オカルトチャンネルを撮影している配信者と助手の男ふたりが主人公。
よくある怪異退治ものとは違う切り口と、一気に主人公ふたりの関係性をブチ上げていったオチがインパクト大でした。核心部分を描かずにここまで会話で魅せられるんだというのがすごかったです!

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エロイーズ 本当のワタシを探して

物語の始まりのシーンが好き

エロイーズ 本当のワタシを探して
ANAGUMA
ANAGUMA

本作、ベンチに座っていたエロイーズがふと記憶喪失になっていたことに気付くシーンから始まるのですが、その自然さがなんだか巧みで、ピンク色のカラートーンとともに強く印象に残っています。 メインとなるストーリーラインはサブタイトルにもある「本当のワタシ」探し。 少ない手がかりを元に記憶を失う前の自分がどんな人間だったのかを調べていく…と書くと壮大なミステリーやサスペンスのようでもありますが、そうそう大変なことが起こるわけでもないのが人生というものかもしれません。 どこにでも居る女性だった(と思われる)エロイーズ・パンソンの身の回りも、世の人のご多分に漏れずありふれた出来事ばかりだったようで、一生懸命過去の自分の身辺調査を行うほどに些細でちっぽけなことばかりが判明していきます。そのようすは親近感やおかしみと同時に、どこか空虚さというか、切なさも感じさせたり…。 「記憶を失う前の自分ってどんな人間だった?」というのを入り口に「そもそも根本的に自分ってどんな人間なんだろう?」という二重の意味で「本当のワタシ」を探すことになるのが妙味です。 そんな深いテーマもありつつ、バンドデシネとしてはかなり読みやすい部類に入ると思います。エロイーズのちょっとした仕草がどれもかわいかったり、普段縁遠いフランスでの「フツーの」暮らしが垣間見えるだけでも面白いので、読む機会があれば気軽に手に取ってみてほしい一作です。

あいつはおかると
あいつはオカルト
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改造人間ロギイ

改造人間ロギイ

自ら手術を受け、改造人間になる者が増え続ける近未来。法律も警察も対応できない無秩序な世界で、改造人間相手の事件を請け負う正体不明の男がいた。彼の名はロギイ、通称“処分屋(かたづけや)”。その目的とは一体…!? 読切版『改造人間ロギイ』(週刊少年ジャンプ2011年8号掲載)も収録。

ぎなた式

ぎなた式

スポーツ万能の高校生・赤嶺月嵩は、なぜか一つの競技に没頭することができずにいた。そんな中、薙刀を持って現れた転入生・國田美鶴との出会いをきっかけに、予想外の道へと一歩を踏み出すことになり…!?

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