ゴン
そこに在るのは、生の喜びと死の尊さ――。小さな体で馬鹿力のゴンが地球で食う!寝る!遊ぶ!暴れる!鬼才・田中政志が台詞・効果音を一切排除し、その卓越した描写力で厳しい大自然の中の生命を描き出す!世界十数ヵ国で出版される超傑作!!
外人になるための修業に励む18歳の金髪少女・高橋真理絵(たかはし・まりえ)の、ハチャメチャな活躍を描いた学園コメディ。大学受験に失敗してセントバーバラユニバーシティに入学する事になった高橋真理絵は、高校教師の言葉がきっかけで「自分のやりたいこと」を考える。そして「外人になる」と一念発起して髪を金色に染めた真理恵は、生活や服装やすべてを外人になりきって……!?
恋するもも
橘もも、13歳。中学生。得意技は“泣き笑顔”。これでどんな男もイチコロ!…のはずなのに!?最高のルックスを持っているのに、生来の間抜けな性格の為に、なかなか素敵なカレをゲット出来ない(それどころか恐れをなして逃げられる)もも。果たしてももが運命の人に出会える日は来るのか!?底抜けに明るく、前向きな彼女のトボけた青春グラフィティ!?
●登場人物/無名のキャラクター多数。●あらすじ/30年わき目もふらず働いてきてやっと建てた新築の家に入居した日、通りすがりの人が下痢でトイレを貸して欲しいという。彼が帰ったあとを見るととても汚かった。それを見て逆上した父親は新築の家に火を付けてしまう。夜中にうなされて起きてみると、祖母の霊がいる。祖母はお墓参りに来てくれないこと恨んでいるようだったが、祖母は生きているはずである。やはりよく見ると、痴呆の祖母であった。家族全員で、祖母にまだ死んでいないと説明するのだが。天国ではお釈迦様が地獄に糸を垂らしている。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のように糸は切れる。お釈迦様達は逃した魚はこんなに大きかったと自慢し合う。▼第1話/まぜまじえごはんPart1.▼第2話/大人はわかってくれない▼第3話/小説版・天才アホ親父▼第4話/限りなく透明に近いピンク▼第5話/イート・エム・アンド・スマイル▼第6話/学舎よ永遠なれ▼第7話/時間よ止まれ▼第8話/哀しみ節よ海峡を渡れ▼第9話/抜け忍は今日もユウウツ▼第10話/タケトリアン▼第11話/ウルトラP▼第12話/マンが道▼第13話/デンワ急げ!!▼第14話/少年探索団▼第15話/青春に賭けよう▼第16話/恐怖がこわい▼第17話/W1[ワンダー・ワン]▼第18話/亡霊の山田荘▼第19話/狼たちの平和な年末▼第20話/下品な街角▼第21話/沖田は、メタル中国へ行く▼第22話/まぜじえごはんPart2.<BR>●登場人物/兄貴(暴力団の組員らしい)サブ(兄貴の部下)
地球力者ジーマ
異星人から地球をまもるために変身して戦うヒーロー・ジーマの活躍を描いたSFファンタジー。番組製作会社で働く青年・ヒロトは、活火山・ベスビオラの取材中に、街の人々が冷たくなって死んでいる惨事に遭遇する。山に忍び込み取材を続けるヒロト達は、そこでエネルギーを吸収する怪物に襲われるが、ヒロトがなんとか撃退する。しかし、その怪物は巨大化して、街へ襲撃を始めていく。その時、ヒロトの体にも異変が……!?
“青春クリエイター”しげの秀一が描き出す、オトコ心をせつなくさせる傑作ラブコメディ!!高校生活最後の夏、同級生のちはるから告白を受けてしまった俊彦(としひこ)、18歳。自分の気持ちがわからないまま、ちはると付き合いはじめてしまうのだが……バイト先のリゾートホテルで、東京から来た美しい娘・真亜理(まあり)と出会ってしまい……!?リゾートならではのスポーツ、カーチェイス、そして恋――。青春は、止まらない!
ワタナベ
2万光年彼方の「カナーイ星」からやってきた異星人、「ノウモ・カナイータ・キッテ・ヤラカーシ・ホイ・オートイゴンス」略して「ワタナベ」。地球人の家庭へのホームステイを希望していたワタナベは、団地に住んでいるある家族の元に転がり込むが…!?
ばんえい駆ける
ばんえい競馬で走る農耕馬のごとく、ドン臭くても必死に走りぬく書店員の奮闘ぶりを描いた人情ストーリー。痴漢に間違われて入社早々に遅刻、上司のカニバケツにはイビられ、テレクラで知り合った「菜の花」には待ち合わせをすっぽかされ、しまいには段ボールで野宿、そんな一日を過ごした大型書店新入社員・大野ばんえい(おおの・ばんえい)。しかしばんえいは、働いている書店で「菜の花」の声とそっくりの美少女と出会って……!?
パッパカパー
人生馬あり谷あり。人間万事サイノウが馬――競馬に才能ある奴が最終的には人生の勝利者となる。そんな思い込みで生きている予備校生・杉村洋二(すぎむら・ようじ)&プータロー・坂井裕三(さかい・ゆうぞう)、ともに牡(オス)20歳。だが、杉村が究極のツキ無し状態、ビギナーズ地獄(ヘル)にハマリ込んでしまい……!?史村&水野の最強タッグが贈る競馬マンガの決定版!
電劇愚連隊
映画が好きでたまらない青年が、ワガママなお嬢様女優とともに精神的に成長しながら、一流の映画監督になるまでを描いたサクセスストーリー。大きな野望を抱いて上京した赤井慎太郎(あかい・しんたろう)は、ふとした勘違いで、逸見財閥令嬢でありながら女優の逸見麗(いつみ・れい)の主演映画の制作に関わることに。そこで慎太郎は、ワガママいっぱいに振る舞う麗とトラブルを起こして、制作中止の危機に……!?
ここではないどこかに行きたい。日常がいつか終わることを、漠然と夢見ていた時代の空気というものが、かつてこの国にはありました。それはバブルと裏返しの虚無感のようなものでしかないのかもしれませんが、この作品に漂う諦感と、正反対の馬鹿馬鹿しさは恐らく表裏一体だと思います。 主人公の妙子は自分の日常にうんざりしていて、でも遠くへ行くことも出来ません。彼女の前に現れたのは、宇宙人を名乗るボディスーツに身を包んだ「ワタナベ」。 少し不思議な非日常の物語は、良くも悪くも時代の空気を感じさせてくれます。 あの時代を知っている人間には、恐らくどこか懐かしく感じる作品だと思います。そして、あの時代を知らない人が読んだらどう感じるのだろうかと、バブルから遠く離れた令和の時代に考えたりもします。 日常は終らない。多分、だらだらと続く。でも、そんな中でもきっと素敵なことは見つけられる。今、自分が出せる回答はこんなもんかと思っています。