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タリスタン王国のとある村には代々、村の不幸を一身に受けることを宿命づけられた《身代わり忌み子》が存在する。忌み子としての宿命を背負わされ、生まれつきの不幸体質であるミアは、幼少期から村の外れに隔離され、村人たちからも迫害され続け、その体質のせいで母親をも亡くしてしまう。孤独ながらも逞しく過ごしていたある日、「狩り」と称して村人たちから追い詰められたミアは、恋人に浮気され続けて自暴自棄になっていた第1王子・レイベルと出会う。自らの体を傷つけながらも「オンリーワンの愛が欲しい」と叫ぶレイベルに、ミアは自身の不幸に巻き込まないよう冷たく接するが、翌日、レイベルから求婚されてしまい…!?不幸慣れしすぎて心身ともにタフネスな最強ヒロインと、愛が重すぎる束縛&溺愛系こじらせ最強ヒーローの、王宮ラブロマンス!
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「ベッドではどうなのか想像してしまいます」その刹那の誘惑を太一が読めないはずがなかった。息から感じられる熱気、目つきに込められた隠密な欲求、不適切なものに対する悪い願望。「私があんたの男と一夜を過ごしたことを知ったら、どんな表情をするだろうか。」今の私よりもっと辛いだろうか?それは違うと思う。だからあまり恨んだりしないでね。悪いことには悪いことで応酬してあげるから。葉月がゆっくり口角を上げて微笑んだ。私を裸にして襲ってみろと、馬乗りになって思う存分遊んでみろと、喜んでヤられてやるという自分に笑いがこぼれたのだ。高校の時から私のすべてを奪ってきた本条珠莉。だから私はあなたの婚約者、曽根太一を誘惑することにした。でも、どうしよう。悪いことだと分かっていながらこの男に本気ではまってしまった。