い続けて復讐先である秀吉の前まで行って最後に敵に囲まれてどうなるかというところで終わった。
29歳の短期のバイトで生活する、名前の出てこない主人公が労働を通して「食」を考える作品 「食」と「職」がいい塩梅でブレンドされていて、一編一編味わって読むことが出来る、不思議な魅力があり、何度も読み返してしまった 絵的に華やかさはなく、どちらかと言うと湿っぽい弐瓶勉や野村亮馬のような黒を主体にしている作風なので、普段グルメマンガを読まない人にも読んでみてもらいたい 基本的に主人公の思考をマンガにしているため、人との対話はほとんどなく、食材に対するうんちくを垂れるわけでもなく、あくまで生きるために彼女が「食」とどう向き合っているか?の頭の中身を覗く感じを味わえる そして、想像以上に主人公が表情豊かで、魅力的 謎の思考ロジックもクスッとなる部分も多く応援したくなる 単行本には「描き下ろし」もついており、それが「バイト先の人との対話」になっており、本編とは違う彼女の一面を見ることが出来るので、WEB版を読んでいた人もぜひぜひ
自分はリアルタイムの世代ではないのですが、人から「恐ろしい漫画がある」と言われて読みました。何が恐ろしいかと言うと本作はコロコロコミックで連載されていたということ! 超能力者サイファーとして目覚めた少年イッキが立ち向かうのは人間の脅威であるモンスター、ガイ魔。 このガイ魔が毎回かなり怖い。身近な人物に擬態したり無関係の人間を操ったりと、メンタルをゴリゴリに削る戦法を取ってきます。イッキのガイ魔との初戦は壮絶以外の何物でもない…。 怖いだけでなくグロさもバッチリ兼ね備えています。人間が真っ二つになったり首が飛んだりドロっと溶けたり…残酷描写はかなり気合が入っていて、当時のコロコロこれがOKだったのかという驚きがありました。 ちょっとネタバレになってしまいますがクライマックスもガイ魔のボスを倒してめでたしめでたし…とはいかないのが恐ろしい。最終ページがこれほどビターなコロコロのマンガ、自分は他に知りません。 あらゆる面から幼少期に読んでいたら自分はトラウマ間違いなしでした。大人になった今読んでも怖い。 マンガ図書館Zなどで全話公開されていますので、未読の方はぜひ震えてほしいです。 https://www.mangaz.com/book/detail/44531
どれも心温まるいい話ばかりでした。大きなテーマは「縁」じゃないかと思います。家族の話が多いですが特に結婚に関わるものが多かったです。夫が定年退職を迎えた夫婦の話に一番グッときました。ウェディングプランナーをしている娘から「夫婦はどうして最後まで添い遂げるのか?」という質問を妻がされる。夫はプロポーズの言葉も地味だったし、定年後は毎日ジグソーパズルに勤しんでいるような寡黙な男だが、自分が退職した日には妻に花束をプレゼントするような優しさがある。夫婦の関係を言葉では言い尽くせないのは、2人にしか分からない思い出がたくさんあるからなんですね。読み終わって最近の自分は心が荒んでたなと反省しました…。
連載中から読んでいて、当時、私は子供心に大人社会、会社という場所に憧れたものです。 大きな会社には行ったことのないフロアや知らない場所がたくさんあって、そこには秘密が隠されていて、隠れキャラのオセロおじさんから主人公まりりんは隠しアイテム(いつでも真夜中でも空調が効いている、好きに使っていい一室)をもらったりします。対人関係のはったりや、夜のネオン街へのあこがれも、今思えばこのマンガで覚えたもののように思います。 ホワイトローズクラブの定例会、仲間たちと夏祭りの支度をすすめる様子にそれはそれはわくわくしました。 大人になって社会人になった私でしたが、あいにく運命的にT.Oさんと出会うことも、職場で峰岸さんや小野さん、山瀬さんと出会えることもなく、金曜の飲み屋で涼子さんと出会うことも出来ないままただひたすら年月を過ごしてきました。 さらに悪いことには、もしかしたら、私はたぶん、新入社員のまりりんを鬱陶しく思うタイプの大人になってしまった。つらいです。やるせないです。おかしいな? 果たしてT.Oさんに胸を張って好きですと伝えるのに恥ずかしくないような成長してこられたのか?できていないな… やるせない時、深呼吸をして、この37冊を読みなおしたりします。それを繰り返してきました。 昔ただよくわからない嫌な人でしかなかった上司、同僚、それぞれに暮らしがあって、考えがあって、だから働いていて、この漫画はそれを取り立てて肯定することもしないし否定もしていない。一時一瞬一緒に仕事をしただけの人、時を経て違う場所で再会した人、なんだかんだで関係が続いている人、いろいろ出てくる。まりりんは会社で人生を冒険していて、絶対の正義なんかじゃないけど、ひたすらまっすぐだ。ずいぶん遠くまで来てしまったな、そう思います。 さらに年を取って、そんなまりりんのまっすぐさに泣きそうになったり、実際泣き、何度も読み返したから隅々まで知っている話なのに、いつも節々で感動するのです。 大好きな社会人RPGコミックです。 なんせ冊数が多いので勢いで読むには大変だと思いますが、子供に、大人になっていく若者に、社会人になった人に、中年になった私などに、おすすめしたい漫画です。が、自分が抱くくらいに熱い感想を余所で見かけたことがないのが少し気になります。なんでみんな泣かないのん…? 好きなキャラクターは木村さんです。あと高田さんと小野さん。
「お客様に勝ったら負け、負けても負け」なクレーム対応。最後に「またのご来店をお待ちしております」と言えるようになったら解決だそうです。お客様の言い分を鵜呑みにする訳にもいかないし、落としどころが本当に難しい…!しかも店側に非がないことでも怒られるのでしんどいですよね。 例えばこんな事例がありました。百貨店で贈答用にお菓子を購入したが相手方に届けるまでに日にちが経ってしまい、もらった人が食べようとした時には賞味期限が切れてしまっていた。これによりお菓子をもらった側から外箱に賞味期限のシールが貼ってなかったとのクレームが。まさかのそっちから?!と驚きがありますが、ものすごく正義感の強い人だったんです…。結構な騒動に発展しますが最終的には全員が笑顔で解決していて、読んでいて勉強になる部分があると思いました。クレーム対応するお客様相談室のメンバーも個性派揃いで面白かったです。
人間ドラマがちゃんとあって漫画としてよく出来てるなぁと思った。ちゃんと熱さが伝わってきた。 英理の「ソニックカリキュレーション」とかいう脳で高速演算して先を読むという設定だけ妙に厨二で読んでて恥ずかしかった。 それさえなければ真面目な熱いeスポーツ物語になって良いのに…と思ったけど、多分こういう強い癖がないと何のインパクトもない平凡な話になってしまうんだろうな。 他の話も読んでみたい。 【あらすじ】 勉強でいい点をとり勝つことだけが目的で、勝負の面白さを知らない姪の英理に、格闘ゲームの面白さを教えた叔父のササキ。腕に限界がきていたササキは、中学生の英理と決勝で争い敗北したことを機に引退する。 5年後、世界大会5連覇を成し遂げた英理は、ササキの言う「良い勝負」を求めて待ち続けることに飽き引退を決意する。ササキは英理のような天才を辞めさせるわけにはいかないと、再びコントローラーを握る。
同じ団地の隣の部屋で育った仲のいい幼馴染の正也と桃子が思春期のこじらせが原因ですれ違ってしまい他人を巻き込んで葛藤する話。ぽっちゃりしてて妹みたいな魅力のある桃子が自分より先に大人になっていくことが正也にとって恐怖だったのはちょっと分かる。とはいえ自分のトラウマ解消の為に他人をないがしろにしすぎ。そりゃ刺されますよ…。ラスト間際で「やだやだ!あの頃の桃子のままでいてよ!」と正也が情けなく取り乱したのを見て、桃子の復讐劇はこれでやり遂げたなと思いました。二人の心の距離があの頃のように戻るようなチープな終わり方じゃなくて良かったです。
終始、主人公であるとにかくモテない男のモノローグだけで話が進むので「なんだこれは?」という気持ちが増してきます。 しかし、いつかは非モテを脱したすごい秘密が判明するに違いない…!と信じて読み進めると結局「出会い系」でしたというオチ。ただそこで諦めずに最後まで読むと、まさかの結末が待っています!
これから中高一貫校受験しようと考えている親子向けの受験案内&学校紹介情報を扱った書籍です。 学校案内の文章と、今日マチ子先生の体験を描いた漫画を中心とした構成になります。作者も中高一貫校出身であるため、非常に説得力かつユーモアに溢れた自伝的漫画の側面を持っています。 小学生時代の勉強の仕方から、受験に合格して中高一貫校での学校生活、そして大学受験までの体験をサラッと描かれているのですが、これが実に面白い漫画になってます。 変わり者といったらアレですが、一つ一つのエピソードが普通の人と違うので、受験テクニックの参考にはならないかもしれません。しかし、子供の目線で感じていたことが素直に描かれていて、日々の過ごし方や、入学してからの楽しい学生生活の雰囲気を伝えることに力を入れてあり、受験合格後の生活をイメージするには良いと思います。 自分も中高一貫校出身なので分かるのですが、学校によって教育方針や環境が千差万別で、入学してみないとその学校の本当の所は分からないのが、中高一貫校の特徴です。なんと言っても卒業までの期間が長いです。中高6年間の過ごし方を、事前にイメージできている事は特に大事だと思います。高校受験のない一貫校の宿命ともいえる「中だるみ地獄」がどういうものなのか、この漫画を読めば参考になるはずです。 さて、漫画後半で高校生になった今日マチ子先生は、美大への受験を決意します。予備校に通い、努力の末にめでたく合格。短いページ数でサラッと合格したように見えますが、その大学とは「東京藝術大学」です。いや、すごすぎて参考にできない…。いま流行りの美大受験漫画「ブルーピリオド」のようなドラマがあったかもしれないと思うと、それはそれで別の漫画として読みたくなってきます。予備校時代の同級生であり、漫画家の近藤聡乃先生も登場しますし。 あくまでもこの本は受験生とその親に向けられた本になりますが、同時に漫画ファンも楽しめる作品だと思います。エッセイ漫画が好きな人、美大受験漫画が好きな人、自伝漫画が好きな人など。漫画を読むためだけに買っても損はないです。
中世オランダへ渡った月見信継がオランダ人女性と結婚し娘ができたが、魔女狩りにより妻と娘を失う。月見信継も重傷になるがその際に悪魔と契約して吸血鬼になりサーカスのような感じで拷問ショーを行う魔術団で各地にいき悪人を殺しながら魔女狩りの実行者であるロメ・バリアーニを追い詰めていく。一話完結で男女の愛が絡んで強引とも言えるハッピーエンドになるがこれに慣れてくると最高に面白い。 色々あったけど最終回もハッピーエンドでよかったよ。あと娘のミーナの目がちょっと怖い
優しくてあたたかくて美味しそうで真っ直ぐな、心洗われる飯漫画でした! 携帯を持たずアナログカメラを持ち歩く女子高生・もねがタイトル通り「やまだ」という名のお店を食べ歩く物語。 「やまだ」のお店で飯を食べるたびに、もねが思い浮かべる景色から彼女が何を追い求めているのかが見えてきます。 読み進めていくごとに謎が解けていく感覚はあるものの、基本的に想像通りのお話だと思います。でも、それが心地よいのが山田飯のいいところです。 出てくるお店はみんな美味しそうだし、出てくる人たちもみんな優しいです。やるせなくなる瞬間、切なくなる瞬間はあるけれど、優しさに溢れた作品です。 最初は空回りつつも、もねのことを想い優しく見守る宮本がめちゃくちゃ好き!!一緒にご飯食べるシーンはちょっとときめきますね…
昔から名作とか面白いとか言われていたから気になってたけど「Kindle Unlimited」で読めたので全部読んだ。 基本は心療科の女医である氷室レイカが心の病を持った患者を治療していく。昔の心療科関連の漫画は今と違い、サスペンス色が強く出ている。インターネットの描写などに時代を感じた 城南大学附属病院編 病院の心療科にくる心の病を持った患者に対して氷室レイカがどのように判断して、どういう風に回復させていくのがいいかという患者との関係性を重視した内容でした。 開業医編 マンションの一室に開設した「氷室メンタルクリニック」で仕事を始める。この頃になるとなかなか急展開で話が終わったり、サスペンス色が特に強くなっている。 放浪編 18巻で運営していたクリニックを後輩に渡して、インターネットを利用しつつカウンセリングをやるのだが、以前の城南大学附属病院編、開業医編に比べて短くあっという間に終わってしまうがずっと謎だったレイカの過去が明らかになった 各巻の最後にある心理テストは面白い。あんまり心理テストは好きではないがちょっとやってしまった...
2、3年前にWEBアクションで連載していて楽しみにしていた壮大なスケールの作品。イギリスの労働者階級や、中国の官吏。当時の人々の暮らしや政治情勢が丁寧に描かれていて読み応えがある。 特に、中国の奥地に茶樹を探しに行く中で、もっと掘り下げて読ませてほしいと感じさせる魅力的な部分がたくさんあって、本当に2巻で終わりなのが惜しい。 いつか海外ドラマの原案とかになってほしいな…。 http://webaction.jp/webcomic/tsmF/
四辻中学校の1年C組には「しにもの係」という係が存在する。活動時間は放課後の4時44分から7時まで、"危険だから"2人1組の行動が原則、そしてよほどのことがない限り「しにもの」の数を"減らしてはいけない"。これは入学早々に「しにもの係」に任命された柴生賢征と同じ係の不二見空子、そして四辻中学校に巣食う数多の「しにもの」たちの物語。 タイトルやあらすじからも察せる通りホラー要素満載の作品。昔あったアニメ『学校の怪談』にも近いような雰囲気なんだけど、この作品は「しにもの」に生徒が襲われて終わるような物語でもなければ、逆に「しにもの」を退治していく物語でもない。あくまで柴生たちは「しにもの係」で、学校にいる「しにもの」たちを世話したり管理したりする役割。テーマとしてはオカルト寄りだけど、いろんな切り口の解釈を盛り込むことにより単純な怖さだけじゃない、様々な角度の面白さがある作品。 …ただし、「しにもの」を世話する係があるということは、世話をしなければ問題のある「しにもの」もいるということ。それが何を意味するのかは、読んでみてのお楽しみ…。 1巻まで読了。
この間たまたま新刊ページをを見てて、「おっ、知らないバスケ漫画があるな」と思ったらまさかの本格女子バスケ漫画で、軽くググったらnote記事が出てきてイラストの魅力にガツンとやられソッコー買ったのがこれです。こんなん元女バスとしては買うしかないじゃん…! https://note.com/imazine_world/n/n4ad8f0d9a6cc https://youtu.be/SuM7UaMNHpo はあ〜〜! 格好良すぎる!! 思い起こせば私は女子バスケ漫画を読んだことがありません。 そもそも“ちゃんとした”女子バスケ漫画(=リアルな等身の女子がガチでアスリートしてるシリアスなバスケ漫画)って他に存在しているのかさえ知らないです…。 そしてまさに、私の抱いているこの疑問が作者の歩先生がこの『BREAK THE BORDER』を描こうと思ったきっかけなんだそう。 >自分が読みたい路線の女子バスケの漫画が今までなかった。キャラクターは偶像的な女の子でなく、ちゃんとひとりの人間として描かれていて、それでいて絵がかっこよくて、ガチで…そういう女子バスケ漫画が読みたかった。 実際読んでみて、いやもう、ほんとおっしゃるとおりで「絵がかっこよくて、ガチ」で最高すぎる。 試合内容もガチならば、全員バスケに対してガチでふわふわ浮ついたとこがない。 はいこれ!!!!!好き!! また、女の子たちは平均身長の可愛い子から超高身長で筋肉質なイケメンまで多種多様はい好き!! https://d2l930y2yx77uc.cloudfront.net/production/uploads/images/12438693/picture_pc_c06a5ff33d173acda5a2166f8c8db1a4.jpg (上記画像は「🔰はじめての人のためのBREAK THE BORDERガイド」より) も〜〜、超リアル。 「そうそう! バスケ部ってこうだよね…!」と、すんごいしっくりくる。 スポーツ漫画は、スポーツというテーマが平凡すぎるために、主人公や周囲のキャラに癖の強い個性・見た目・名前を付けて差別化しようとする傾向があるような気がします。 が、この作品は真逆。 出てくる誰もが「あ〜、こういう子居るよね」と感じるくらい超自然で没個性的。普通だったら、キャラの弱さは漫画においてウィークポイントになってしまうだろうけどこの作品は違う。 キャラが平凡なのではなく、「どっかの練習試合で会ったことあるよね」ってレベルでリアルだからこそ、それが魅力になっているんです。 5番のPG・樹里先輩とか日本に1万人くらいいるでしょ…眼鏡の雨宮先輩も絶対1校に1人はいる。 https://i.imgur.com/KhOOXuc.png (△『BREAK THE BORDER』歩 4話より) キャラの造形だけでなく、試合ももちろん迫力満点。1つ1つの動作や姿勢が「本物」で説得力がすごい。ディフェンスするたびに、ボンボン背中から吹っ飛んでくとこ狂おしいほど好き。 そして動作の軌跡が水彩ブラシで描かれてるのが超〜〜格好いい…!! さらに足さばきやボールの鋭い動きには、ほっそい引っ掻いたような白い線がかかれていてたまらない。 なんかもう…めっちゃ良いもの見たなと、幸せな気持ちでいっぱいです…ありがとうございます。 Netflixでアニメ化するまで応援し続けたいです。 https://note.com/imazine_world/n/neea54d52d097
マコちゃん、21歳だそうです。 13歳の時にサイボーグ化されたため、体の成長が止まっているということでしょうか。ギャングを辞めてサイボーグ派遣会社に登録したマコちゃんですが、なんやかんやあってなぜかロウという青年を巻き添えにして二人して無職になるところから始まります。 ジャンルとしてはバトルアクションなのですが、マコちゃんのボケとロウの鋭いツッコミによりいい感じに緊張感が続きません。たまに居ますよねこういうツッコミの申し子みたいなキャラクターが…ロウもそのひとりです。 まさに我が道を行く!といった心意気を感じる素晴らしい漫画です。売れて欲しい。 連載も追っていますが、まとめて読むと1巻の時点はほとんど物語の序章とういう感じ。まだまだこれから面白くなってくるぞー!という気配をビシビシ感じます。 また著者であるタカミ先生のプロフィールがほぼ公開されていないのもポイント。もし過去作とか知ってる人がいれば情報ください。
不思議なことに読み始めたら殺人犯として囚獄中のヒロイン「品川真珠」が超頭に残るんですよね… 歯並びも悪く口も悪くどこを見ても気味が悪いオーラがマンガでも感じ取れるのに超可愛い。 品川真珠はナチュラル・ボーン・キラーなのか、それともペニーワイズなのか、はたまた無実で釈放されるのか…夏目アラタは今後どう立ち回るのか。 絵が上手すぎてめっちゃ読みやすいんだけど、全てが美しすぎるのが逆に難点?と思うところもあるけど、この作品においてはこの頭がぶっ飛んでるキャラたちを描くのにこの眼の描き方から何からフィットしているなぁと。 とりあえず3巻が出てなおさら真珠かわいい(ヤバい)のでマジで読んだほうが良い。 でも最初から期待して読まないほうがいいかも? 気づくと虜になってたりはする。(ただしこわい)
1巻完結、潔い。 そしてこの2人のJKの愛が深い。(みだらなシーンは一切ございません) なんというかこの後半は既視感があるが、流れとノリが軽いようで重く、真剣に受け止めればすごく強い主人公だなと思えてとても尊いのでおすすめ。
もはや今世代のスターと言っても過言じゃないお二人だけど、これは想像の斜め上じゃなくちゃんと真上に越えていってくれた。 物語がかなり面白いので、絵で苦手と思った人は勢いででもいいから5話ぐらいまで読めば続きを読みたくなるはず。 最近よくあるようなアイドルモノかと最初は思ってたけど全然違いました。
私も、36歳から下地もなく、現在の新しい仕事を始めたので、 とっても気持ちがわかります。 ネガネガ君、しょっちゅう出てきます。 そして、なかなか引っ込んでくれない。 更に、人の反応って、気にしないようにしていても気になりますよね。 最近は、お世辞で褒められたことも、褒め言葉は、全てパワーに代えてます。 この本を読んで、自分だけじゃないんだなぁ、と何だかホッとしました。 優しい画も大好きです。
タイトルと表紙の感じからBLだと思わずに読み始めたんですが、結果的にBLであること含めてすごくいい作品に出会えてラッキーでした。 主に弁護士4人ほどが活躍するんですが、法廷でバチバチ戦うようなものではなく、主な依頼は不倫・離婚・遺産相続など、実際は意外と地味な弁護士の仕事をリアルに描いているので、お仕事漫画としても読み応えがあります。イケメン弁護士が一箇所に集まっちゃってるんですが、仕事内容はしっかり現実的。 2巻の表紙に居るのが美形弁護士の三上さんで、主人公の早坂は彼に憧れて彼の事務所に入社するんですが、実は彼の恋の相手は三上さんではなく…!?というのが好きな展開です。 続編があるとのことなので早く読みたいです!
押切蓮介40歳。ヤングマガジンも40歳。…ということで、押切先生が高校時代から現在までの同級生(ヤンマガ)との関係について描いた読切。 18のときには彼女に恋をしていて、6年間ラブレター(原稿)を描き続けようやく恋が実り交際(連載)開始。徐々にヤンマガ以外の女とも付き合うようになり、途中でスクエニちゃんとともに書類送検…と、押切先生のヒストリーが語られます。 最後のページで初恋の憧れの女・ヤンマガの胸に抱かれるシーンはかなりバブみが深い。これがヤンマガか…。 「でろでろのおかげで意識して可愛いものを描くようになった」という話が面白かったです。 https://yanmaga.jp/columns/articles/53
結構グッときたた話だった。 小夜子、小さい頃から芯が通ってて強い。 そして本当に映画の世界に入って右葉曲折ありながらも活躍していくからすごい。 軸がブレない小夜子に、読んでるうちに同じ女性目線で惹かれてました。 後半、小夜子が年齢を重ねると同時に起こる戦争は辛いものがありましたが、人間の命の尊さ、生きる強さ、人と接することの喜びなど、この物語を通して昭和の時代背景が教えてくれるものは多い気がします。
バレーボールの朝練に体育館に行くといつも先にいる女バスの先輩。 瑞々しく透き通った空気感とステレオタイプではないキャラクターと会話の気持ちよさがあった。 久しぶりにキュンっとした。 画力もすごいし、期待しかない!
世界が滅び、"動く屍"が街中を跋扈するようになってから半年。とある青年とその上司の女性はショッピングモールで生き存えていた。そこに唐突に現れた"生きた女性"ロメロ。彼女が危険な街中を旅している理由、それは…「映画のDVDを観るため」だった。 ゾンビものにしてはコメディチックな導入から始まる作品。しかし、ショッピングモールで生きてきた2人の、そして突然現れたロメロの、それぞれの秘密が明らかになると、その導入の見え方が変わってくる。同じ滅びゆく世界の物語だけど、青年たちにとってはこの物語は心に刻まれた"愛"の物語であり、ロメロにとっては"自分が生きたいように生きる"物語になっている。 同じ場所にいたというだけでそれぞれの物語は決して交わらないんだけど、最後にはある1点の結末へと収束していく。1巻完結で素晴らしい結末が待っているんだけど、他のどんな作品よりも「第一部 完」という結びの一言が相応しく思える、そんな作品。
天国にある音楽の都ウィーンで偉大な音楽家たちが死後も作曲しまくってるギャグ漫画。誰もが知ってる音楽家がたくさん登場しますが、ギャグの合間に挿入される大量の偉人豆知識が全部破天荒すぎて、本当に天才と変人は紙一重だなと思いました。ギャグとして好きだったのはモーツァルトも映画「アマデウス」に感化されてサリエリを犯人扱いするところと、超絶技巧が有名なリストはスマホを打つのも早かったところかな。クラシックに詳しくなくても面白かったです。
間違えてodds VSの方から買ってしまったのでこちらを買い直し。 競輪漫画ってあったんですね…そりゃあるか! 正直詳しくないし競輪には賭けたこともないです。 でも面白い、というか主人公通して面白そう!と思えてくる。 主人公が競輪の壁の上部まで駆け上がって「怖えぇ〜〜!」って言ってるのがめちゃくちゃリアルですね。 ベテランの繊細な描写で臨場感伝わってきます。 スポーツ漫画として自転車好きな人は好きそう!
俺が巻来功士の好きなところである勧善懲悪とエログロと怪奇がいい感じのバランスで入っていてちょっとしたギャグもありストーリーもいい話なのかどうかもわからないが勢いのあるいいマンガだと思う。最終回になってもあんまりちゃんとした完結もしていないが俺はこういう勢いがすごいマンガが好きだなと再認識した。
どこを切り取ってもキラッキラしていて可愛くてお洒落で夢のような煌めきしか詰まっていないです。 お料理は苦手だけど食べることが大好き、まだ恋を知らないヒロイン・ユキオ。 そして目の前に現れるのは天使のオムレツをつくる謎の男の子・ハル。 ああもうここには幸せしかない、おさとうとスパイスとすてきななにもかもでできているんだ…と読者の心までふわっふわのオムレツのようになってしまうんですね。 はじめての恋にとまどいながらも、料理の腕も人間としても成長していくユキオが愛おしくて愛おしくて、気がつくとハルの方に感情移入してしまいました。こんな女の子絶対絶対好きになるでしょ…かわいい通り越して愛おしい。 ユキオとハルの両親もいいキャラクターで、物語の鍵となってきます。 ただの恋愛物語でとどまらず、愛するひとのために何かをすることを教えてくれる素敵な作品です。 愛すること愛されることって幸せだよね、なんて根本的なことを改めて噛みしめちゃいましたね。好き。