ANAGUMA2019/09/06なろう系の本格リベンジ・ファンタジーよその感想でも見かけましたが、タイトルで損してるような…。(長すぎ) 1話がなかなか壮絶で、コレ系の作品の中ではかなり重厚な印象を受けました。コンセプトは邪道だけど設定や展開はしっかりした本格派の装いです。 無能力者の主人公が勇者一行の仲間に裏切られて奴隷の身に落とされる絶望から始まるんですが、その辺はちょっと『Ubel Blatt~ユーベルブラット~』ぽいかも。勇者お付きのメガネがいい感じにクズなのもポイント高いです。 フラムちゃんがドン底から這い上がってメガネを叩き割るのが今から楽しみ。 絵も『悪魔のリドル』の南方純先生だし、めちゃくちゃうまい。女の子かわいいです。 単行本出るのが時間かかりそうなので原作読みながら待つことにします。 コミックライドで2話まで読めますよ! http://comicride.jp/omaegotoki/「お前ごときが魔王に勝てると思うな」と勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたい THE COMIC南方純 KIKI キンタ
ANAGUMA2019/09/04ネタバレ獣人悪魔と薄幸少女のバディファンタジー定命の少女を気にかける不死の悪魔、鉄板の組み合わせですね! 1話にしていきなり気合の入った契約にサインしたウィステリアちゃんに心掴まれました。ガッツがある女の子は見てて気持ちいいですね。 似てる作品だと『まほよめ』はエリアスが割とデレデレで、チセがクールな感じでしたけど 『ノケモノ〜』はマルバスのツンデレ感が圧倒的すぎる。乙女ゲーみたいなトキメキがある。 おまえすげーウィスちゃんのこと好きじゃん…。 ヤバそうな兄貴との三角関係にも期待。バトルももっと見たいな〜。ノケモノたちの夜星野真4わかる
ANAGUMA2019/09/04ネタバレおねえさん×よふかし=最高!!主人公を少年と呼ぶおねえさんが出てくるマンガに外れなしとはよく言ったもの。 コトヤマ先生のフェティッシュが今回も炸裂している『よふかしのうた』のよかったところを毎週語ろうじゃんというクチコミです。 WEBサンデーで1話がためし読み出来るよ! https://websunday.net/rensai/yofukashi/よふかしのうたコトヤマ7わかる
ANAGUMA2019/09/03ネタバレ骨太サイバーパンクマンガの新章!ゴリゴリのサイバーパンク・SFを地で行く『EX-ARM』の新章がスタート! 前作ラストで東京の都市機能はほぼ崩壊、治安が終わっている東京でEX-ARMを追う捜査班SMCDの新米刑事・天森マツリが新主人公。 アニメも始まるし心機一転また楽しんで読めそうです。 隔月連載になってペースは落ちそうだけど、貴重な本格SF作品なので、読んでる人は感想とか話しましょ〜。EX-ARM EXA エクスアーム エクサ古味慎也 HiRock1わかる
ANAGUMA2019/08/30ネタバレ「このマンガの第1話がすごい」を集めるスレ連載マンガの出来を大きく左右するのはやはり作品の顔となる第1話! みなさんが今まで読んできたマンガでよかった第1話と、その推しポイントを教えてほしいです。 自分のマイベストは『鋼の錬金術師』の第1話。 壮絶な過去の提示に始まり、キャラクターと世界観の立て方、物語の運びと構成、ラストの激アガリ口上に至るまで、第1話として完璧な仕上がりだなと今でも思います。自由広場3わかる
ANAGUMA2019/08/28布里さんかわいすぎて気絶するかと思ったTwitterで爆発的に広まっていたラブコメマンガ。 学校イチの不良(だと思われている)布里さん(ふりさん)がパンピーの平くんにひとめぼれしちゃうんだけど毎回怖がられてしまってすれ違うっていうヤツです。 ヒロインのほうが一瞬で恋に落ちている圧倒的なスピード感。 とにかくキャラクターの目が丸っこくてかわいいんですよ〜〜〜。 基本コワモテ(※かわいい)の布里さんの表情がコロッと変わる瞬間の破壊力がすごい。気を失うかと思いました。 布里さんの恋をヌルっと見守る戸志羽先生に感情移入してしまうこと必至です。 『高木さん』とかが好きな人には間違いなくオススメの無限に読んでられるタイプのマンガです。早く2巻を読みたい…。となりの布里さんがとにかくコワい。紀ノ上晟一
ANAGUMA2019/08/27メダロットが「生きてる」…原作ゲームにハマった時期にボンボンを買って読んでたんですが、結構読むのが怖かった思い出があります。 このマンガのメダロットは攻撃されると腕がちぎれて関節の被覆が裂けるし、ボディを撃たれればオイルが血しぶきのように飛ぶし(効果音は「ゴプッ」!)、殴り合えば顔のシェードが破損しカメラアイが露出します。フェティッシュと言えるほどに破壊の表現が緻密で、機械であるメダロットが、まるで生きた肉体を持っているかのように痛々しく傷ついていくのです。 ビーストマスターがメタビーの半身を吹き飛ばす表現は今でも脳裏にこびりついていて、トラウマものです…。 ゲームボーイの画面では、ロボトルで戦うメダロットはパーツが壊れて戦闘不能になるあくまでロボットっていうイメージがやっぱり強くて、それがマンガになるととたんに生々しくなって「実際はこんな壮絶なことが起きているんだ…」とビビリまくりましたね。(メダロット2、3になると色がついたり、表現力が増してもっと生き生きした感じになりますが…) この破壊の表現やリアリズムがあってこそ、人間の相棒であるメダロットへの愛着、キャラクターとしての個性がより際立ち、児童マンガの域を超えたストーリーの緊張感が保障されていました。メダロットの神秘性や出自の設定など、SFとしての見せ方もめちゃくちゃレベルが高い。 『ポケスペ』なんかもそうなのですが、子ども向けのゲームをネタに「そこまでやるのか???」という気合がビシバシ伝わってくるわけです。 特に3巻のセレクトビルでの攻防は『デビチル』のマーブルランド戦争編と並び立つ珠玉の名勝負だと思います。 限られた表現でつくられたゲームの魅力を、想像力を爆発させてマンガでブーストしていたんだなぁと思います。おかげでいい子ども時代を送れました。 この時代のボンボンマンガを代表する気迫溢れる一作なので、ゲームをやったことがない人にもぜひ読んでほしいですし、出来たらゲームもプレイしてそのギャップも味わってほしいですね。メダロットほるまりん1わかる
ANAGUMA2019/08/22ガンガンらしい死神復讐サスペンス死刑判決を受けていた兄・静の「最期の願い」を聞くために現れたのは死神として蘇った妹・響。彼女の目的は自身を殺した静を地獄に落とすこと…。 この抜群のツカミでドキドキして読み進めてしまいます。 謎が謎を呼び、話の構造が逆転しつつキャラクターが深堀りされていく1話はなかなか読み応えがありました。 死神のお仕事をしながら(←この感じが最高にガンガン)事件の真相を解き明かしていくっていうのもグッド。(ついでみたいに静の髪色が変わるんですけどこれも最高だな!) 僕は巨大な陰謀フェチなのでどんな巨大な陰謀が明かされるのか楽しみです。 元々原作の方が一度描いたものをタイトルを変えて作画の方を迎えてリブートした作品とのことで、その試みも面白い。既存作品読むかすごい悩むな…。 展開変わったりするのか超気になりますが、ひとまずこの『RE』で読んでみようと思います!死神様に最期のお願いをRE山口ミコト 古代甲
ANAGUMA2019/08/20ネタバレ超絶スリリングな卓球復讐マンガ!天才アスリートって親御さんから激烈な教育を受けてたりしますよね。 オリンピック出るような選手だったら親と二人三脚で…みたいなエピソードはほとんど鉄板な気がしますけど、『スリースター』は「親とスポーツ」が持つ負の側面から物語が始まります。 幼い司は天性の動体視力を武器に卓球を始めますが、その才に魅入られたプロ選手の父親から過酷な練習を強いられ、家庭の崩壊を招くことになってしまいます。 父を狂わせ、母を傷つけたことで、大好きだったはずの卓球が憎しみの象徴と化してしまう過程は真に迫るものがあります。 そして成長した司が父親への復讐の手段として、大嫌いな卓球を再び選び取る瞬間には否応なくゾクッとしてしまう…。 才能というものの功罪、父への愛憎、卓球を楽しむこと…などなどパンチのあるテーマがバシバシ繰り出されるので毎話の読み応えがすごい。 ツカミの変化球っぷりに加えて、王道スポーツマンガの熱さもしっかり併せ持っているのでドンドン読めます。 令和に新たな『巨人の星』が誕生した…んじゃないか!?ってくらい僕はグッと来てしまいました。 今から読んでおいたら間違いなく楽しめるマンガだと思います!スリースター加治佐修22わかる
ANAGUMA2019/08/19「今盛り上がってんだよ!!!」っていうマンガが知りたいです「最近めちゃくちゃ面白くなってるからとにかく読んで!!!」ってマンガないですか? 序盤で離脱しちゃってるような人でもハマり直せたり、急激な盛り上がりを見せてるマンガを教えてほしいです。 自分は『さよなら私のクラマー』が9巻まで進んでかなりアツくなってきたなと思っているのでみんなに読んでほしい。 キャラも出揃ってきて、弱小主人公チームが最強チームとバチバチにやり合っているのですげー楽しみにしてます。自由広場5わかる
ANAGUMA2019/08/06表現力がすごい女性の間にある「感情」を描くのが百合だと聞きますが、まさに感情をそのまま絵にズドンと描き起こしたようなマンガです。 ミステリアスな美人転校生月子とちょっと抜けている自然体女子の彩。 印象正反対のふたりが出会い、惹かれ合っていく過程が繊細かつエネルギッシュに表現されていくのですが、正確なボディブローを連続で叩き込むかのような“重み”と力があります。ぶっ倒れそうになる。 ふたりのちょっとした喜びや苛立ち、親愛やすれちがいの気持ちが水や魚の形をとって描かれるのが本当に絶妙で、どのページにもずっと見ていたくなる魅力が詰まっています。夜と海郷本3わかる
ANAGUMA2019/08/01イカレた児童マンガがやってきた!📷子ども向けだと思って甘く見るなかれ、めちゃくちゃ面白い。ドッグマン誕生の経緯がまずヤバくて、大事故に遭った刑事に警察犬の頭を接合するっていう壮絶なバックボーンをいきなり見せられます。そこら辺のマーベルヒーローでは及ばない悲惨さ。主導権犬が獲るんかい。 この荒唐無稽さが最高で、子どもってこういう無茶苦茶なやつホント好きなんですよね。これ読んでまだ笑える大人でよかった。 意外とテーマも考えさせられるものがあって、世界中から文字が消えたことでヒトの理性が失われ、社会が崩壊するっていう超スケールの極悪計画が平然と実行されたりします。結果としては作中ではウンコなすり付け合ってるだけなんですが。 優れた児童書の条件は「いかに子どもの想像力を刺激できるか」ということだと思うのですが、本作の自由な発想力は大人が読んでもインパクト充分。頭のネジを緩めたいときに最高の一冊です。 最後に僕が一番好きなカットを4章「ソーセージ戦争」から引用しておきます。なにこれ???ドッグマン中井はるの デイブ・ピルキー1わかる
ANAGUMA2019/07/31安定感あるサイコ・サスペンスカルト教団の残した巨大な連続殺人計画をめぐるサスペンス・スリラー。 モデルになっているのは地下鉄サリン事件の周辺だと思いますが、作品のテーマは人間心理と脳科学です。 殺人者を人為的に作り出すことが出来るか、なぞらえ殺人、登場人物たちを善と悪、天使と悪魔、という対立項に落とし込み対決の行方を見届ける…定番といえば定番のモチーフですが、語りが達者なので緊張感があります。 『羊たちの沈黙』『クリムゾン・リバー』『ミレニアム』あたりの雰囲気が好きな人は先が気になって読んじゃうやつですね。 デスゲームとかモンスターで派手に人が死んでいくマンガは増えてますけど、本作みたいに地道な狂気を描くスタイルはドンドン貴重になっていく気がするな…。アブラカダブラ ~猟奇犯罪特捜室~芳崎せいむ リチャード・ウー
ANAGUMA2019/07/26子どもの目で見た世界のかたちフランス人の母、シリア人の父を持つ「未来のアラブ人」リアド・サトゥフの自伝的エッセイマンガ。原著は現在4作まで出ていて、1作目は6歳になるまでの子ども時代を描いています。 彼はパリで生まれたフランス人ですが、幼少期は父親の仕事(と思想)の都合でカダフィ独裁政権下のリビア、父の故郷シリア、そして時々フランスで暮らすことになります。 2つのアイデンティティ、3つの国と文化、さまざまな政治や宗教をまたいで幼少期の人格が形成されていくようすを克明に捉えた… みたいに書くとなにやら難しそうですが、幼いリアドの感性が色々な文化に触れて、心を動かされたものを素直に映し出していくようすは純粋な面白さがあるし、とっても楽しいです。 発展途上国や独裁政権のキツイ側面、多文化理解や国際政治の困難もしっかり描いてあるのですが、絵がカワイくてオシャレなのでスルスル読めてしまう。 サトゥフは風刺マンガのシャルリで働いていたこともあり「色々難しいことはあるけど、ま、笑っちゃおう」という姿勢はなかなか小気味よいです。 これもマンガの力ですね。 昨今、地球上のあらゆるものごとが複雑になっちゃった気がするけど、リアドの目を通してみると、意外と些細なことやなんでもないことで出来上がっている。 世界って思ってるより単純で気楽なものかもしれないな、という気持ちになれる快作です。未来のアラブ人 中東の子ども時代(1978-1984)鵜野孝紀 リアド・サトゥフ6わかる
ANAGUMA2019/07/23ネタバレ皇城ジウという男の話『ラブデスター』という作品を振り返る時、この男を避けて通ることは出来ない…。 自分は作中このジウというキャラクターに最も心を揺り動かされてしまった。 ぜひ皇城ジウの思い出を、思う存分語っていってほしいです。ラブデスター榊健滋2わかる
ANAGUMA2019/07/11表紙が超かっこよくて手に取りました山田章博作品、本作しか読んだことがないのですが、まずもって硬質で精緻なペン運びが見事です。(改めて見返すと、イタリアのマンガ家セルジオ・トッピっぽい妖艶さがありますね) 絵の魅力はもちろんのこと、セリフ回しやキャラクターの造形も洒脱! アーティスティックなだけでなく、ちゃんとキャラ芝居のカワイさも同居しているのが達人技です。 話の筋も「イケメン小悪魔がマッドサイエンティストと美少女チャイナ娘にこき使われて不思議な事件に巻き込まれる」というキャッチーな作りでとっつきやすい。 と思えばディティールの凝りもすごい(ソロモンの魔術書のくだりとか)ので、読み応えがあります。 もっとこの3人の物語が見たい…と思わずにはいられない快作です!紅色魔術探偵団山田章博
ANAGUMA2019/07/10ゴッサムを守るのはジョーカー…!!バットマン最大の宿敵といえば犯罪のカリスマ、ジョーカーです。 狂人である彼が正気を取り戻した時、ゴッサムに何が起こるのか、バットマンは彼を裁けるのか?という「もしも」を描いたシリーズ。 単に善悪の設定を入れ換えただけでなく、ブルース・ウェインという上流階級と、社会的弱者ジャック・ネイピアという対立構造を描くなど、現代のアメリカ社会を背景にしたテーマ構成が秀逸で、説得力があります。 市民の味方として声を上げた「ホワイトナイト」が現れたことで、法に縛られずに暴力を振るう「ダークナイト」とビランの違いはどこにあるのかという問題が浮き彫りになり、バットマンのフォロワーとして声援を送っていた読者の心も揺さぶられることに。 アルフレッドが病に倒れたことで深まるブルースの孤独、何時ジョーカーに戻るかわからない不安を抱えたジャックの葛藤…。 「ふたりのヒーロー」が悩み、傷つき、それでも戦うようすには胸が熱くなること必至です。 シリーズのヴィランも総登場するほか、ジョーカーを付け狙う黒幕ネオ・ジョーカーの設計などオタクが喜ぶ要素もタップリ。 特にクライマックスのバトルは『スパイダーバース』的なお祭り感があってテンション爆上がり。 映画になってくれ…!! 設定の奇抜さだけではない上質なエンタメに仕上がっているので、バットマンを読んだことがない人にこそ読んでほしい一作です!バットマン:ホワイトナイトショーン・マーフィー マット・ホリングスワース 秋友克也1わかる
ANAGUMA2019/07/09武蔵ちゃんカッコかわいい!!今最も画面が魅力的なマンガのひとつだと思います。 Fateと言ったら何をおいても英霊同士のド派手でスリリングな戦闘が一番の魅力。本章は剣豪サーヴァント同士の決闘がメインテーマで、少しカスレたような描線が高速の剣戟戦とベストマッチしてます。 人物の描き方・表情、レイアウト、アクションの設計など、とにかく端から端まで絵が半端なく上手い。 紙で味わいたいタイプの線なのですが、電子版にはカラー(すげー上手い)も収録されているので両方買うと2倍楽しめてお得です。 FGOのゲームだとマスターの立香ちゃんはヴィジュアルが出ないので、マンガで活躍が見れるのは嬉しい。武蔵ちゃんとのコンビ感もバッチリで見てて楽しいです。 単行本冒頭のダイナミックあらすじなど解説も充実してるので是非未プレイでも気後れせずに読んでほしいです!Fate/Grand Order-Epic of Remnant-亜種特異点3/亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国 英霊剣豪七番勝負TYPE-MOON 渡れい1わかる
ANAGUMA2019/07/08古代ローマが舞台の重厚ポリティカル・アクションカラカラ帝崩御直後の古代ローマの混迷を、ローマ属州の軍指揮官ポリオと謎めいた“少年”エラの視点で描く歴史ファンタジーマンガ。 エラは月の満ち欠けがもたらす特殊な身体能力が備わっているバトル担当。ツインテールがかわいい。 細っこい身体から素早い身のこなしで次々敵を倒していく見ていて気持ちいいタイプのアクションが確かな画力で描かれてます。なかなか攻めた設定のキャラなのでこれは読んで確かめてほしいですね…! 一方のポリオはエラの力を利用しながら政争の渦中に飛び込んでいき、様々な関係者をときには懐柔、ときには暗殺して帝国内で成り上がるのが目的。 巻末の注釈と考証も充実していて、ローマ帝国の政治情勢、社会状況がたっぷり学べるマンガです。 1巻ではエラの能力の秘密などさまざまな謎が散りばめられて、ポリオの政治的駆け引きと合わせて「これからどうなっちゃうの!?」というところで終わるのですが…。 2019年7月現在2巻が出ていないんですよね…! そんな…どうにか、ならんのか…!! (作者の伊藤真美先生は本作以外にストリートファイターのマンガなど描かれているようですので、望みを捨ててはいけない…?) 読み終わったら巻末予告の「2011年夏、2巻発売」の文字を凝視してしまうこと必至の「未完の秀作」です。秘身譚伊藤真美1わかる
ANAGUMA2019/07/03シャーマンキングのテーマを真正面から描く正統スピンオフ道潤姉さんと持霊キョンシー李白竜の黄金コンビが、道家に仇なす道士集団レッドクリムゾンに立ち向かう!! 「やったらやり返される」のが『シャーマンキング』を貫くひとつのテーマです。 かつて自分の欲望のために人の命を奪った潤と奪われた白竜が向き合うのは血塗られた道家2000年の歴史と因縁。 彼女たちが復讐の連鎖にどう決着をつけるのかはシリーズ全体のなかでも大切な出来事になるはずです。 時系列的にはFOM開始前で、チームヤービスの存在など『SHAMAN KING THE SUPER STAR』と物語が重なる部分も多いのでマンキン読者はチェック必須だと思います。 特に2巻には武井宏之ファンのテンションが爆上がりする仕掛けが!! そしてジェット草村先生、いったい何者なんだ…。SHAMAN KING レッドクリムゾン武井宏之 ジェット草村3わかる
ANAGUMA2019/06/26スタン・リーが原作の貴重な日本のマンガアメコミの巨匠スタン・リーと『シャーマンキング』の武井宏之がタッグを組んだエクセルシオール!なコラボ作品です。 ご想像通り両名のカラーが渋滞を起こしながら大暴れしてフルスロットルで突っ走っていくカロリーの高さが魅力。 善(ヒーロー)と悪(ヴィラン)という概念に合わせてそれぞれの陣営のキャラクターが群像劇的に活躍するのはアメコミのエッセンスがしっかり詰まってます。大胆にタイムスリップしたりとか。 一方アクの強い主人公の親友やヒロインのキャラクター造形、超カッコイイ巨大メカなんかは武井先生の感性が炸裂。 アメリカと日本のマンガのストロングポイントを同時に楽しめるカツカレー的な味わいになってます。 本作の連載開始(2009年)以降、スタン・リーは『HEROMAN』や『THE REFLECTION』など日本のアニメ制作にも積極的に関わっていきます。 晩年の彼の活動を振り返るのにも大切な一作であると言えるでしょう。もっと日本での活躍も知られてほしいな…。 と言いつつもX JAPAN YOSHIKIとコラボした『ブラッド・レッド・ドラゴン』は僕はチェックできてないです。 https://www.barks.jp/news/?id=1000071768 あとはダンスタンっていうキャラクターが出てくるんですけどこれはダンスタンなのでスタン・リーではないです。 ダンスタンです。 https://i.imgur.com/T2LxNZt.jpg機巧童子ULTIMO武井宏之 STAN LEE3わかる
ANAGUMA2019/06/25孤高のヒーロー「バネ足ジャック」!📷スコットランドヤードの犯罪資料館「黒博物館(ブラック・ミュージアム)」に所蔵された「バネ足」にまつわる数奇な物語を回想形式で振り返る短編。 藤田マンガらしく回想と現在が繋がるクライマックスの快感はバツグンです。 『藤田和日郎短編集 暁の歌』に収録されている「空に羽が…」という作品にも世界を救う孤独な英雄の姿が描かれますが、 殺人鬼と疑われながらも譲れないもののためにひとり立ち上がる、今作の主人公ウォルターも紛れもなく藤田和日郎の描く漢…! 「バネ足ジャック」というヒーローが生まれる瞬間と、そのカッコよさをぜひ味わってほしいです。 後日談の「マザア・グウス」も本編とガラッと雰囲気が変わったボーイ・ミーツ・ガールで味わい深いですよ! あと物語のガイド役の「キュレーターさん」が鉄面皮美人にみえてめちゃくちゃ素直っていう最高のキャラ。 片目隠れカワイイ。黒博物館 スプリンガルド藤田和日郎
ANAGUMA2019/06/24エロくて爽やかなヴィヴェスの胸キュンマンガバスティアン・ヴィヴェスの線はとにかくなんかエロいです。 特別性的なビジュアルを志向している画風でもないのに(巨乳のキャラクターは多いけど)なぜかエロい。そして爽やかです。 エロいのに爽やか。 『年上のひと』はそんなヴィヴェスの「エロ線」の魅力がこれでもかと詰まった作品です。 自分より3つ年上のエレーヌに13歳の少年アントワーヌが抱く憧れ、友情、恋心、欲望…そのいずれとも完全に分けきれぬ複雑な心情を表現するのに彼の線以上にふさわしいものはないように思えます。フランスの10代のリアルみたいなのがすごい。 また、この作品が素晴らしいのはエロいだけじゃなくて、優しさも溢れていることです。 アントワーヌもエレーヌもそれぞれ孤独やさびしさを抱えています。 お互いがそっと寄り添うことで優しさを分かち合う、思春期のピュアさがじんわり沁みてくる…。 エロさあり、やさしさあり、妙なナマナマしさありでヴィヴェス史上最高の胸キュンマンガです!年上のひと原正人 バスティアン・ヴィヴェス1わかる
ANAGUMA2019/06/14ネタバレSFコメディここにあり!地球侵略少女アスカの話をするスレテンポいいし掛け合いも楽しいし毎回ちょっといい話になるし百合展開がヴァリアブルすぎるしとか色々あるけど 人類に親しみすぎちゃった極悪宇宙人アスカちゃんが普通にかわいくて面白い。 一定層の人間に実家のような安心感と懐かしさを与える『地球侵略少女アスカ』の感想や「ここがいい」話をしましょう!!地球侵略少女アスカ伊藤伸平