ANAGUMA2019/06/13スポ根ボドゲ入門マンガ!人見知りの天王寺さん(完璧人間)とコミュニケーションを取る唯一の方法はボードゲーム!ということで主人公がボドゲ部に入部しボードゲームの魅力に出会い…。 っていうところまではよくある美少女部活モノですが、本作は主人公の南森さんが相当の負けず嫌いのため、真剣にゲームに勝ちに行こうとします。 その結果テンション高めのカードゲームアニメみたいなノリになるのが面白い。 放課後さいころ倶楽部がボードゲームを通したキャラクターのやり取りにフォーカスしてるのに比べて こっちは「ガチでゲーム!!!」っていうスポ根スタイルを採っていてプレイングやルール理解に重きを置いているのが伝わってくる…。 天王寺さんのカワイさに頼らずゲームの差し合いにページ数を費やす心意気、しかと見届けました。 じっくり時間をかけてひとつのゲームをするタイプの作品になりそうな予感で楽しみです!天王寺さんはボドゲがしたいmononofu1わかる
ANAGUMA2019/06/11今読むべきバトルロイヤルアクション謎の生命体が跋扈する孤島に送り込まれたのは大量の死刑囚とそれを監視する処刑人! 幕府の恩赦を勝ち取るために、島に眠る不老不死の秘薬を巡って待ったなしのデス・レースがスタート!! 2,3巻くらいで島の状況が大まかに分かってバトルロイヤルの勢力図が定まってくるんですが、とにかくテンポが良くて展開の出し惜しみがないです。 その辺りで一度落ち着くかと思ったら圧倒的なボス敵が出たり、新キャラを大量投入したりと緊張感を持続させる仕掛けが絶妙。 主人公コンビも魅力的です。 死刑囚と処刑人という立場を超えて共闘する最強の忍・画眉丸と凄腕剣士・佐切…完璧な組み合わせだ! 画眉丸の戦う理由も少年マンガとしては珍しい気がするんですが、これもまた渋い…。 アクションよし・群像劇よし・テンポよしの快作だと思います。 ドンドン次が読みたくなる!地獄楽賀来ゆうじ
ANAGUMA2019/06/04超絶技巧のSFバディアクション!📷宇宙怪獣・秘密組織のエージェント・バディアクションのうちどれかひとつでも好きなものがあったら読んでほしい一作です!ちなみに僕は全部好きです! 宇宙人の「入星」を取り締まる管理官の仕事っぷりを東京を舞台に描いたSFバディアクション。 高田馬場とか出てくるけどもう「タカダノババ」感がすごい。それくらいパンク。 洋画的な小気味いいテンポのセリフの応酬と、スピードに乗った超絶描き込みのアクションを組み合わせて バキバキに盛り込まれた設定がサーッと披露されていくのが超気持ちいいんですよ…。 どう見てもワケありのツギハギJK「ライン」と、カタコトのストロングファイター「アン」のちょい百合っぽい主人公チームも見てて楽しいです。(あともうひとり文字通り「割って入る」オッサンが居る) 宇宙人周りの管理官ったら当然二人組ですよね!ってノリで他のエージェントコンビも1巻から山盛り出てきて活躍してくれます。このサービス精神はなに??? もう一切読者に遠慮せずに絵と文字と話の情報密度を詰め込んでやったぞ!!っていうタイプのマンガなので この手のモノが好きな人は鬼のようにハマるはず。 最後に僕が初見で心奪われてしまったポイントを紹介します。 ラインの銃の構えがC.A.R.システムっていうとこです。 このこだわり!!東京入星管理局窓口基
ANAGUMA2019/05/28JKがゾンビ相手に無双する…だけではない!!女子高生+バット×ゾンビっていうパッと見のB級感は大いなる勘違いでした! これはエモい…エモいですよ。 ゾンビを殺そうとする少女がゾンビを守ろうとする少女と出会い…っていう百合・ゾンビ・アクションです。 個人的にイチオシなのはゾンビもの御法度の圧倒的武力、 謎のアサルトライフル使い「隊長」(※異常に強い)の存在です。 彼が画面に居てくれるだけでめちゃくちゃ安心できるのが萌えポイントですね。 スピード感のある描線のアクションも超かっこいい! 1巻は閉塞感のあるセーフゾーンの状況が描かれてましたが、2巻のヒキで一気に世界が広がる予感。 少女たちの冒険と隊長の活躍を要チェックですよ!ゾンビバット松林頂
ANAGUMA2019/05/28「他者」によって物語られる世界の亀裂EU域内への難民流入が国際問題として認識され始めてもう5年近くが経とうとしています。もはや日常となってしまった光景の実像が閉じ込められているのが本書です。 ルポライターのアブリルとカメラマンのスポットルノは2014年、モロッコ国境に接したアフリカ大陸のスペイン領メリリャから取材を始めます。 そこから2年のあいだに、いかにして難民という存在がヨーロッパに「定着」していったのか、彼らと国境がせめぎあって生まれた「亀裂」を、全編写真による表現で克明に写し出していきます。 通常マンガを構成しているのは、突き詰めていけば作者ひとりのことばだと言えるでしょう。キャラクターというフィルタを通しこそすれ、絵によって描かれた存在である彼らはあくまで作者の分身です。 「亀裂」の事情が異なるのは、登場する難民や国境警備の兵士、フロンテクスの職員は写真で撮影された実在する「他者」だということです。 しかしながら、カメラに映る人物はフキダシでしゃべることはありません。彼らのことばは、すべてアブリルの目と耳を通して紡がれるナレーションの中に消化されていきます。 写真という他者の絵をそのままに使うようすはドキュメンタリー映画のようでもありますが、「作者」のことばで綴られた紛れもないマンガという形で結実しています。 難民の抱える事情は地域や個々人により千差万別です。 他者の像をそのまま映し出し、それを自らの言葉で解きほぐそうとするアブリルの姿勢は非常に真摯なものと言えます。 本書の刊行は2016年。この3年の間に「亀裂」はより広く、細かく、深いものになっていったことを読後に想像させるに充分な力を持った作品です。亀裂 欧州国境と難民カルロス・スポットルノ ギジェルモ・アブリル 上野貴彦2わかる
ANAGUMA2019/05/22アニメ好きだった人は読みましょう!異能力を持つ「契約者」たちが暗躍するSFバトルアニメのスピンオフマンガ。 岩原裕二先生はアニメのキャラデザ原案をされているので、ある種原点回帰的な嬉しいコミカライズでしたね〜〜〜。 時系列はアニメ第一部「黒の契約者」の直後。 「トーキョー・エクスプロージョン」によって半壊した東京に新たな驚異”黒いタンポポ”が現れ…という信頼度抜群の展開です。 DTBシリーズの魅力といえばアクションのスマートなカッコよさ! 黒さんの華麗なワイヤーアクションと電撃、すぐ割れる面隠しの仮面はマンガでも健在。 ベタの白黒コントラストが映える岩原先生の作画は、しっとりした色味のBONESアニメとは一味違った魅力があります。 メディアミックスと侮るなかれの骨太なストーリーと画面でファンなら絶対楽しめますよ!!DARKER THAN BLACK-漆黒の花-岩原裕二 BONES・岡村天斎
ANAGUMA2019/05/14バンドデシネの「イメージ」の根幹に関わる一作広大な宇宙の彷徨、発達した科学、自己精神世界への言及、哲学的な問い…。メビウス、ホドロフスキーの黄金コンビが手がけた本作はSFのジャンルでいうと「スペースオペラ」に当てはまります。 BD(バンドデシネ)でもよく見かける定番のジャンルです。 定番ではあるのですがやはり『アンカル』の絵と物語のクオリティは一線を画しています。 私立探偵ジョン・ディフールと謎を秘めた「アンカル」をめぐる冒険活劇がホドロフスキーの豊かなスペクタクルとメビウスの達者な筆致で描き出されていくと、途中で読むのをやめるのは難しいです。人間の想像力って無限なんだなと思い知らされます。 他にことばを絞り出すのが難しいくらい、端的に言って作品としての完成度が高すぎる。 よくもわるくもBDといえばSF・哲学的・アーティスティックというのが一種のステレオタイプとして今でも通用しています。 実際にはそれはBDの一側面に過ぎないのですが、この『アンカル』のような作品が存在しているために強固なイメージとして定着したのは間違いないように思います。 BDの世界に触れるとなったときに避けては通れない傑作のひとつであることは、これまでもこれからも変わらないでしょう。アンカルアレハンドロ・ホドロフスキー メビウス3わかる
ANAGUMA2019/05/13スタイリッシュ・ダーク・ファンタジー・百合(たぶん)・アクション!!きましたね…。ハイパー・カッコイイ・アクション・マンガが…。 まず主人公が所属する”組織”V.S.敵のアウトロー集団っていうパターンの”組織”が僕は好きなんですけど 今作は欲張りにもこの”組織”が協会・教団・財団という三勢力で構成されてます。 いいじゃん…。上層部の言い分とか縄張り争いに振り回されながらも任務をこなす主人公いいじゃん…。 その主人公が、伝説の聖剣に選ばれてうっかり怪物と戦うハメになった落ちこぼれの女の子アンドレアで、”組織”のエリート美少女ネオンとコンビを組んで人類の脅威である悪魔と「カイジン」に立ち向かいます。 出自も立場も全く違うふたりが戦いの中でそれぞれを認め合っていくわけですよね、わかります。ありがとう。どうもありがとう。 そしてバトルは超スタイリッシュ。 白黒を基調に整理されまくったスピード感のある描線がシビレます。 構図もカッコイイんだこれがまた…。 アクションについてはもうとにかく見てください。 設定・キャラ・絵、3点揃ってハイレベルです!!追っかけましょう!!ブレイズ・ソー・エッジ吐兎モノロブ2わかる
ANAGUMA2019/04/18本田圭佑が『ファンタジスタ』に電撃移籍!!つまるところ本作は「本田圭佑がファンタジスタの世界に現れた件」であり、本田圭佑の異世界転生ものです。 恥ずかしながら当方ファンタジスタ未読ですが、ファンタジスタのキャラが日本代表になった時系列であること、そこに平然と本田圭佑が紛れ込んでいること、そしてなぜか違和感がないことは一瞬で理解できました。 ちょっと話題になった「ボランチなんてようせんで」など本田ファンのツボを押さえたセリフやエピソードも盛りだくさん。 マンガの中でも本田が世界と渡り合っている姿はグッと来るものがあります。 なにより坂本轍平らマンガのキャラと並んでも遜色ない存在感を発揮しているのがすごい。 きちんと彼らを引き立てて導いていくのは実在の選手ならではのパワーなのかもしれません。 プロフェッショナルことケイスケホンダの活躍がマンガで読めるのはファンタジスタ ステラだけですよ!ファンタジスタ ステラ草場道輝 本田圭佑1わかる
ANAGUMA2019/04/04鋼鉄の義手を持つ伝説の護り屋「イージスの盾」!!想像したことはないだろうか。 どこか古びた喫茶店の指定席にいつも座っている謎の少女。 窮地に陥った者のみが彼女を通して秘密の仕事を依頼できる…。 それです。このマンガは。 弾丸すら弾き飛ばす鋼鉄の義手を持つ「イージスの盾」と呼ばれる伝説の「護り屋」が毎話非合法方面の護衛任務に挑む…。 中学生当時このあらすじによだれを垂らしながら食いついたのですが、本作の真のよさは重厚な人間ドラマにあります。 楯の前には毎話さまざまな事情を抱えた依頼人が現れるのですが、プロフェッショナルとしてどんな人間だろうと必ず護り通す。そこの交流が本当にシブいんですよ…。超ハードボイルド。 「護る」というテーマだけでこれほど話のバリエーションが出せるものかと驚きながら読んでました。 基本はオムニバスで短いシリーズがサクサク続いていくのですが、楯の仇敵の存在が明らかになり今までのキャラクターも関わって大きな物語に…という大好きなお約束も付いてきます。 続編の暁のイージスやクロスオーバーしたジーザスも合わせて読むともっと楽しいですよ!闇のイージス七月鏡一 藤原芳秀1わかる
ANAGUMA2019/04/03幼女がかわいい王道ダークファンタジーあらすじ説明しようとすると1話のネタバレになるから何も言えないんですけど、雑にまとめると不死の男と謎の力を持った幼女の絆の物語です。 これだけでイケる人には絶対外れがないのですぐにでも読んでほしい。 D.Gray-manやハガレンのDNAをしっかり受け継いだ正統派でありながら、主人公とヒロインの関係設計が秀逸で飽きないですね。ダークなファンタジーのジャンルのツボをバッチリ押さえてあります。 絵画だったり、文化保存組合(メセナ)が敵組織だったりと扱ってるモチーフも新鮮です。絵もめちゃめちゃ上手い。あれ?隙がないのでは? もっと話題になってほしい!魔女の怪画集晴智3わかる
ANAGUMA2019/04/03テロを生き延びたマンガ家が示す「描く」ことの意味ここ10年くらいのあいだに、自伝やエッセイぽいバンドデシネのスタイルが、フランス語圏を中心に広く市民権を得ています。 ヨーロッパのマンガといえばメビウスやエンキ・ビラルのような、ゴツめのSFのイメージがいまだ根強い気もしますが、もっと生活に身近なテーマで軽く読める作品が近年増えているんですね。 そのなかでもダントツに「重い」実話マンガが本作。 新聞社シャルリ・エブドで風刺マンガ家として仕事をしていたカトリーヌは、打ち合わせに遅刻したことで偶然ISのテロリストの襲撃から逃れ「生き延びる」ことに。 その日から彼女の苦しみが始まります。 昨日まで一緒に机を囲んでいた仲間のマンガ家たちがみな殺されてしまったというのに、これまで通り世の中を笑い飛ばす作品を描くという、それこそ冗談のような状況で仕事をしなければならないのです。 さらに当事者のカトリーヌの心は置き去りのままに、「JE SUIS CHARLIE(わたしはシャルリ)」の鬨の声が各国であがり、いち風刺新聞であったシャルリがテロとの戦いの急先鋒に祭り上げられ世界デビューする始末。(これも悪い冗談!) そしてカトリーヌは記憶を失ってしまいます。 シャルリ・エブドがなぜ差別行為とも取れるようなドギツイ風刺を行うのか、どんな存在なのか、なぜISがターゲットにしたのかなど日本ではなかなか想像しづらい部分がありますし、いい/悪い、被害者/加害者といった単純な構造で説明できる問題ではないと思います。 僕が心を打たれたのは、彼女が再びペンを取って本作に描いたのが、犠牲となった同僚のマンガ家たちが、生きて、誠実に表現をしていた姿だったことです。 シャルブやヴォランスキといったレジェンド作家たちが築き上げてきた、シャルリというマンガの牙城に自分も加わっていたという誇らしさが表明されているのです。 壮絶な境遇におかれた彼女にしか、この「描くこと」への誇りを「重さ」をもって、世の中に投げかけることは出来ないように思います。 手塚治虫先生は『マンガの描き方』のなかで差別を行うことの卑劣さと、創作することの尊さの両方を説いています。 カトリーヌはその混沌の渦中で命を拾い、創作の手綱と仲間を失いました。 彼女は今も立ち直れていないといいます。 それでも立ち上がるために「軽く」あろうと、描くことをやめず、「美なるもの」を求める彼女の精神は、この世界で間違いなく尊ばれるべきもののように思えるのです。わたしが「軽さ」を取り戻すまで “シャルリ・エブド”を生き残って大西愛子 カトリーヌ・ムリス1わかる
ANAGUMA2019/04/02本格特撮百合マンガ「ヒロかん」始動!悪の組織を追われた元怪人女幹部が女ヒーロー(※顔がいい)に助けられてイッパツで恋に落ちる。 展開に無駄がなくていいですね。そういうのでいい。そういうので。 そしてスーツや怪人のデザインが超秀逸で、「わかってる」感が滲み出ている。 特に主人公の颯ちゃんが変身する「ラピッドラビット」がめちゃカッコイイんですけど わかりすぎているがゆえに某ライダーとモチーフがドカブリする始末。 (※因果関係はないらしいです。当たり前だ!!) 個人的には敵対していた者同士がタッグを組むことのアツさを使って もうちょいシリアス展開も見たい気がするんですが 今のゆるっとイチャラブコメディの雰囲気も絶対的に維持してほしい…。 なんて贅沢な悩みだ! そういうのが全部盛ってあるカツカレーみたいなマンガです!ごちそうさまでした!おかわり!!ヒーローさんと元女幹部さんそめちめ2わかる
ANAGUMA2019/03/25ネタバレ五等分の花嫁について語ろうようやく読みはじめて我慢できなくなって自分で立てました。 ラブコメに見せかけた凶悪なサスペンス・スリラーですよコレは… みんな誰推し…?五等分の花嫁春場ねぎ1わかる
ANAGUMA2019/03/14ナチス×ドイツ×メイド男子+復讐少女!!盛るよなァ〜〜〜要素をさァ〜〜〜。 しかしながらこのマンガが真に素晴らしいのは 異常な射撃の腕を持つメイド服の青年と親の仇への復讐に燃える少女のコンビが ゾンビやナチスとガチバトルを繰り広げるっていう キャッチーな要素の底の底に、血の通った人間のあったかさが しっかりと敷き詰められているところです。 食事のシーンとか、ちょっとしたふたりのやりとりとか、ゾンビを前にいがみ合っていた人間が手を取り合うとか…。 本格ゾンビ・アクション・ホラーの中に 片山ユキヲ先生の「やさしさ」の芯がきちんと通っているので ゾンビものの枠組みを超えて「人間ていいよね…」ってなっちゃうこと間違いなしの良作です。夜明けの旅団片山ユキヲ3わかる
ANAGUMA2019/03/11絵がうますぎる神短編集アニメーターとしても活躍されている海島さんの初短編集。 まず絵が気絶するくらいうまい。ほんとに。マジで。 どの話も絵的に派手なことが起きるわけではないんですが キャラクターの気持ちがイッパツで流れ込んでくる圧倒的・絵・パワーによって、感情の機微をミリ単位で調節するかのような繊細な物語が見事に成立しています。 これだけ絶妙な表情が描けるのは本当にすごい。 今年読んだ短編集ではダントツに好きでした!ありがとうございます!!!!プリズムの咲く庭 海島千本短編集海島千本
ANAGUMA2019/03/05カッコイイぜ…ニンジャ=バッツ…!バットマンが戦国時代の日本に異世界転送されて 天下統一を果たしたトノ=ジョーカーとの決戦に挑むという狂気のプロットでカッ飛ばすDC一世一代の超企画。 それがまさかの久正人ワークでマンガ化とあっては読まないのが損すぎますよね。 なんでしょう。 陰影がいつもの3割増しでバチバチにキマりまくっていて マジで久先生が描くために存在しているコミカライズだなと思いました。 ジャパニーズ・アメコミの真髄を見て!!! そしてカバーの紙がいい。これは紙で買おう。ニンジャバットマン久正人 DC COMICS2わかる
ANAGUMA2019/03/05クレーンゲームの腕前がすべてを支配する世界という無茶苦茶な設定ですが全編「そっか!!」となってしまう勢いがすごい。 遊戯王とかで育った人はノリにノレるタイプのマンガ。 コロコロコミックに載ってても違和感ないピュアな楽しさが詰まってます。 ワンタンちゃんところねこのコンビもアツいし ラストにまさかの展開が待ち受けているのも笑ってしまうけどしっかり息は呑んだ。 キレイにまとまってる分「もっとワンタンちゃんの活躍が見てえ〜〜〜」ってなるいい短編です。 頭カラにしてスカッとしたい時に是非!ゆるっとハンター☆ワンタンちゃん中山敦支6わかる
ANAGUMA2019/03/04人体破壊表現のひとつの到達点古今東西のマンガで人間の体は多種多様な表現でブッ壊されてきました。 本作では農民上がりの一撃隊が使う粗削りの剣術と 殺しのプロであるサムライの剣筋とが描き分けられていて 重い、鋭い、強い、痛い、などキャラが食らった斬撃が どんなものだったのかが一発で伝わってきます。 それによって損壊される身体も 気持ちよくデフォルメされてるかと思えば、痛々しく醜いほどに写実的に描かれたりとさまざま。 目まぐるしい物語の状況変化や、キャラクターがどんな感情を抱えているのかが ときどきで破壊される身体の表現によって語られていくのです。 ただカッコイイわけでも、ただグロいわけでも、ただリアルなわけでもない。 「人を斬る」ことを真摯に捉えた表現が本作には描かれています。いちげき松本次郎 永井義男2わかる
ANAGUMA2019/02/26SNS時代の映画鑑賞を楽しめ!!映画「クラスタ」なんて概念が定着しつつある平成の終わり。 映画の感想や感覚を共有するのはもはや普通のことになりました。 観たあと「みんなで楽しむ」ところまで映画の面白さが拡張されてんだなァとしみじみ思ったりします。 秀逸なのは死ね部メンバーそれぞれに「映画観るやつの生態あるある」が割り振られていることです。 B級映画マニアとかポップコーン食う派/食わない派とか…。 少しでもこだわりを持って映画を観てる人ならつい笑っちゃうようなネタが盛りだくさん。 自由で楽しい映画鑑賞のコツを教えてくれるいいマンガです。シネマこんぷれっくす!ビリー1わかる
ANAGUMA2019/02/18ネタバレすげえ話したくなる…タイプのマンガでは…?個人的にはセカンドデスノートくらいの完成度だと思うんですが 周りに読んでる人いなさすぎて悲し…。夜になると僕は益子悠 一×
ANAGUMA2019/02/18殺し屋好きはマストバイだぞ!!!女殺し屋っていうのが最高なので 表紙のクソカッコよさに惹かれて買いました。 とりあえず言えることは ・ちゃんと凸凹の相棒が居る ・アクションがマジでウマい。銃撃戦超スタイリッシュ 以上でスコア200億点です。 ジョン・ウィックとかキングスマンの新しい雰囲気をまといつつ 時代設定がバブル期っていうこのギャップがイイですね…。鈍色のカメレオン春日井明2わかる
ANAGUMA2019/02/13爽やかな百合の風が吹き抜けていく…原作者の宮澤伊織さんのインタビューが各所で話題になっている本作。 スパイラル ~推理の絆~に心を囚われ続けているため飛びつきました。 さまざまな怪異に立ち向かうゴーストバスターズテイストの基本線は抑えつつ 主人公二人の絶妙な関係性を「やっている」のが無二の読感になってます。 絵の流麗さも相まって爽やかな百合の息吹を感じられます。 怖いところはちゃんと不気味でゾクッとするのでそのギャップもある。 くどくないのがいいですね。 あと単行本がすげえ分厚い。ガンガンの魂を感じました。裏世界ピクニック水野英多 宮澤伊織 shirakaba2わかる