出版MeToo&Dish
世界各国で広がりをみせる、セクハラなどの被害体験を告発・共有する「MeToo運動」。海外だけの問題ではなく、日本でも、出版・漫画業界でもセクハラ&パワハラ被害者は大なり小なり存在しています。漫画家と編集者、漫画家とアシスタント、編集者とアシスタント……昔から、そして今も業界の闇は深い。本作は出版業界に足を踏み入れて30年超の内田春菊が描く禁断のお話。旧態依然とした業界は変わることができるのか――。
30以上の言語に翻訳された名著 ピューリッツァー賞を受賞した最初のグラフィック・ノヴェル 本書は、マンガ家アート・スピーゲルマンの代表作『マウス』と『マウス II』を一体化させ、翻訳に改訂を施した“完全版”。 ホロコーストのユダヤ人生存者ヴラデックの体験談を、息子のアート・スピーゲルマンがマンガに書き起こした傑作。独自の手法と視点で、これまでに語られてこなかった現実を伝え、世界に衝撃を与えた。本書の一番の特徴は、ユダヤ人をネズミ(=マウス)、ドイツ人をネコ、ポーランド人をブタ、アメリカ人をイヌとして描いていることだ。斬新かつ親しみやすいアプローチで、読者をホロコーストの真実へと引き込んでいく。 語り手の父ヴラデックはポーランド出身。大戦後は妻とともにニューヨークに移住した。第1部では、ヴラデックの青年時代から結婚、過酷な逃亡生活を経て、ナチの手に落ちアウシュヴィッツに収容されるまで。第2部では、アウシュヴィッツでの悲惨な体験、解放、そして故郷ソスノヴェツへの帰還までが綴られている。全編をとおして、著者が父の体験談を聞くニューヨークでの場面が織り込まれている。それにより、生存によってもたらされた罪悪感を背景に、いつまでも消えない恐怖と闘うヴラデックのその後と、両親がホロコーストで負ったトラウマが、息子にどのような影響を及ぼしたのかまでを描ききっている。また、本書の第1部である『マウス』発売後の予想外の反響に、アート・スピーゲルマンが心のバランスを崩した様子も第2部に盛り込まれている。 ひとり、またひとりと家族が減っていく悲しさ、徐々に普段の生活が崩壊していくやるせなさ、迫害、飢餓、虐待、死……言葉ではなく視覚に訴えるグラフィック・ノベルだからこその恐ろしさが伝わる。全人類必読の「ある父親の記憶」。
▼第1~6話●主な登場人物/神矢史良(偉人のクローンのみが通うセントクレイオ学園において、唯一の“非クローン”)●あらすじ/西暦二×××年、世界中の偉人のクローンたちが通うセントクレイオ学園で、唯一の非クローンである神矢は「音楽の勉強がしたい」と願うマリ・キュリーのことを、学園の教師である父に相談。だがその直後、マリは「転校する」との言葉を残し学園を去ってしまった。一方、学園の先輩“クローン・ケネディ”が衆人環視のもと暗殺されて…(第1話)。●本巻の特徴/歴史に名を残した偉人達のクローンばかりが通う学園に、一般人は神矢ただひとり。クローンの苦しみとは!?ただの人間の哀しみとは!?異色学園ファンタジー第1集!!●その他の登場人物/マリ・キュリー(キュリー夫人のクローン。音楽を学ぶために転校していったが…)、フロイト(ジークムント・フロイトのクローン)、ナポレオン(ナポレオン・ボナパルトのクローン)、一休(一休宗純のクローン)、エリザベス(エリザベス一世のクローン)、ナイチンゲール(フローレンス・ナイチンゲールのクローン)、モーツァルト(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのクローン)
[『トレース』『ブルータル』の大人気作家×四季賞大賞(2021年夏)の俊英作家、初タッグ!!!!]スクープの為なら手段を選ばない、ゲスな週刊誌記者・泉大河(イズミタイガ)。そんな彼の周りで突如発生する、連続殺人事件。そして、事件現場に残された“赤い目”――。この陰惨かつセンセーショナルな事件に隠された秘密とは…!? 『トレース 科捜研法医研究員の追想』『ブルータル 殺人警察官の告白』の大人気作家・古賀慶と、四季賞大賞(2021年夏)の俊英作家・嵐山のりの最強タッグが放つ、予測不能のサイコ・サスペンス!! 大刮目の第1集!!!