はじまりの竜とおわりの龍
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竜と共に生き、龍と共に死んでゆく―― 月刊IKKI最後にして 最大級の新星が圧倒的な筆致で描き出す、ハイファンタジー 読み切りシリーズ、ついに単行本化。大水の後、腹を空かせてさまよう女。行き場を失った男。そして、子を探す老人。やがて女の胎に宿った命、それは。(「竜と三人」)。龍を育ててきた里。しかし、その力を恐れた権力者らが里に襲いかかる。龍と命を結びつけている竜使い達は…。(「鳥来る」)。雨の降らぬ村。飢えと貧しさに苦しむその地に「雨ふらせ」を名乗る男が現れた。しかし、村には不可侵の秘密があり…。(「雨ふらせ」)。月刊IKKIおよびビッグコミックスピリッツ増刊[ヒバナ]に 掲載された上記三作品に、単行本描き下ろしとなる「竜公」を 加えた全四作品を収録。
蓬莱トリビュート 中国怪奇幻想選
妻が霊となって蘇る「冥府に行った嫁」、虎や狼が人と結ばれる「異類の嫁」、狐が人に恩返しする「狐の掟」など中国の古典をベースに人外と人間が織りなす心模様をあざやかに漫画化した王道の中華ファンタジー!! twitterで話題となった「狐の掟」や描き下ろし2話を含む全10話を収録。※電子版は特典イラストを収録!
ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~
『殿下の胡蝶』と謳われる黄家(こうけ)の雛女(ひめ)・玲琳(れいりん)は、宮中一の嫌われ者である朱家(しゅけ)の雛女(ひめ)・慧月(けいげつ)の手にかかり、互いの身体を入れ替えられてしまった。牢に入れられ、入れ替わりの事実は話せず、己を害した罪に問われ死を目前とする玲琳(れいりん)…と、思われたが。病弱ゆえ常に“死”と隣り合わせで過ごしてきた玲琳(れいりん)は、むしろ健康な身体を手に入れたことを喜んでしまい、持ち前の鋼メンタルで次々と逆境を乗り越えていく――!?