あいざっく5ヶ月前アシガールから読んでいるのですが、こちらの作品もとっても面白いです (前作のアシガールを読んでから読んだ方がより楽しめると思います!) 主人公の夫となる晴貴がめちゃくちゃ美少年➕しっかりしていると思いきや子供っぽいところもあり、全てが最高です!!! 相変わらず光っている森本先生のギャグセンスを楽しみつつ、 ドキドキもできて、とってもおすすめな作品ですたまのこしいれ ―アシガールEDO―続きが気になりすぎる!4わかる
toyoneko5ヶ月前テレビを見ていたら、吉川きっちょむさんが「コワい話は≠くだけで。」を紹介していました https://x.com/kittyomz/status/1826550406824251429 紹介自体はとても良かったのですが、当然ながら未読者向けの紹介でしたので、ここでは既読者向けの考察を書きます 最終話までのネタバレと、ついでに「地獄の子守歌」と「かわいそ笑」のネタバラも含みますので、ご注意ください * * * * * * * * * * * 私、この作品に初めて触れたときは、「読者にも呪いが降りかかる」系の作品なのではないかと思ってました ストーリーが、「怖い話を『聞くだけ』の主人公(=作者)」の身の回りで、次第におそろしい出来事が起きていく、というメタ感の強いものでしたし、作品タイトルも、「聞くだけで何かが起きるでは?」(=読者にも何か起きるのでは?)と想起させるようなものだったからです つまり、令和版の「地獄の子守唄」ですね 「地獄の子守歌」は、主人公(=作者である日野日出志先生)が「狂気と異常にみちたおそるべく告白」をして、最後に、読者に向けて、「こんなおそろしいひみつをしられた以上」「きみに生きていてもらってはこまるのだ!」と叫んで、読者に対して「きみはこのまんがを見てから3日後かならず死ぬ!」という恐ろしい予言をするという漫画でした 本作についても、「地獄の子守歌」のように、「読者さん、呪われちゃったねえ」とか、そういうオチがつくことを考えていたわけです しかし結論として、この予想は外れました むしろ、本作は「除霊のための漫画」であり、「その犠牲として一部の人(=主人公)に呪いが降りかかる様子を楽しいホラーエンタメとして見届けてもらう」という作品だった、とのことです(23話) メタではあるのですが、読者が呪いを受けるのではなく、作中人物に呪いを押し付けるという、真逆の作品であったわけです 原作者である梨先生の「かわいそ笑」は、「読んだ人に呪わせる話」だったわけですが、方向性としては似ています おまけに、本作は、登場人物に呪いを押し付けたうえで、最終24話で円環を閉じることで、物語にループを作り出し、全てがその中で完結してしまう(=そこから何も抜け出せなくなる)という形で、完全に呪いを閉じ込めて、犠牲者(=主人公)の救出を不可能にしました これが、本作における作者の意図です 物語と現実は、接続することがありますが、片側通行です つまり、現実が物語を書き換えることはあっても、物語が現実を書き換えることはない キャラクターは、一方的に役割を押し付けられるだけの役割であり、このように閉じられた物語から抜け出すことはありません いやぁ良かったハッピーエンド! …だけど、本当に? そもそもですね、呪いを封じ込めるだけなら、こんな形式をとらなくていいはずなんですよね だって、読者がいなくても、除霊はできます つまり、除霊そのものが目的なら、少なくとも、商業誌で連載する必要はない これに対して、前述の「かわいそ笑」は、読むことそれ自体が呪いになるという作品であり、それこそが作者の意図でした 読者は、必然的に、呪いの共犯関係に立つことになります でも、読者は、意図して呪うわけではなく、作品を読むことで、結果として、呪いに加担することになるだけであり、読者もある種の「被害者」ではありました これに対して、本作は、前述のとおり、読者がいなくても成立するはずです では、読者は不要なのか? 実はこの点、この点、作中で言及があります 読者の役割は「楽しいホラーエンタメとして見届け」ることなんですね しかしこれは、よくよく考えると、かなりきわどい話でして、つまり、我々読者は、ホラー漫画を読むとき、作中人物がひどい/こわい体験をするのを見て、「こわーい」とか言いながら、安全地帯からそれを楽しんでいるという、そういう意味です 我々は、普段、そんなことをあまり意識しませんが、本作のメタ構造、現実と物語の一方通行性を前提に、本作における読者の役割を意識すると、そういうことがみえてきてしまいます 我々は、主人公がひどいめにあって泣いているのを見て、それをエンタメとして消化してしまっているわけで、これは実に残酷な構図です しかも、読者は、単なる傍観者ではありません そのようにエンタメとして消化すること自体が、主人公に対する加虐にもなっています (主人公は、自分の住む世界が、『楽しいホラーエンタメ』であり、 読者のみんながそれを見て楽しんでいると知って、より強く絶望したことでしょう) おまけに、「かわいそ笑」と違って、その加虐は、能動的なものです 前述のとおり、本作に限らず、ホラー漫画を読むとき、我々は、常に、能動的に、エンタメとしてこれを消化しており、ただ、そのことを意識していないだけです 本作は、そのこと、つまり、我々の能動的な加虐を、強く可視化させる作品なのです …ということを散々書いてきたのですが、これは、「自分が普段作っていたものが、実は爆弾の部品だった」と気づいたみたいな話で、そのことに気づいても、もはや取り返しはつかないわけです ではどうするか? じゃあせめてその加虐に意識的でいよう、きっちりエンタメとして消化しようと、いうのが私の結論です コミック最終巻に、QRコードがついていて、それを読み込むと、以下のURLに飛べます https://x.com/intent/like?tweet_id=1741066608448016478 私は、この作品をエンタメとして消化するために、この画像に、敢えて、「かわいそ笑」というコメントを書き込ました ただ、これが正しかったのかどうかは、今となってはよく分かりませんコワい話は≠くだけで。既読者向けの考察(ネタバレ)4わかる
アフリカ象とインド象5ヶ月前根っこから強い人間なんていない。 何事にも動じない人、飄々としてる人、人生達観してる奴、 どんな人間もみんな腹には何かを抱えている。 読んでると苦しくて、気持ち悪くて、 でも読まないといけない気がして本を閉じられない。 目を背けてはいけないと思う。 戦争のニュースを見ている感じ。 岡崎京子の好きなところは、全部を逃げずに描き切るところ。 人間の汚いとこ、綺麗なとこ、全部まとめてこねていじってそれでもやっぱりキレイでしょ、と彼女は言う。 そこでああこの人は強い人だと思ってしまうけど、 いや強いだけの人にはこんな漫画書けないよな、とも思う。 読み終えたあと、自分の体に釘が刺さって一生抜けないような、そんな漫画をこの人は描く。 弱い私たちに、ありったけ残酷を突きつけた上で、 それでも生きようぜと、 生きた方がハッピーじゃんと声を張って叫ぶ。 これは私に必要な漫画だ。 誰にとってもきっと意味ある漫画だ。 全ての若者に岡崎京子を。リバーズ・エッジ釘、楔、轍5わかる
るる5ヶ月前弟の流星が可愛過ぎて担任にまでなった兄の昴。 友達面接とか彼女がいても弟同伴とかリアルだったら勘弁して欲しいけどこうして漫画になれば面白い。 そんな流星が好きになったのが隣のクラスの忍。 ブラコンに引く他の人と違ってそれが面白いとまで言ってくれる珍しい子。 兄として流星の片思いを応援したいのか仲を割きたいのかブラコン兄の葛藤😅 続編楽しみだけど忍はこのままブラコンを肯定していられるのか😂 懐かしいユリイカがカフェ店員で登場した😻オレの弟がかわいすぎる話をする。合冊版強烈なブラコンコメディー3わかる
吉川きっちょむ(芸人)5ヶ月前たまらなくよかったです!涙腺にくる!小学校の勉強くらいはやれば簡単にできた主人公の少女・ユキコ。彼女が通っていた塾では授業後に希望者に向けた「数学クラブ」が開かれており、そこでは大学生のバイト・さやかが先生として教えていた。問題を解き終えると新たな問題を出題される戦いのような二人の関係は続いていくが…。自分のことを天才だと思っていた少女と、その道の先にいて導く存在でありながらライバル的存在の先生。いずれは追いつき追い越そうと思っていたのに…、と突然の喪失感とラストの彼女の強い目に痺れました。 以前読んだ同作者さんの読切も非常に良かったのでぜひ! https://magcomi.com/episode/11341664176567672162天才は死すめっちゃよかった読切!!3わかる
Nano5ヶ月前絵も話もぶっ刺さって大好き作品ですこれ~……よすぎた……。ユキコもさやかもひとつひとつの言葉や所作がよくて、すっごく物語に入り込めたし泣きました…。ラストにかけての伏線回収というのかな、あのページもめちゃくちゃいい。 小学生らしいユキコの表情と台詞、対してさやかの大人っぽい大学生らしい立ち振る舞い。さやかが年上でユキコを導くような立場なのがまた良くて。小学生時代のユキコにとって目標となる立場にある大人のさやか、という構図がすごくいい。好き。ユキコの中でさやかの存在はすっごく大きかったんだと伝わってきました。だからこそ泣けました…ユキコ頑張れ。天才は死す勝手に終わらせるとか #読切応援3わかる
Nano5ヶ月前当時リアルタイムに本誌で読んでた姫ギャルパラダイス!!大好きだったし、今読んでも面白いし!とちおとめ様は可愛いし姫子も可愛いし、姫ギャルに憧れる~!! タイトル通り、ザ・ギャルな漫画でテンションが高い。姫ギャルってこともあってページがずっと華やかなの!!それにとちおとめ様の生き様というかスタイルというか、考え方がカッコよくて、私も姫子と一緒に元気づけてもらうことがたくさんありました。姫子がどんどん可愛くなってく様もたまらんかったな~!もちろんとちおとめ様とのあれそれも…!! 何度でも読みたくなる作品!姫ギャル パラダイスちゃおっ子時代大好きだった!3わかる
alank5ヶ月前冒頭、バスケ部と卓球で勝負したり、中国帰りの上級者が着ぐるみきて大会出てたり、色々唐突というか無理やり感ある設定はあったものの、同じ振りで回転量をコントロールするくだりとか、長期ラリー戦に持ち込むくだりとか、卓球のポイント押さえてて面白かったし、一卓の純粋なキャラクターは清々しくてよかった。 これから物語に絡んできそうなキャラがたくさんいたり設定も展開を感じさせるものだったのに、終わり方が突然。人気なくて打ち切りになった?と想像してしまうような終わり方。 気軽に面白く読めて爽やかな気持ちになれたので、いいマンガだと思う。ピンキュー★★★いろいろ唐突だけどいいと思う2わかる
ゆゆゆ4ヶ月前登場するヤンキーは顔の傷がなくて、服の趣味が良ければ、ものすごく人が良くて純愛している好青年。 弱視の女の子に「ポエマー」と言われるほど、大好きなユキコさんの前では好青年。 一線を越えると黒豹に戻るようだけど、ユキコさん第一なので基本は好青年。 コミュニケーションお化けのようなユキコさんも、見えないからそう変わらざるを得なかったとあって、相当な苦労の上であの人となりができていて、結果が一話冒頭の白杖ケツアタックなんだなぁと思った。 コメディになる部分は、NHKの番組バリバラでみた、障害者コントを思い出させた。 障害は触れるのを避けるべきことでもなく、彼女たちには当たり前なことで、その中でのからかいや日常の楽しみ、苦労が興味深く描かれている。 もちろんコメディ要素だけでなく、しれっとヤングケアラーとなっているきょうだい児の話や、人は年を取ればいずれ見えなくなることが描かれていて、でも重たい話のはずがドロドロしておらず、あっという間に読み終えてしまった。 視力がオレサマはなるほどなと思ってしまった。 かき氷シロップはオレサマを感じさせてくれる食べ物。食品に絞ると、嗅覚が2番手のオレサマ。 ちなみに登場キャラクターのなかでは、高校生男子らしくムラムラ大好きな青野くんがとても好きだ。ヤンキー君と白杖ガール目からの情報過多な世の中3わかる
ゆゆゆ5ヶ月前教育テレビを想起させるタイトル、かわいらしい表紙の女の子。 赤系の色が多くて気づかなかったけど、お嬢ちゃん、血が付いてる?手には何を持っているの? そんなギャップありきの漫画。 一生懸命、役目を全うしようとする幼い拷問龍の女の子・グロゴア。 拷問龍とは、拷問して、情報を引き出すスペシャリスト。 拷問すれども、殺してはいけない。情報を吐かせなければいけない。殺してはいけない。そう、殺してはいけない。 でも、まだ不慣れだし、グロいのは苦手だし、ちょっと失敗しまうことも…。 しかし!都合の良いことに、なかなか死なない人間のおじさんがターゲットなので、我々は安心して?拷問方法を学びながら、彼女のお役目を見守るのである。 ターゲットのおっちゃんと同じような目線で。 ちなみに、グロゴアちゃんが行った腸を引きずり出すやつ、読んでいた「断頭のアルカンジュ」にも出てきて「これ、拷問だったのか!!!」となってしまった。拷問できるもんっ!グロゴアちゃん、ひとりでできるもん!1わかる
かしこ5ヶ月前赤羽の居酒屋「ちから」がなくなったことで新たな行きつけを探していた清野とおる先生がたどり着いたのが十条のスナック「キャンドル」だった。かなりの厚化粧なママが1人で営業しているその店はまさにカオスです。最初はママの強烈なキャラに引き込まれますが、常連になるにつれてママが教えてくれる十条のヤバい情報が面白くなっていきます。 特に、昼は弁当屋だけど夜はデリヘルをしてる「エッチな弁当屋さん」の実態を調査していく回がすごいです。ママのツテで実際にお弁当屋さんを利用しているおじさんから話を聞くことに成功するんですが、まず北区のどこかにある公衆電話に貼られてるピンクチラシを探し出さないと利用できない店という説明から「何それ?!」って感じですよね。でも普通の酔っ払いのおじさんがそんな創作話を作れると思えないし、本当に存在したってことでいいんだろうか…。 第1部完ということで単行本が2巻まで出ていますが、続編の再会がいつになるのか気になるところです。実際の「キャンドル」は2014年に閉店しているらしいので、その最後の様子はどんなものだったのかやっぱり知りたいです。さよならキャンドル赤羽よりヤバいかも…!2わかる
かしこ5ヶ月前沖田×華先生の代表作でありライフワークになると思っていたので完結に驚きした。あとがきには「今後は違う形で発達漫画を描く予定」とありましたが、やらかしシリーズは途中で櫻井稔文先生がパートナーであることを公表されてから夫婦エッセイとしても面白く読んでいたので、ぜひエッセイ漫画も描いて欲しいです。今回はそんな2人の別居騒動も描かれていますが、櫻井先生の「家出熟女♡」というセリフにほっこりさせられました。それでも毎日やらかしてます。発達障害漫画家よ永遠に…やらかしシリーズ完結!!?3わかる