人と合わせることができず、友達がいない高校三年生のつぐみは、自分の居場所をもとめ美大受験のため予備校に通い始めます。
そこで出会った人たちとの関わりの中で、閉ざしていたつぐみの心が少しずつ解き放たれる様子をゆっくり繊細に描く傑作です。

最初は能面のような顔のつぐみに読者として取っ付きにくさを否めなかったのですが、不器用ながらも自分に正直なところや、時たま見せる笑顔から目が離せなくなります。

受験シーズンに将来の不安にかられたり、人とつるむのが苦手でまわりと同じ青春時代を送れなかった人間には非常に刺さる部分が多いです。

ケータイコミック連載だったそうで、一コマずつ読んでいく形式なのですべてのコマが同じ大きさなので、窓から覗いているような感覚にもなり面白い。

人と合わせることができず、友達がいない高校三年生のつぐみは、自分の居場所をもとめ美大受験のため...
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45歳の線香花火

45歳の線香花火

45歳の私たち。18歳の時、砕けてしまった友情が、3人の心を惑わせる――。 地方のとある町に住む専業主婦・一ノ瀬華子は45歳。日々の不満はあるものの、そこそこ幸せと思える生活を送っていたが、ある日、専門学校時代の同級生 ・水月うららが、小説家としてテレビに出ているのを見る。27年前、もう一人の同級生・平泉花音も含めた3人で行動していたこと、「何かになりたい」と漠然と考えていたこと、それをうららに否定され、ケンカ別れしてしまったこと……過去と現在を思い比べるうちに、嫉妬に駆られてしまった華子の取った行動とは? 18歳の時に砕けてしまった友情が、45歳になった3人の心を惑わせる――。 『マスタード・チョコレート』『ノストラダムス・ラブ』『ミーコ』『友だちはいるけれど』の冬川智子が描く、ヒューマンドラマの新境地、開幕!

いいお湯でした。

いいお湯でした。

とある町で常連客に支えられながら存在する、少し時代遅れの銭湯「まるきん温泉」に住み込みで働いている看板娘《いづみ》は、今日も明るく開店準備に大忙し。退職金で自宅に檜風呂を作ることを夢見る定年直前の郵便屋さん、銭湯で歌うことが生きがいの女性、いつも喧嘩ばかりしている飲み屋を経営する夫婦。そんな常連客でにぎわう様子を番台から眺めているうちに、ふと以前の自分の姿を回想する……。服飾メーカーに勤務していた1年ほど前、ふとしたきっかけから近所の銭湯へ行かなければならないことに。最初は、その場限りの銭湯通いのはずだったが、大きな壁画、湯気の香り、賑やかな人々が集う<癒しの空間>と出会い、次第に銭湯の魅力に惹きこまれていく……。電子限定おまけ付き!!

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この甘さが、私にあの頃を振り返らせる。 田舎の高校。なんにもない風景。ささやかな友情。淡い恋心。そして、すれ違い――。 10年ぶりに振り返る、あの頃。夢とか希望とかよくわからなかった、あの頃。 平凡な女子高生だった、あの頃。私が大好きだった彼女は、今どうしているんだろう。 『マスタード・チョコレート』で第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した気鋭の著者による、切なさあふれる青春物語。

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27歳のニューガン・ダイアリー ~ボクの美紀ちゃんが乳がんになった話~

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愛猫と一緒に名古屋の街で初めての一人暮らしを満喫中の、元SKE48のタレント・矢方美紀、27歳。。アイドルをやめ、今は声優の夢に向かって邁進中の彼女、実は2018年1月に「乳がん」の宣告を受けていた──。ある日突然「ニューガン」になった彼女が、手術で左胸を全摘し、治療を続けながら夢を追いかける日常を、事実をもとにフィクションを交えて“現在進行形”で描くダイアリーコミック!

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ミーコ

家族のように。恋人のように。嬉しいときも、悲しいときも、いつでも俺の一番近くにいるのは、猫の「ミーコ」だった。『マスタード・チョコレート』『水曜日』等の意欲作を発表しつづける冬川智子の魅力に溢れた短編作品群を収録した、待望の初作品集。●収録作品『ミーコ』『Shift』『つめたいビスケット』『お父さんのヤマメ』(改題)『華子のこと』

水曜日

水曜日

オシャレで明るくて男子とも気軽に話せる女子高生… そんな夢は、高校デビュー失敗で脆くも崩れ去った! 地味女子街道をまっしぐら、自意識過剰とムダな性知識にさいなまれつつ、女子高生・鳩は今日もゆく! (←学校に)『マスタード・チョコレート』で第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した気鋭の著者によるエッセイ風コミック、多くの声に応えて待望の復刊!

結婚してはみたものの。

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「結婚さえすれば幸せになれると思ってた」 平凡なアラサー女子・サトコ(33歳)の新婚生活を綴った、ちょっと切ない物語なんとなく大学を出て、なんとなく働いていたら、三十路を超えていた……。そんなサトコがひょんなことからカッコイイ彼氏をゲット! 結婚へ持ち込み、憧れの新婚生活が始まった。変わったばかりの名字に萌え、半日かけた手作りハンバーグで旦那の帰りをしとやかに待っている自分自身を思い描きはじめていた、のだが──。そこで待ち受けていたのは、微妙に理想とズレた新婚ライフ。新居は夫の希望でプチ田舎、慣れない家事に忙殺される日々、食事の感想もナシ、二人で話し合って決めたダブルベッド購入もドタキャン。ああ、夢にまで見た“結婚生活”は何処へ。なんだかイライラを通り越して、虚しさと悲しさが充満してきた……。「今どきアラサー女子の結婚生活 1年目」をリアルに、コミカルに、時にイジワルに描いたスリリングな新婚コミック。

彼氏が4年おりません。 ~29歳、もんもん女子ライフ~

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29歳、彼氏なし、言い寄ってくる男なし、胸なし、貯金なし、資格なし、あるのはムダ毛だけ…。時にアホな妄想を繰り広げ、時にもんもんと悩むアラサー女子のプチ欲求不満な日々をユーモアたっぷりに描いたコミックエッセイ。こんな日常、男子には見せられない…!?□ かかとの角質は、彼氏ができた時に手入れすればいいやと思っている。□ 「嬲る」という文字を見ると、あれこれ想像してしまう。□ 合コン当日は、勝負下着をつける。□ 人の赤ちゃんを見ても猫ほど可愛いと思えない。どれか一つでも当てはまれば、あなたも立派なもんもん女子!

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