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世界が滅び、"動く屍"が街中を跋扈するようになってから半年。とある青年とその上司の女性はショッピングモールで生き存えていた。そこに唐突に現れた"生きた女性"ロメロ。彼女が危険な街中を旅している理由、それは…「映画のDVDを観るため」だった。
ゾンビものにしてはコメディチックな導入から始まる作品。しかし、ショッピングモールで生きてきた2人の、そして突然現れたロメロの、それぞれの秘密が明らかになると、その導入の見え方が変わってくる。同じ滅びゆく世界の物語だけど、青年たちにとってはこの物語は心に刻まれた"愛"の物語であり、ロメロにとっては"自分が生きたいように生きる"物語になっている。
同じ場所にいたというだけでそれぞれの物語は決して交わらないんだけど、最後にはある1点の結末へと収束していく。1巻完結で素晴らしい結末が待っているんだけど、他のどんな作品よりも「第一部 完」という結びの一言が相応しく思える、そんな作品。
世界が終わって半年。上司と二人きりでショッピングモールで暮らす青年。中央に行けば助かるという噂を信じ、他のものは皆去っていた。青年は見回り中に久しぶりの生きた人間を発見する。「ロメロ」と名乗る彼女がさがしているものは、食料でも水でも救済でもなく…… 『映画』…!? 人類なんかどうでもいい! 世界はもう駄目みたいだし、のんびり映画でも見よう。気鋭の新人、衝撃のデビュー作!! 世界の終わりのショッピングモールで楽しむ映画は格別!
世界が終わって半年。上司と二人きりでショッピングモールで暮らす青年。中央に行けば助かるという噂を信じ、他のものは皆去っていた。青年は見回り中に久しぶりの生きた人間を発見する。「ロメロ」と名乗る彼女がさがしているものは、食料でも水でも救済でもなく…… 『映画』…!? 人類なんかどうでもいい! 世界はもう駄目みたいだし、のんびり映画でも見よう。気鋭の新人、衝撃のデビュー作!! 世界の終わりのショッピングモールで楽しむ映画は格別!