ゴッサムを守るのはジョーカー…!!

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バットマン最大の宿敵といえば犯罪のカリスマ、ジョーカーです。
狂人である彼が正気を取り戻した時、ゴッサムに何が起こるのか、バットマンは彼を裁けるのか?という「もしも」を描いたシリーズ。

単に善悪の設定を入れ換えただけでなく、ブルース・ウェインという上流階級と、社会的弱者ジャック・ネイピアという対立構造を描くなど、現代のアメリカ社会を背景にしたテーマ構成が秀逸で、説得力があります。

市民の味方として声を上げた「ホワイトナイト」が現れたことで、法に縛られずに暴力を振るう「ダークナイト」とビランの違いはどこにあるのかという問題が浮き彫りになり、バットマンのフォロワーとして声援を送っていた読者の心も揺さぶられることに。

アルフレッドレッドが病に倒れたことで深まるブルースの孤独、何時ジョーカーに戻るかわからない不安を抱えたジャックの葛藤…。
「ふたりのヒーロー」が悩み、傷つき、それでも戦うようすには胸が熱くなること必至です。

シリーズのヴィランも総登場するほか、ジョーカーを付け狙う黒幕ネオ・ジョーカーの設計などオタクが喜ぶ要素もタップリ。
特にクライマックスのバトルは『スパイダーバース』的なお祭り感があってテンション爆上がり。
映画になってくれ…!!

設定の奇抜さだけではない上質なエンタメに仕上がっているので、バットマンを読んだことがない人にこそ読んでほしい一作です!

映画『ジョーカー』公開して、これも読んだけどこっちだとバットマンが孤立していくんだよな…。
バットマンもジョーカーもコインの裏表みたいな存在なんだっていうのが『ホワイトナイト』と『ジョーカー』通じてより強く感じた。

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