ばぁじんロード
青葉麻美は真面目で大人しい性格の17歳の女子高生。2ヶ月前に両親を亡くし、今は弟の哲夫と二人暮らし。哲夫を育てるため、麻美は誰にも言えない秘密を持っていた。それは伊達という男との愛人契約で、生活費を受け取る代わりに体の関係を持つというもの。伊達との行為を“契約”と割り切ることができず悩む麻美だったが……。
板前鬼政
かつて名を馳せた料亭“春秋”も板前が二代目に変わってから、その名を落とすばかり。そこで一計を案じた女将は、腕の確かな流れの板前を人に紹介してもらう。その板前の名は梶川政一。彼は、関西より西では“鬼政”と呼ばれる名うての板前だった。名店から誘いがかかるほどの確かな腕前をもちながら、それを断り日本を放浪する鬼政には、ある目的があった……。日本全国、各地の料理人との料理勝負を繰り返す、股旅料理コミックス。
ピンクのカーテン
お兄ィちゃんのアパートに舞い戻ってきた野理子はグラマーな美人。経済的な理由で同居する二人だが、頭の中はエッチのことばかり。野理子は作家の三田村と付き合い、お兄ィちゃんは友達の彼女と・・・。ジョージ秋山がえがくピンク色の世界!「青春も人生もセックス抜きでは語れるものではない。またセックスを卑しきものとしてないがしろにしてはいけないと思う。セックスは人類が存在している根底なのだから。」(著者コメントより)
サインはV!
立木武蔵(たちきむさし)バレーボール部に所属する小柄な選手・朝丘ユミ(あさおか・ゆみ)が、世界一を目指して奮闘する熱血スポーツドラマ。姉を死に追いやったバレーボールを憎んでいた少女・朝丘ユミは、自分の中学校のバレーボール部から決勝大会に出てほしいと頼まれて、無様な負け方をしてやろうと考えて出場を決意する。しかしそんな考えとは裏腹に、ユミは魔の変化球サーブを繰り出して優勝を決める。そしてその試合を見ていた牧(まき)は、ユミを立木武蔵バレーボール部にスカウトして……!?
新うしろの百太郎
『うしろの百太郎』が続編として帰ってきた!中学生・後一太郎(うしろ・いちたろう)は守護霊である百太郎に導かれるように、次々と怪奇現象に巻き込まれる。今回も謎の少女、風花未雨に導かれるように霊魂の研究をする「超心理学研究所」を訪ねた所から、またも不可思議な現象に…。一太郎と百太郎、そして飼い犬の霊能犬・ゼロ。三人で協力して謎の現象の正体を解き明かせ!
ユカをよぶ海
ある日、バスにぶら下がって女の子がやって来た。名前はユカ。フランスに渡った画家のお父さんの帰りを待つために、漁村のはずれにある洋館に戻ってきたのだ。おてんばで負けず嫌いのユカは男の子たちのいじめもなんのその。親切な牧村先生と一緒に、お父さんの行方をさがし始めるが……!?どんな災難にもへこたれない、気高く、けなげにお父さんを待ち続ける少女・ユカの波乱万丈物語!!
橘屋繁盛記
江戸時代から続く人形焼きの老舗「橘屋」。その8代目にして、ガンコ親父・橘拓男(たちばな・たくお)は、そろそろ跡取りをと、近所で評判の娘達の婿取りを画策。おっとりした長女・礼子(れいこ)、キャリアウーマンの次女・聡美(さとみ)、ちゃっかり者の女子大生、三女・紀子(のりこ)――はたして美人3姉妹のお婿候補とは?「橘屋」の看板と、結婚をめぐって巻き起こるガンコ親父と娘達の決定版下町人情ホームコメディ、第1弾!!
料理が苦手な女性情報誌エディター・倫子(りんこ)が、料理コーディネイター・修一(しゅういち)と恋に落ち、料理の腕を上げようと奮闘する結婚コメディ。取材の相手だった人気料理コーディネイター・修一と、一緒に朝を迎える関係になった女性情報誌エディター・倫子。そしてその朝、修一から朝食をリクエストされた倫子だったが、料理が苦手な彼女の冷蔵庫の中は、レトルトと冷凍食品ばかりで……!?
愛の時代
素直で活発な少女・麻生由希。彼女は、やさしいデザイナーの父親と、洋装店「あかずきん」をいとなむ母親の元で、愛情を受け育ってきた。しかし、父親が家に月に一度しか来れないのは、仕事が忙しいからだと思っている彼女は、ある日友達の口からショックな事実を聞かされる…。華やかなファッション界に身を投じた由希が見つけた愛の形とは…!?
妖魔の封印
人間(ひと)に屈服し、自らの主人と認めた妖魔は人間の忠実な下僕(しもべ)となり、妖魔に愛され情を交わした人間(ひと)は未来永劫、魂までその妖魔の虜(とりこ)となる――魔術師のなかでも最高峰の妖魔使い(デーモンマスター)シバは、領主の婚礼の余興で、ヴリシャの降妖術によって召喚された妖魔の王・ドリアスに気に入られてしまう。ドリアスに“時の封印”を枷され、不変の愛を誓われるシバ。自分の妖魔を使えないシバは、己と行動を共にするドリアスを毛嫌いしながらも次第に惹かれていくが……。葉月しのぶが描くヒロイックファンタジーの傑作、第1弾!!
メダカの王国
遅咲きの漫画家である父・源五郎(げんごろう)、亡き母の代わりをつとめるしっかり者の長女・鯉(こい)、変な番組ばかり企画するTVディレクターの長男・鮒吉(ふなきち)、18歳なのに高校一年生の次男・亀太(かめた)、アイドル志望の次女・金魚(きんぎょ)、元気いっぱいな末っ子三男・目高(めだか)ら個性豊かな生池(いけいけ)家の、愉快な日常を描いたほのぼのファミリーギャグ4コマ。「刑事(ルビ:デカ)メーン'94」&「お題でカモーン」&「ゴロちゃん」も収録。
ジョージ秋山作品でダントツでセックスシーンが多いのはピンクのカーテンではないだろうか?※浮浪雲は除く 「青春も人生もセックス抜きでは語れるものではない。またセックスを卑しきものとしてないがしろにしてはいけないと思う。セックスは人類が存在している根底なのだから。」 という、ジョージ秋山先生のお言葉を、額面通り受け取ってはいけなかった。けっして軽い気持ちで手を出してはいけない漫画なのだ。 実際、この漫画を読み通すにはかなりの精神力が必要だ。 どこまでも堕ちていく展開で、ひたすら出口のない色欲地獄に引きずり込まれることになる。 吐きそうになりながら歯を食いしばって読んだのだが、息を吸って水を飲むのと同じ境地にまではなれなかったのだった。 参りました、ジョージ先生。