時は近代の中国。大都市で駆け出しの物書きとして活動する青年・宋玉生(ソン・ユーシェン)は、師匠である道士・胡才良(フー・ツァイリャン)から「腕の立つ道士」を探してこいと命令を受ける。ところが、悪鬼に絡まれたり道士たちの術較べに巻き込まれたりと大変な事に!これも全ては大好きな薛姐(シュエねえちゃん)を生き返らせる為と、宋は奮闘するのだった――。『もっけ』の熊倉隆敏が描く、チャイナな仙術ファンタジー!
時は近代の中国。大都市で駆け出しの物書きとして活動する青年・宋玉生(ソン・ユーシェン)は、師匠である道士・胡才良(フー・ツァイリャン)から「腕の立つ道士」を探してこいと命令を受ける。ところが、悪鬼に絡まれたり道士たちの術較べに巻き込まれたりと大変な事に!これも全ては大好きな薛姐(シュエねえちゃん)を生き返らせる為と、宋は奮闘するのだった――。『もっけ』の熊倉隆敏が描く、チャイナな仙術ファンタジー!
1930年(昭和5年)、ヤクザだった青柳龍兵(あおやぎ・りゅうへい)は召集を受け、関東軍・奉天独立守備隊として満州へと配属された。陽気な性格で人気者の龍兵だったが、友人である中国人の王(ワン)が罠にはめられ処刑されることになり、上官に反旗を翻した! 上官殺しの重罪人となった龍兵は、祖国を捨てこの地で生きることを決意する。伝説の青き龍、この地に蘇る――。満州を舞台にした壮大なるSF冒険活劇!
伝説的傑作、歴史的復刻! ビッグコミックオリジナルの話題の連載、村上もとか『フイチン再見!』の主人公のモデルとなったのが、長谷川町子と並ぶ「女性漫画家」の開拓者 上田としこ。まだ、漫画家という職業も、まして女性の漫画家などその存在すらなかった時代に、その道を切り開いた上田としこの代表作が『フイチンさん』である。作者の満州体験を下敷きに、ハルピン一の素封家の下で、門番の父親と暮らす天真爛漫な女の子フイチンのエネルギッシュな活躍を描いた本作は、1957年~1962年「少女クラブ」で連載され大人気となり、当時としては異例の長期連載となった。あの手塚治虫氏も、上田としこを高く評価し姉のように慕っていた。単行本は何度か刊行されたものの、いずれも未完で、刊行されてもアミが抜け落ちていたり、扉が欠けていたりと不完全なものだったが、今回、連載時の雑誌、各種単行本、また新たに発見されたカラー原稿などを付け、初めてほぼ完全な形で、復刻する。上巻には、カラー扉を多数収録、村上もとかの書き下ろしエッセイ収録。
戦後75年が経ち、あの戦争を知る世代が鬼籍に入ることも珍しくなくなってきた現在、その記憶を後世に伝えるべく関係各位の協力を得て『中国からの引揚げ 少年たちの記憶』を電子化いたします。冬は零下15~20度だったという奉天で7歳まで過ごした森田拳次氏の当時の体験と、日本へ戻るまでの間に体験した出来事を綴った『中国からの引揚げ 少年たちの記憶~森田拳次編~』。「決して母さんの手を放すんじゃないよ。もし放したら、二度と会えなくなってしまうんだからね」恐ろしいほど真剣な母の表情だった。当時6歳だった私の幼心にも、異常な危機感はひしひしと伝わり、私は必死に母の手にすがりついていた。(『中国からの引揚げ 少年たちの記憶』「はじめに」より) ※本書は『中国からの引揚げ 少年たちの記憶』(中国引揚げ漫画家の会編/ミナトレナトス刊)をもとに、参加した漫画家別に1冊にまとめたものです。
中国の歴史を古代から南北朝時代、そして近代中国史までを全編オールカラーの漫画で表現した一、ニ、三巻の歴史漫画書籍。一巻では古代中国~隋朝まで、二巻では唐朝~南宋まで、三巻では明朝~近代までの中国史を網羅。漫画でとてもわかりやすく、そして全編中国語のため、中国語がわかる人はもちろん、これから中国語を勉強したい、という人にもオススメ! 本套漫画叢書共三卷,将中国暦史従古代文明到南北朝時代,再到近代中国史,以全彩漫画的方式表現。【第一卷】古老的中国~隋朝,【第二卷】唐朝~南宋,【第三卷】明朝~新中国。本套漫画叢書簡潔詼諧,通俗明瞭,全篇為中文写成,不僅是為了中文讀者量身打造,也強烈推荐給有意学習中文的各位讀者朋友! 【目次】 ・古老的中国 ・商朝与周朝 ・秦朝 ・漢朝 ・三国 ・晋朝 ・南北朝 ・隋朝
これの前作の「もっけ」では日本の妖怪を描いてましたが、 今作は近代中国を舞台にした、道教における仙術・妖怪漫画です。 ざっくり説明すると、大好きな姉を蘇らせたい主人公が、道教の世界に足を踏み入れる、という物語です。 中国の道教の世界観が本格的に描かれているので、日本でお馴染みの仙人やキョンシーとはイメージが大分異なります。 仙術や世界観について細かい説明はされないですが(そもそも道教とは明確な定義が無いらしい)、それ故に道教へのリアリティを持たせているように感じます。 巻末などの参考文献を見る限り、作者の熊倉隆敏氏は妖怪に対する深い造詣を持つだけでなく、道教についても相当調べられているように思います。 まぁ道教の知識がなくともマンガは楽しめるのですが、それだと魅力が伝わりきらない可能性はあるかもしれません。 図書館などで参考文献の本を借りて読んでみたり、ネットで少し道教について調べるだけでも、より深く作品を楽しめるのは間違いないです。言葉では説明できないような奇想天外な展開ばかりですから。 仙術バトル以外にも、ぎょっとしてしまうようなエログロも多いので、やや読者を選ぶタイプの作品かもしれませんが、全4巻で伏線もきっちり回収し、綺麗に終わっていて読後感の良い作品です。