ラーメン箸をゴルフクラブに持ち替えた小池さんホアー!!小池さん 藤子不二雄(A)かしこもちろん「ラーメン大好き小池さん」は知ってるけど、元々はどの漫画の登場人物なのかとか全く知らないんだよな…。『ホアー!!小池さん』では突然現れたゴルフ好きなおじさんとして登場して、驚くべきことに一度もラーメンが出てこないまま終わる。普通そのキャラは捨てないよね…!!A先生にとって「小池さん=ラーメン」じゃないんだなぁ…。とにかくA先生が楽しんで描いてることが分かる漫画でした。ちなみにWikipediaを見たら小池さんが主役になってる漫画が結構あるっぽい。へぇ〜!かしこ1年以上前主人公3人達も出てくるらしいです…!なんで今まで単行本収録してなかったんでしょうね?不思議ですが俄然読みたくなりました!笑う大天使本編よりも続きを描いた短編がいい3わかるかしこ1年以上前黒犬ダミアンが主役のあれから20年後を描いた特別編が「ワタシの川原泉Ⅱ」に単行本初収録されているようなので、こちらも買わねば…! https://www.hakusensha.co.jp/40th/kawahara.html笑う大天使本編よりも続きを描いた短編がいい3わかる本編よりも続きを描いた短編がいい笑う大天使 川原泉starstarstarstarstarかしこお嬢様学校に通う3人の女の子達が主人公で、3人それぞれが学校では猫を被ってたんだけど、ひょんなことから実は全員庶民派であることが分かり仲良くなります。本編は2年生だった3人が進級するところで完結していて「ちょっと物足りないな…」と思いながらページをめくったら、その後の彼女達のことを描いた短編が3本もあって結果的には大満足でした。読み終わってみたら後の短編があまりにも面白すぎて本編がおまけみたいな気持ちになりました。特にテディベアが出てくる話が好きだなぁ!あと「まるで夢みたいな話だが それならそれでいいじゃないか 夢だっていいではないか…」というモノローグに感動しました。終わり方もよかったGIGANT 奥浩哉starstarstarstarstarかしこ読んでるうちに主人公のちほさんのことを自然と応援したくなるのがよかった。個人的に子供の頃はお兄ちゃんの影響でウルトラマンに憧れてたってのが好きな設定だなー。恋人になる映画監督になりたい男の子が最初に撮ってた赤い糸が出てくる映画は奥先生の初期の読切が元になってて、「HEN」でも登場人物が映画のモチーフにしようとしてましたね。こういうのをセルフオマージュというのかな。でも「GIGANT」では最後に違う映画を撮ってましたね!単行本限定のエピローグもよかった〜。「いぬやしき」を読んだいぬやしき 奥浩哉starstarstar_borderstar_borderstar_borderかしこ犬の散歩中に未確認生物からサイボーグ化されちゃったのは犬屋敷さんだけじゃなかったのか…知らなかった。もう一人はイケメン高校生の獅子神君で、彼の方が主役なんじゃないかってくらい活躍してる巻もありましたね。闇堕ちしちゃって飛行機をバンバン落としてくシーンがめっちゃ怖かったです。この世の終わりを感じました…!隕石が降ってくるクライマックスでの「あ…これダメだ…」がリアルにダメだった時のそれだったのが個人的にツボでした。「ヒトノ賞味期限」はいつまでか?太陽のイヂワル 惣領冬実傑作短編集 惣領冬実starstarstarstarstarかしこ青年誌に掲載されたものだからか内容的にキレッキレな短編ばかりでした。特に「ヒトノ賞味期限」という話がいい。主人公には憧れの幼馴染みがいた。名前は亜砂子ちゃん。小さい頃から美人でいじめられっ子にも冷静に言い返すような頭のいい子だったけど、高校生になって普通の男の子に夢中になっている姿を見て主人公はガッカリしてしまう。当時のことを大人になって思い返して「人の賞味期限は他の誰かに勝手に心の奥底で決められてしまう」と感じたことを小説に書いたところ入選し、それを読んだ亜砂子ちゃんと再会することになり…。ちょうど人間の残酷さについて描かれた話を読みたいと思ってたのでいい作品に出会えてラッキーでした。女子選手だけのプロ野球チームメイプル戦記 川原泉かしこ宝塚が好きな製菓メーカーのオーナーの思い付きで女子だけで構成されたプロ野球チーム「メイプルス」が誕生し、巨人や阪神(をモチーフにした球団)と戦っていく漫画です。私は野球のルールを知らない無知な人間ですが、それでも読んでいて面白かった〜!!プロ野球選手の旦那さんに浮気されて腹が立った奥さんがメイプルスに入団して球場で戦ったりエピソードにユーモアがあるのはもちろんですが、男だらけの世界で女子が女子らしく戦っているのが何だか誇らしかったな。負けが込んでる状況でもニコニコ笑顔でいるのは勝利の秘訣かもしれない!色んな人にオススメしたくなる漫画でした。かしこ1年以上前高階良子先生の「赤い迷路」という作品ではありませんか? https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%84%E8%BF%B7%E8%B7%AF_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)思い出せないマンガs60年頃の少女漫画で記憶喪失の少女とシャドーという男性かしこ1年以上前『川原泉』をフォローをしました令和になったあたしンちあたしンち SUPER けらえいこstarstarstarstarstarかしこ2021年個人的に一番嬉しかったのは久しぶりにあたしンちの新作単行本が発売されたことです。あたしンちは子供の頃から読んでいて大学卒業くらいの時に休載したんですが、自分のお金で単行本を買うようになってからは、年一回の発売日がちょうど誕生日に近かったので自分へのプレゼントとして買っていたんです。なので休載が本当に悲しくて、空白の6年が体感として10年に感じるくらい長かったです。それからのAERAでの連載復活のニュース、そして今年になっての単行本化はとっっっても嬉しかったです。しかもその発売日がちょうど私の30歳の誕生日だったので、まるでタチバナ家のみなさんに祝福されているかのような気持ちになりました。 待っている間はあんなに長かったのに、新刊を読んだら「お久しぶり感」がゼロでした。あたしンちの世界もコロナ禍になっていて、お母さんはAmazonで買い物してるし、お父さんはUber eatsを使おうとしてるし、しっかり現代にアップデートされてるのに、いつもと同じタチバナ家の日常にするっと入り込める。こんなに自然な続編を私は他に知りません!でもこれはいつも「当たり前の日常」を汲み取って形にしてきたけらえいこ先生だからこそ成せる技だと思います。これからはいつもの面白さにプラスしてあたしンちの絶妙な進化も楽しめるなんて最高です!!すべての「大人の女の子」に読ませたい田辺聖子原作シリーズ 鴨居まさね 田辺聖子かしこ昔観た映画に「あんたがチーズなら私はマカロニ」というセリフがありましたが、そんくらい相性ぴったりですよ田辺聖子×鴨居まさねのコラボレーションは! 「大人女子」という言葉にはなんとなくモヤッとしてしまうんですが、田辺聖子さんの作品に登場する「大人の女の子」には素直に共感できます。それを鴨居まさね先生も忠実に再現しながらよりカラフルに魅せてくれてる気がする。全然悲しい話じゃなくていい話ばっかりなのに読んでると泣けてしまう。この涙は過去の泣きたかったけど泣けなかった出来事を精算する為のものなのかもしれない。 個人的には1巻の方が好きです。どれも面白かったけど強いて言うなら、元同僚で友達以上恋人未満の「せえへん仲」を謳歌してるアラフォー2人の『夢笛』という話が一番好きかも。でも2巻もあとがき的に『田辺先生に会ってきました』が収録されているので必読です! « First ‹ Prev … 343 344 345 346 347 348 349 350 351 … Next › Last » もっとみる
ラーメン箸をゴルフクラブに持ち替えた小池さんホアー!!小池さん 藤子不二雄(A)かしこもちろん「ラーメン大好き小池さん」は知ってるけど、元々はどの漫画の登場人物なのかとか全く知らないんだよな…。『ホアー!!小池さん』では突然現れたゴルフ好きなおじさんとして登場して、驚くべきことに一度もラーメンが出てこないまま終わる。普通そのキャラは捨てないよね…!!A先生にとって「小池さん=ラーメン」じゃないんだなぁ…。とにかくA先生が楽しんで描いてることが分かる漫画でした。ちなみにWikipediaを見たら小池さんが主役になってる漫画が結構あるっぽい。へぇ〜!かしこ1年以上前主人公3人達も出てくるらしいです…!なんで今まで単行本収録してなかったんでしょうね?不思議ですが俄然読みたくなりました!笑う大天使本編よりも続きを描いた短編がいい3わかるかしこ1年以上前黒犬ダミアンが主役のあれから20年後を描いた特別編が「ワタシの川原泉Ⅱ」に単行本初収録されているようなので、こちらも買わねば…! https://www.hakusensha.co.jp/40th/kawahara.html笑う大天使本編よりも続きを描いた短編がいい3わかる本編よりも続きを描いた短編がいい笑う大天使 川原泉starstarstarstarstarかしこお嬢様学校に通う3人の女の子達が主人公で、3人それぞれが学校では猫を被ってたんだけど、ひょんなことから実は全員庶民派であることが分かり仲良くなります。本編は2年生だった3人が進級するところで完結していて「ちょっと物足りないな…」と思いながらページをめくったら、その後の彼女達のことを描いた短編が3本もあって結果的には大満足でした。読み終わってみたら後の短編があまりにも面白すぎて本編がおまけみたいな気持ちになりました。特にテディベアが出てくる話が好きだなぁ!あと「まるで夢みたいな話だが それならそれでいいじゃないか 夢だっていいではないか…」というモノローグに感動しました。終わり方もよかったGIGANT 奥浩哉starstarstarstarstarかしこ読んでるうちに主人公のちほさんのことを自然と応援したくなるのがよかった。個人的に子供の頃はお兄ちゃんの影響でウルトラマンに憧れてたってのが好きな設定だなー。恋人になる映画監督になりたい男の子が最初に撮ってた赤い糸が出てくる映画は奥先生の初期の読切が元になってて、「HEN」でも登場人物が映画のモチーフにしようとしてましたね。こういうのをセルフオマージュというのかな。でも「GIGANT」では最後に違う映画を撮ってましたね!単行本限定のエピローグもよかった〜。「いぬやしき」を読んだいぬやしき 奥浩哉starstarstar_borderstar_borderstar_borderかしこ犬の散歩中に未確認生物からサイボーグ化されちゃったのは犬屋敷さんだけじゃなかったのか…知らなかった。もう一人はイケメン高校生の獅子神君で、彼の方が主役なんじゃないかってくらい活躍してる巻もありましたね。闇堕ちしちゃって飛行機をバンバン落としてくシーンがめっちゃ怖かったです。この世の終わりを感じました…!隕石が降ってくるクライマックスでの「あ…これダメだ…」がリアルにダメだった時のそれだったのが個人的にツボでした。「ヒトノ賞味期限」はいつまでか?太陽のイヂワル 惣領冬実傑作短編集 惣領冬実starstarstarstarstarかしこ青年誌に掲載されたものだからか内容的にキレッキレな短編ばかりでした。特に「ヒトノ賞味期限」という話がいい。主人公には憧れの幼馴染みがいた。名前は亜砂子ちゃん。小さい頃から美人でいじめられっ子にも冷静に言い返すような頭のいい子だったけど、高校生になって普通の男の子に夢中になっている姿を見て主人公はガッカリしてしまう。当時のことを大人になって思い返して「人の賞味期限は他の誰かに勝手に心の奥底で決められてしまう」と感じたことを小説に書いたところ入選し、それを読んだ亜砂子ちゃんと再会することになり…。ちょうど人間の残酷さについて描かれた話を読みたいと思ってたのでいい作品に出会えてラッキーでした。女子選手だけのプロ野球チームメイプル戦記 川原泉かしこ宝塚が好きな製菓メーカーのオーナーの思い付きで女子だけで構成されたプロ野球チーム「メイプルス」が誕生し、巨人や阪神(をモチーフにした球団)と戦っていく漫画です。私は野球のルールを知らない無知な人間ですが、それでも読んでいて面白かった〜!!プロ野球選手の旦那さんに浮気されて腹が立った奥さんがメイプルスに入団して球場で戦ったりエピソードにユーモアがあるのはもちろんですが、男だらけの世界で女子が女子らしく戦っているのが何だか誇らしかったな。負けが込んでる状況でもニコニコ笑顔でいるのは勝利の秘訣かもしれない!色んな人にオススメしたくなる漫画でした。かしこ1年以上前高階良子先生の「赤い迷路」という作品ではありませんか? https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%84%E8%BF%B7%E8%B7%AF_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)思い出せないマンガs60年頃の少女漫画で記憶喪失の少女とシャドーという男性かしこ1年以上前『川原泉』をフォローをしました令和になったあたしンちあたしンち SUPER けらえいこstarstarstarstarstarかしこ2021年個人的に一番嬉しかったのは久しぶりにあたしンちの新作単行本が発売されたことです。あたしンちは子供の頃から読んでいて大学卒業くらいの時に休載したんですが、自分のお金で単行本を買うようになってからは、年一回の発売日がちょうど誕生日に近かったので自分へのプレゼントとして買っていたんです。なので休載が本当に悲しくて、空白の6年が体感として10年に感じるくらい長かったです。それからのAERAでの連載復活のニュース、そして今年になっての単行本化はとっっっても嬉しかったです。しかもその発売日がちょうど私の30歳の誕生日だったので、まるでタチバナ家のみなさんに祝福されているかのような気持ちになりました。 待っている間はあんなに長かったのに、新刊を読んだら「お久しぶり感」がゼロでした。あたしンちの世界もコロナ禍になっていて、お母さんはAmazonで買い物してるし、お父さんはUber eatsを使おうとしてるし、しっかり現代にアップデートされてるのに、いつもと同じタチバナ家の日常にするっと入り込める。こんなに自然な続編を私は他に知りません!でもこれはいつも「当たり前の日常」を汲み取って形にしてきたけらえいこ先生だからこそ成せる技だと思います。これからはいつもの面白さにプラスしてあたしンちの絶妙な進化も楽しめるなんて最高です!!すべての「大人の女の子」に読ませたい田辺聖子原作シリーズ 鴨居まさね 田辺聖子かしこ昔観た映画に「あんたがチーズなら私はマカロニ」というセリフがありましたが、そんくらい相性ぴったりですよ田辺聖子×鴨居まさねのコラボレーションは! 「大人女子」という言葉にはなんとなくモヤッとしてしまうんですが、田辺聖子さんの作品に登場する「大人の女の子」には素直に共感できます。それを鴨居まさね先生も忠実に再現しながらよりカラフルに魅せてくれてる気がする。全然悲しい話じゃなくていい話ばっかりなのに読んでると泣けてしまう。この涙は過去の泣きたかったけど泣けなかった出来事を精算する為のものなのかもしれない。 個人的には1巻の方が好きです。どれも面白かったけど強いて言うなら、元同僚で友達以上恋人未満の「せえへん仲」を謳歌してるアラフォー2人の『夢笛』という話が一番好きかも。でも2巻もあとがき的に『田辺先生に会ってきました』が収録されているので必読です!
かしこ1年以上前黒犬ダミアンが主役のあれから20年後を描いた特別編が「ワタシの川原泉Ⅱ」に単行本初収録されているようなので、こちらも買わねば…! https://www.hakusensha.co.jp/40th/kawahara.html笑う大天使本編よりも続きを描いた短編がいい3わかる
かしこ1年以上前高階良子先生の「赤い迷路」という作品ではありませんか? https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%84%E8%BF%B7%E8%B7%AF_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)思い出せないマンガs60年頃の少女漫画で記憶喪失の少女とシャドーという男性
もちろん「ラーメン大好き小池さん」は知ってるけど、元々はどの漫画の登場人物なのかとか全く知らないんだよな…。『ホアー!!小池さん』では突然現れたゴルフ好きなおじさんとして登場して、驚くべきことに一度もラーメンが出てこないまま終わる。普通そのキャラは捨てないよね…!!A先生にとって「小池さん=ラーメン」じゃないんだなぁ…。とにかくA先生が楽しんで描いてることが分かる漫画でした。ちなみにWikipediaを見たら小池さんが主役になってる漫画が結構あるっぽい。へぇ〜!