名無し
7ヶ月前
BLをちゃんとチェックしている人にちゃんと見つかって、ちゃんと売れてほしい。 コマ割も演出もキャラクターの魅力も主役2人が惹かれ合う姿も 身体が溶け液体が弾ける性描写(メタファー演出)も こんなにもBLとして(BL読者層以外にも好きな人は多いと思います)完璧なのに話題になりきっていないのはどうして… SHUROの読者層が異なっているとか…? 単行本が出るタイミングでトーチ漫画賞の審査員をされていた 雲田はるこ先生に宣伝をしてもらう等、確実にささる層にしっかり届いてほしいです。 トーチで受賞されていたときは漫画の卓越さに注目が集まっていて、その流れでBL読者層にしっかり届いていた印象があるので、せめて当時読んで驚いていた読者に連載作品になっていることが周知されてほしいです。 トーチに当時の作品(1話の元となった読み切り)が今も掲載されているので、せめて該当ページに作者の現在のSNSや連載ページへのリンクをはってほしい。 わたしはトーチが漫画賞をまたするんだな→過去の受賞作はどんな作品があったかな?→作品を読んで思い出す→作者名で検索する→連載になってる???の経路で連載に気づきましたが、気づくまでの手間を一つでも減らせないでしょうか。 そもそもSHUROの他の連載作品は読んでいたのに掲載頻度が低いためか、蛇ノ目くんには気づいていなかったくらいなので、 読者の関心の誘導みたいなものが致命的にうまくいっていない気がします。 SHUROは漫画が読みやすいし、UIもシンプルで、PCスマホタブレットいずれでアクセスしてもストレスがなく、好ましいのですが 読者層がかぶっていそうな作品同士のサイト内での連携がうまくいっていない気がします。混沌さを目指しているのかもしれないし、実際そういう良さもありますがもう一息どうにかしてほしい… BL好き以外にも読んでほしいと言われそうな作品ですが、BLが好きな人に絶対に愛される作品なのだから、まずはしっかり届いてほしいです… 単行本化が本当に楽しみですが、作品の良さに適した宣伝が行われたうえで、信じられないほど売れてほしい。
兎来栄寿
兎来栄寿
7ヶ月前
『宇宙戦艦ティラミス』 『SUPERMAN vs飯 スーパーマンのひとり飯』 『僕!!男塾』 『ワンオペJOKER』 『LV41才の勇者』 『落合博満のオレ流転生』 など、さまざまな作品で楽しませてくれる宮川サトシさん。 送り出される作品はコメディが多いですが、こちらは原点である『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』を彷彿とさせるようなテイストの作品です。 互いにガンで同じ病院の隣室に入院している老夫婦。 仕事を辞めて10年引きこもっている息子。 誰にでも訪れるかもしれない、ある家族のままならない状態が描かれます。 夫の方は亭主関白であり、息子が仕事のかたわらでマンガを描いて芽が出たときも、辛くなって仕事を辞めたときにも理解は示さず強く当たっていた昔気質の男性です。ただ、そんな性格も病を経て少しずつ変わっていく様子を見せます。 結婚して子供も産まれて一見順風満帆に見える娘にも、少し陰が見え隠れします。10年引きこもっている兄がいて、両親も近い将来どうなるか解らないという状況も併せて考えればその心境が穏やかでいられないのも当然なのですが。身内が少しずつ衰えていくのを見守る時間の辛さはよく解ります。 歳を重ねて、変わったことにより初めて交わせる言葉があり、それでも変えられないものもあり。ささやかなものに幸せを見出し、拭えない後悔を抱く。重く苦く、されどそれだけでもない人生の味がとつとつと物語られていきます。 夜の消灯後に、ふたりで言葉は交わさずとも壁を叩き合って互いの存在と意志を確かめ合うシーンが何とも胸に迫ります。 いつかは必ず訪れる、身近な人との別れ。 あるいは、自分自身のこの世のすべてとの別れ。 そうした瞬間が訪れる前に、やりたいことやできることをなるべく悔いの残らないようにやっておきたいと思わせてくれる作品です。