nyae2019/09/05国宝📷3巻まで読んで、とても多幸感に包まれました…国宝級の純愛漫画です。 単行本派なので連載は追ってないですが、4巻はいつ出るのだろうか。それまでは生きていたい。 雨井ちゃんが作った朝顔のキルトを見た先生のシーンは思わずホロリ。うん、うん…!楽しかったよね…ッ!! 話が進むほどギャグがどんどん冴えていっているような気もします。恋愛以外の部分もしっかり面白いのがこの漫画の魅力です。とくに雨井ちゃんの親友、織田さんのボケっぷりが最高でした。 画像は、雨井ちゃんがお菓子作りの本を読んでたら「子作り」のところだけ読んでしまった織田さん。どうかそのままでいてくれ…塩田先生と雨井ちゃんなかとかくみこ6わかる
nyae2019/09/05鶴と亀が、出会った…やけに達観した貧乏学生の鶴田くんと、無表情だけど一途でまっすぐに彼を愛す亀山さんが、出会った… 亀山さんの誰も真似できない猛々アプローチの末、無事交際。世間一般から少しずれてる2人、お似合いだと思います。 お互い家庭事情が複雑みたいですが、亀山さんがヤクザの娘だというのは読み始めでは明かされず後半になって初めてわかります。なのに帯やあらすじで盛大にネタバレしてるのが少々残念でした。 2巻待ってます!出会ってしまったツルとカメむんこ1わかる
nyae2019/09/04静かな絶望或る日突然、主人公の作家と担当編集者と野良の培養肉(?)以外の生きものが消えてしまったところから始まる物語。 残った者同士、喰うか喰われるか、もしくは全く喰わないかの状況で淡々と「なんとなく希望がない絶望感」が漂います。 この作者独特の可愛くてメルヘンチックな世界観に唐突に訪れるどす黒い不安の塊のような表現(しかしそれに全く動じないキャラたち)が好きなら読んで損はないと思います。 たまに挟んでくる培養肉レシピは全く参考にならないのにしっかり読んでしまう。培養肉くん宮崎夏次系1わかる
nyae2019/09/03木崎くんはとても優しい📷Twitterでバズっていたので知って1巻だけ読んでみました。 大人しくてぼっちの田村くんにやたらと絡んでくる木崎くんの日常ギャグです。 読めばわかりますが、木崎くんは見た目と言動が不良なだけで、根はとても優しく、田村くんがクラスメイトに「村田」だと間違われてるのを見過ごせずに「田村!田村ァ!」と絡むようになったのです。 2人きりのときは「たむたむ」と呼ぶし、捨て犬はほっとけないで飼っちゃうし、中学時代の不良仲間と田村を会わせないようにするし、微妙にではなくかなり優しい木崎くんです。 木崎くんが風邪で学校を休んだとき、田村くんはホッとしますが元々ぼっちなので誰からも話しかけられない場面が切ないです。微妙に優しいいじめっ子もすこ3わかる
nyae2019/08/23無敵の転校生、高田くんどんな嫌味を言われても前向きに捉えるので、いじめっ子もタジタジ。 面白すぎて3巻一気読みしました。 お父さんのお弁当の味玉のくだりは泣きます。 高田くんのもうひとりの親友・日野くんは、タンクトップを愛する、高田くんとはベクトルの違うピュア少年。基本ボーッとしてて大事な時はだいたい寝てるけど、かなり大事なキャラだと思ってます。 高田くん、西村さんと出会ってくれてありがとう!事情を知らない転校生がグイグイくる。川村拓3わかる
nyae2019/08/21わかり合えなさを小学生の目線で描くとにかく思考する小学三年生の花ちゃんが主人公。 カレーに餃子を合わせてくる父親 両親に甘やかされる親戚の子供 自分の都合に合わせて親に離婚して欲しいと言う同級生 片親についての持論を展開してくる転校生 クラス替えで疎遠になった親友 両親が離婚したことによる身の回りの変化と、家族や親戚、同級生たちとの関係性。人間同士、わかり合えなくて当たり前なんだと小学生に教えてもらったような気持ちになりました。コスモス光用千春2わかる
nyae2019/08/21衝撃エッセイからお役立ちまでてんこ盛り漫画家ならではだなと思ったのは、原稿明けにボロボロの体で食べたものの思い出を語っている作家さんの多いこと。 殆どがエッセイですが、スエカネクミコ先生は創作でした。 衝撃的だったのは峰なゆか先生の炭水化物愛。 役に立ったのは晴川シンタ先生の蟻塚と、釣巻和先生の心太アレンジレシピ。 エッセイとして面白かったのは、石黒正数先生のラ王と多田基生先生の普段の食事が粗末すぎて美味しいラーメン食べたら脳がバグっちゃった話。 酒、肉、麺ときたら次はなんだろう。 スイーツ?マンガ麺石黒正数 長田悠幸 シモダアサミ 峰なゆか スエカネクミコ 篠丸のどか 音井れこ丸 釣巻和 米代恭 上田信舟 鳴見なる 北駒生 三月えみ ロッキー トウテムポール タカダフミ子 板垣巴留 晴川シンタ 麻日隆 多田基生 たかし♂ 円藤エヌ
nyae2019/08/21ギャグ度高めの三角関係百合あこがれの七海先輩に告白したところ、まさかのOKをもらえたと思いきや、先輩の元カノ・怜へ見せつけるために当て馬として彼女にしてもらった主人公のしおりん。 怜は七海としおりんを見て嫉妬と絶望、これ以上ないNTR感を味わうが、これぞ自分が求めていた究極の愛だと気づき、二人にはカップルのままでいて欲しいと告げる。 そこから、何をしてでも怜に振り向いて欲しい七海、当て馬として七海に無償の愛をぶつけるしおりん、いきなり「おっぱいバトル」という破廉恥な大会を開催する怜との、登場人物全員おかしい前代未聞の三角関係が勃発したのであった。 久しぶりに鈴菌カリオ氏の新作を読めるだけで喜びだが、ハイテンションながら少女たちそれぞれの恋模様をしっかり描いている。百合とか関係なく、普通に笑えるマンガを探している人にもオススメ。 キャッキャウフフ的な百合とは少し(だいぶ?)違うけれど、ヒットして欲しい。当て馬カノジョ【電子特別版】鈴菌カリオ2わかる
nyae2019/08/20🍑癒やし度500%ど天然🍑📷パワハラ上司のせいで心身を壊した桃瀬くんは、転職先で白崎主任の部下になった。なにをするにも顔色をうかがっては胃を痛める毎日だが、白崎主任の穏やかな人柄とど天然ぶりに少しずつ傷が癒えてゆくのであった。 あくまでもど天然なのでポンコツではないところがポイント。 世界中の上司がみんな白崎主任だったらパワハラなんて言葉は消えるし戦争もなくなるのになぁ… 描き下ろしもたっぷりあるのでコミックスで読むべき🍑 新しい上司はど天然いちかわ暖1わかる
nyae2019/08/19みんなかわいいよ…恋煮込み愛つゆだく大盛りに引き続き、愛されたい女達の悲喜交交を描いた短編集。 なんと、よよの渦の続編が描かれています! 辛さマシマシだし、前作より重いのかなという感じがありますが、個人的には前よりも笑えたなと思いました。多分、前作では「にくまん子とは何者ぞ…」と少し恐る恐る読んでいて、それに比べると今回は絶大なる信頼があって読み始めたからかもしれません。 「とおくとおくとおくのほし きみはしらないしらない わたしのはなし」 という話では、とある星へ留学する女の子が主役で非日常的な世界観なのですが、好きな人のことで頭がいっぱいなのは宇宙にいようと地球にいようと同じだなという。 とりあえず今作も期待を裏切りませんし、あ〜みんなかわいいよ…となるはすです。涙煮込み愛辛さマシマシにくまん子
nyae2019/08/16やっぱり葬儀屋は面白そう葬式や葬儀屋がテーマの漫画は元から好きだったのと、表紙の絵が妙に滑稽で気になったので読んでみた。 タイトルの軽々しい感じからギャグかと思いきや、シリアスもあり葬儀屋のリアルもちゃんと描いている。 実家の葬儀屋を継ぎたくなさすぎて、葬儀屋と対角にある(と思い込み)医者を志すも受験に失敗し仕方なく葬儀屋に勤めだした男・木戸次郎が主人公。 高校の同級生の家の葬儀を担当したり、ライバルに大手チェーンの葬儀屋が出てきたり、次郎のオヤジが破天荒すぎたり、自殺志願者を助けたり… 葬儀屋とひとことで言っても、人それぞれ違う人生の最期を締めくくる責任重大な仕事だと思う一方で、面白そうな仕事だな〜とも思います。 昔、葬儀屋で仕事がしたくてバイトの求人を探すも、スーツを着なければいけないのが嫌で断念したことを思い出しました。まいど御愁SHOW様!!水野トビオ
nyae2019/08/16うざかわいくて弱すぎる悪魔、メムメムちゃんまずメムメムちゃんが27才であるということをここに知らせておきたい。 この赤ん坊のような見た目の悪魔の女の子が、27才なんだそうです。思い切った設定ですね。 こういったメムメムちゃんの衝撃的な生態を急にさらっと明かしたりするのが面白いです。 内容としては、おっぱいが大きい女の子がわんさか出てきますが、エロ漫画ではないです。メムメムちゃんのすこし(だいぶ?)うざい性格のせいでツッコミばかりの生活になってしまった高校生のひょう太とのドタバタな日々。 腹が捩れるほど笑えるわけでもないですが、苦なくずっと読んでいられるある意味ほのぼの漫画でもあると思います。悪魔のメムメムちゃん四谷啓太郎4わかる
nyae2019/08/15不器用な女の子つぐみの青春物語📷人と合わせることができず、友達がいない高校三年生のつぐみは、自分の居場所をもとめ美大受験のため予備校に通い始めます。 そこで出会った人たちとの関わりの中で、閉ざしていたつぐみの心が少しずつ解き放たれる様子をゆっくり繊細に描く傑作です。 最初は能面のような顔のつぐみに読者として取っ付きにくさを否めなかったのですが、不器用ながらも自分に正直なところや、時たま見せる笑顔から目が離せなくなります。 受験シーズンに将来の不安にかられたり、人とつるむのが苦手でまわりと同じ青春時代を送れなかった人間には非常に刺さる部分が多いです。 ケータイコミック連載だったそうで、一コマずつ読んでいく形式なのですべてのコマが同じ大きさなので、窓から覗いているような感覚にもなり面白い。マスタード・チョコレート冬川智子
nyae2019/08/14異星人、バクちゃんの東京物語日本の東京を舞台に、バク星からきたバクちゃんの目線で綴られる日常SF。 電脳マヴォで発表、自費出版し、第21回文化庁メディア芸術祭で新人賞を獲ったものを再構築して連載化したものだそうです。 1話では東京メトロのスペース線で地球にやってきたバクちゃん。怒涛の入国審査から満員電車とさっそく都会の洗礼?を受ける。ただ、異星人との共存が普通だったり電車内で放水があったりと少し様子が違う…? 新たな環境でバクちゃんは楽しく暮らして行けるのか。バクちゃん増村十七5わかる
nyae2019/08/13人と人との繋がりを再認識できる短編集誰もが持つ人生のドラマを描くオムニバス短編集。 ある話では脇役だったキャラが主役になったりと、すべての話が繋がってます。 考えてみれば当たり前だけど、あの時のこの台詞にはこういう背景があったのか、というのが違う話で判明したり、友達・親兄弟など辿れば無限に広がる人と人との繋がりを改めて認識できる構成になってます。 かなり内容を練ったうえで描かれてる印象があって、完成度も画力もかなり高いのでこれがデビューコミックスだとあとがきに書いてあるのをみて驚きました。 次の作品を読めるのが待ち遠しいです。グッド・バイ・プロミネンスひの宙子1わかる
nyae2019/08/12才能の塊📷表紙の美青年の絵だけでは想像つかないかもしれませんが、人前で読むと笑いをこらえるのに苦労するタイプのマンガです。 このとんでもなくバズっているツイートが面白いと思ったならば、絶対に読むべきです。このレベルの話があと7話分載ってます。 https://twitter.com/wymaaa/status/1160203058262921216?s=21 お気に入りは二階堂くんが初めて伊藤潤二を知った時のひとコマ。夢中さ、きみに。和山やま5わかる
nyae2019/08/09ネタバレ悲しい殺人美容室を営む夫婦の養子として育ち、美容師としての腕を磨いていた増子英雄。若くしてファッションデザイナーの仙川亜衣に腕を認められ、カリスマ美容師として原宿に店を構える。 公私ともに親しい間柄だった英雄と亜衣の間にいつの間にか生まれた複雑な思いがこじれ、英雄は亜衣を殺害。 英雄の逃亡により、登場人物たちがそれぞれに持つ深い闇が明かされていく。 英雄を追うがさつなベテラン刑事の猪野。 同じく刑事で警視庁次官の娘、香音。 英雄を匿うバーのママ、新吾。 有名になるため英雄を見つけようとするグラビアアイドルのりん子。 そして、徐々に明らかになる英雄の過去。 それぞれが本当にキャラが強くて、なにが起こるかわからない緊張感のようなものが常に漂う。なかでもより個性が強い、胡桃沢香音が気になる。 サラブレッドの血を受け継いでいながらとんでもないコミュ障。しかし、誰よりも人の心の闇に敏感で、常に英雄の内側を見ようとする。 がさつな猪野とは関わりたくないのに、タッグを組まされて日々困惑しているが、あだ名を付けられたことを異常なほどに喜ぶ。とっても気になる。[poor] (プア) ゼラニウムの誘惑郷田マモラ5わかる
nyae2019/08/08究極の理想の暮らしがここにあるおっとり系女子のトーコちゃん(おそらく作家かライター)は日本からドイツに移り住んでまだ間もない。 相棒は、人間と同じように2本足で歩きおしゃべりする猫、むぎくん。 日本との違いを楽しみながら、食事や遊びを工夫して暮らす様子がエッセイ風にほのぼの描かれてます。食いしん坊のむぎくんのためにドイツならではの食材を使っておやつやごはんを工夫して手作りしたり、おにぎりを握ってピクニックしたり、青空市へ行ってチーズや野菜、パンを買ったり、クリスマスマーケットへ行ったり、ほとんどの店が閉まる年末年始をゆっくり過ごしたり… こんな生き方ができたら死んでもいい(いや生きる)というほどに理想的な暮らしがそこにありました。 一人ぼっちだとたぶん心細い。人間のパートナーだとよほど気の合う相手じゃないと無理。 だからむぎくんの、動物なんだけどコミュニケーションがとれる、だけどお金を稼げないから自分が養ってあげないといけないという、パートナーとペットの間くらいの関係性がベスト。 はぁ、現実逃避………ねこと私とドイッチュラントながらりょうこ2わかる
nyae2019/08/08ゆっくり進むかわいい恋の話たぶん、カレカノの次の連載作品だったと思うけど、落差がすごくて大丈夫か…と思った記憶が。結果大丈夫でした。 主人公の七花は地味で平凡な女の子なんだけど、まわりのキャラクターがめちゃめちゃ濃い。 七花の幼馴染には、日仏ハーフの超絶美女(中身は美男子で女子に大モテ)ののばらと、学年一の秀才・蓮華(こちらも美女)。それぞれにまたキャラの濃い兄たち(通称・兄ーズ)がいる。高スペックの濃いキャラがわんさと出てくるところはカレカノぽくていいですね。 七花の恋の相手は、学校で女子に王子ともてはやされている葉月。 七花は葉月のナルシスト気質が受け入れられず、関わりを拒絶したことから恋が始まる…のですが、 一話目が1月の話、二話目が2月の話…といった感じである意味一定のペースで進むことでかなりじっくり恋が育つのですが、それがこの漫画の良さで、月刊連載なので雑誌の発売月と内容が連動していたらしく、読者と同じ時間の流れを漫画の中にも作ったような、画期的(?)な作品です。 葉月の気持ちが七花に向いたことで、王子・葉月を取り戻すために女子たちが七花をどうにかしないと…という流れで、そういう展開か、と思いきや「でもこれっていじめでは…?」といまいち悪者になれずに、尾行してても人気のない道を歩く七花を心配しちゃう女子たちがかわいい。 悪者キャラ殆ど出てこない。安心。eensy-weensyモンスター津田雅美
nyae2019/08/06ネタバレ孤独死をあえて選んだ女子供の頃に憧れていた叔母が、悲惨な孤独死をとげた。 叔母のように未婚&子なしでいるのはまずいと思い、婚活宣言をするも、年下の同僚男性に「結婚すれば安心という発想は令和には通用しない」とバッサリ。 結婚しなくても、婚活してもバカにされるならば、いっそひとり(と飼っているおキャット様)で生き、ひとりで死んでやる!と心に決めた35歳OLの山口鳴海の決意が強固になった第一話。 最後、その同僚・那須田君とのラブコメ展開も匂わせてましたが色々こじらせてそうな感じが絶対面白い新連載だと思います。ひとりでしにたいカレー沢薫 ドネリー美咲6わかる
nyae2019/08/02圧倒的支配力に立ち向かう動物たちの下剋上ライオンが王族として圧倒的力を持ち支配する国。 王族たちがなによりも「美味しいもの(美食)」を求めて下劣な狩りを繰り返す様に耐えられなくなった奴隷のトムソンガゼルの少年・ブエナは、たった1人で王族に立ち向かう“白い悪魔”と呼ばれるチーターと仲間になり王族を倒すため国を飛び出す。 見た目は動物だが、二足歩行が基本(四足からの進化らしい)。動物らしいのは見た目だけで、感覚としては壮大な人間ドラマを見ているようです。血みどろ、グロ描写が苦手な自分でもすぐ読み終わってしまったほど入り込んでしまいました。 物語の中では王族の中でも中性的な見た目のマルシアスというライオン(すごいナルシスト&めちゃ強くて面白い)との戦いがメインで、命がけの戦いは一旦終わるものの「王族を倒す」という目的にはまだ程遠いところで完結しています。 マルシアスより強いライオンもいて、そしてその頂点に立つ王は姿も見せない。 何かしらの事情があってのことかは不明ですが、続きがあるなら読みたい…! 「ヤスミーンて何」と思いながら読んでましたが最後の最後で知ることが出来ます。ヤスミーン畑優以1わかる
nyae2019/08/01今度は育児!ヒヤマケンタロウの妊娠から2年後くらい、ケンタロウは無事に出産。息子の幸太郎の育児と仕事を難なくこなしている…わけもなく。 シンパパとしてバタバタの日々。 いまだに妊夫(妊娠してる男性)に対する世間の理解はほとんどなく、というよりケンタロウが注目されていたときからまた認知度が低くなってしまっていた。妊夫自身も妊娠が恥ずかしいことだという認識がなくならない。 ケンタロウがかつて自分の居場所を作るためにたちあげた父と子向けのカフェも、利用者が増えず閉店の危機に。 そんなとき、人気男性アイドルの妊娠が発覚し、芸能界を追いやられてしまう…。 男の妊娠が可能になっても男女の性差が浮き彫りになり、本当の平等って難しいのだなと。ありえないことを題材にしてるのに、めちゃくちゃリアルなのが本当にすごいし面白い。 生理ちゃんとかもそうだけど、男の身に起こらないことなら知らなくてもいいという考えは通用しない世の中になっていて、そういう方向にどんどん変わっていけばいいなと思う。ヒヤマケンタロウの妊娠 育児編坂井恵理3わかる
nyae2019/07/31可愛いあの子が情熱を注いでいるのは…湘南ゴム工業株式会社に勤める主人公の砂上(さがみ)くんが異動したのは、総合開発部の営業企画室。 彼は研究・開発担当の近藤結(こんどうむすぶ)という女性に片思いをしてます。 そんな彼女は日々真面目に「コンドーム」に向き合い、研究をしているのでした。 ムスブさんとどうにか親しくなりたい砂上くんですが、相手もいないのに結さんから試作品を手渡され、感想を求めてられてしまいます。 結さんは、厳しいお父さんの影響で自宅から片道3時間かけて通っており飲み会にもほとんど出席できないので、じっくりお話することもままならない。 コンドームを可愛い女の子が作っている、というだけだといやらしい印象になりがちですが、あくまで彼女は研究者として、使用する人(特に女性)の気持ちを一番に考えて一生懸命です。 そんな彼女に応えるように、砂上くんも少しづつ才能を開花していきます。 しっかり取材して描かれているのがわかるので、コンドームの知識も身につくし、面白いです。 まだ2人の距離は遠いですが、だんだん結さんも砂上くんに興味が出てきている感じがします。ただ、仮に思いが通じ合ったとしても「厳しいお父さん」というハードル絶対立ちはだかるじゃんという。 1巻のあとがきで、ラジエーションハウスとの掛け持ちがつらいという話があって、無理しないでください…と思いつつ続きは早く読みたい。笑あそこではたらくムスブさんモリタイシ
nyae2019/07/31斬新だけどリアルありえない設定だけど、こういう風になってもいいなと思えるどこかリアルな描写が印象的。 「男の妊娠」をテーマに各話の主人公が変わるオムニバス形式で、このヒヤマケンタロウが妊娠したことで、いかに妊婦・子どもを持つ親に優しくない社会であるかを身を持って知り、社会を変えるために考え、動くというところがすべての話の軸になってます。 ヒヤマケンタロウ、思いやりのあるしっかり者かと思いきや、妊娠前は結婚する気もなく妊婦や子連れに優しくしてこなかった人間で、しかも子供の母親が誰かもわからない(遊び程度の女性が複数人いる)。中絶手術の入院のために仕事を休めないので仕方なく生むことにしたしょうもない奴です。 それでも、こうすべきと思った方向へ主体的に動ける人は強いですね。 今度BELOVEで育児編の連載が始まるとのことで、気になって読んでみましたが、もっと話題になってもいいと思います。色んな人に読んでほしい。ヒヤマケンタロウの妊娠坂井恵理1わかる