江戸時代の検屍による科学捜査ついに最終巻 北町奉行所の北沢彦太郎はほかの同心たちが嫌がる検屍に情熱を燃やす。ある日、喉を刺した状態で死亡している女・おたみを検屍した北沢。おたみが自殺か殺しか決めかねているうち、おたみに執心していた岡っ引き、鶴次が同じ手口で殺されてしまう。同じ犯人による犯行を疑うなか、鶴次が出入りしていた大店・大和屋の姑までもが焼死……!? 北沢をあざ笑うかのように、次々と起こる殺人事件の犯人は!? 科学技術の発達していなかった江戸時代においても検屍技術を駆使して、冤罪をなくし真実を追い求める者たちがいた!! 大人気シリーズの完結編となる「闇女編」全9話を収録。巻末には最終回と共に掲載した、高瀬理恵氏と原作者の川田弥一郎氏、時代考証の山田順子氏の3者鼎談を、ボリュームアップして掲載します!
架空の町“カロチーラ”を舞台に描かれる、悲しみと罪と希望の連作集。Story of Carocheila 「Solitude」カロチーラの中央広場でヴァイオリンを弾く少女・サリの物語。両親に捨てられ孤独を抱えるサリを、一匹の猫との出会いが変えていく。Story of Carocheila 「金雀枝(エニシダ)」恋人は突然去って行った。何も残さずに。残された者たち、エニとシダの物語。『ジゼル・アラン』の笠井スイが、個人誌として発表していた幻の作品群を単行本化。「Solitude」、「金雀枝(エニシダ)」の2本に加え、漫画誌・ハルタで発表した笠井スイの読切「瞼に咲く花」を特別収録。同時発売の「名もなき羊たちの町 -Story of Carocheila-」には、「カミキリ」と「Scissor」の2編を収録。全4遍からなる架空の町“カロチーラ”の物語。