のっぽでコワモテで、「溶けちゃう」蛇ノ目くん
トーチ漫画賞の大賞受賞作の読切を改題して連載化したものらしいです。 カラーの扉絵?からイメージしていたよりも絵柄がペンでガリガリアナログ描きって感じの渋さです。内容としては(今のところは)なぜか身体が溶けちゃう体質の蛇ノ目くんと、バイト先の年下先輩の花邑くんとの微笑ましい交流です。BLっぽさも無きにしもあらず。 蛇ノ目くんの体質の秘密は後々明かされる…のかな? 溶けると水みたいになるから、氷なのかなと思ってるけどいわゆる雪女みたいな感じでもない。不思議な蛇ノ目くんには独特な魅力があります。
BLをちゃんとチェックしている人にちゃんと見つかって、ちゃんと売れてほしい。
コマ割も演出もキャラクターの魅力も主役2人が惹かれ合う姿も
身体が溶け液体が弾ける性描写(メタファー演出)も
こんなにもBLとして(BL読者層以外にも好きな人は多いと思います)完璧なのに話題になりきっていないのはどうして…
SHUROの読者層が異なっているとか…?
単行本が出るタイミングでトーチ漫画賞の審査員をされていた
雲田はるこ先生に宣伝をしてもらう等、確実にささる層にしっかり届いてほしいです。
トーチで受賞されていたときは漫画の卓越さに注目が集まっていて、その流れでBL読者層にしっかり届いていた印象があるので、せめて当時読んで驚いていた読者に連載作品になっていることが周知されてほしいです。
トーチに当時の作品(1話の元となった読み切り)が今も掲載されているので、せめて該当ページに作者の現在のSNSや連載ページへのリンクをはってほしい。
わたしはトーチが漫画賞をまたするんだな→過去の受賞作はどんな作品があったかな?→作品を読んで思い出す→作者名で検索する→連載になってる???の経路で連載に気づきましたが、気づくまでの手間を一つでも減らせないでしょうか。
そもそもSHUROの他の連載作品は読んでいたのに掲載頻度が低いためか、蛇ノ目くんには気づいていなかったくらいなので、
読者の関心の誘導みたいなものが致命的にうまくいっていない気がします。
SHUROは漫画が読みやすいし、UIもシンプルで、PCスマホタブレットいずれでアクセスしてもストレスがなく、好ましいのですが
読者層がかぶっていそうな作品同士のサイト内での連携がうまくいっていない気がします。混沌さを目指しているのかもしれないし、実際そういう良さもありますがもう一息どうにかしてほしい…
BL好き以外にも読んでほしいと言われそうな作品ですが、BLが好きな人に絶対に愛される作品なのだから、まずはしっかり届いてほしいです…
単行本化が本当に楽しみですが、作品の良さに適した宣伝が行われたうえで、信じられないほど売れてほしい。