青年マンガの感想・レビュー15409件<<497498499500501>>王道の青春スポ根モノハナカク 松井勝法あくあ「青春スポ根モノが読みたい!」と友人に言ったらこちらをオススメされました。うん、確かに面白い。絵も可愛いしキャラも立ってるし、ライバルもちょームカツクし。弱虫だった主人公が強くなってヤツをボコボコにするシーンは王道。しかし、かわいこちゃんがヨダレ垂らすってあたり、ちはやふる思い出したw職人系のマンガってイイ!IPPO えすとえむあくあ先日某さんと「職人系のマンガってイイよねー」と話してた流れで読了。もう好みドストライク☆ 若いのにストイックな主人公はカッコイイし、その一足で一歩を踏み出していくお客さんたちもカッコイイ。特に○○へ進んだ爺ちゃんの、ラストのコマの左端にさりげなく描かれた一本の手に、思わずじーんと来た……。しかし女子キャラが少ないのは仕様だろーか。義足の淑女との関係も気になるが、うどん的ラブへ進むにはまだ早い感じ。ヤツに足りないのは髭だな。松本次郎作品を読んだことがないのならお試しして欲しい善良なる異端の街 松本次郎猫あるくモラルの無い歪んだ世界に適応するのならば狂うしかない。 結局人は冗談と本気の間で生きてるんじゃないではと思わされる。 リアリティの無いリアル楽しめました。 この人の本は最後まで飽きさせない、ジワリと染み入ってくる。 母子家庭とフリーター成長物語君のお母さんを僕に下さい! 田澤裕あうしぃ@カワイイマンガ「綺麗なお母さんは、好きですか?」というキャッチコピーに、私も好きです!とノリノリで読み始めると、しょっぱなに強烈な一撃を喰らうことになる。 この作品では、かなりリアルでハードな母子家庭の現実が描かれる。主人公のフリーター青年は、シングルマザーに恋するが、母子家庭の現実に打ちのめされることになる。 この作品、実はこう見えて、かなり真剣(マジ)なのだ。 第1巻では主人公が、いかに恋愛脳から逃れて、相手の事情を理解して寄り添えるようになるかが試される。 実際、独りよがりな恋を反省した主人公は、次第に優しさと頼もしさを獲得し、母子家庭を助けながら成長していく。ほんの1巻での成長は見事で感動的だ。 「男児との母子家庭」独特の問題も描かれていて、そこに「男の子」である主人公がうまく関わっていくのも見どころ。 お母さんが張り切ったり、疲れてたり、寝ぼけてたりと、所々に見せる愛らしさを愛でながらも、真剣にこの先を考えてしまう、そんな漫画だ。 ひとまず、試し読んで山本アットホーム 山本アットホームなかやま氏がコミティアやTwitterで発表していた作品をどういうワケか書籍化 1コマ1コマに落ちがある ノンストップ・ハイスピード不条理ギャグマンガ いや・・・別に"不"条理というわけではない条理の中で最大限に暴れまわっているのが作者 山本アットホーム氏 のすごいところなのかもしれません。 とにかく、試し読んで 「これイケる!」と思ったら買ってほしい 読めば読むほど山本家の魅力に取りつかれていきます。 ※添付画像参照 自分もキャプチャ取りたいが為になぜか電子書籍版を買ってしまいました。 これもどんな理由があるかは不明ですが、いろいろな企業で漫画を描かれています。清潔感があって、落ち着いていて爽やかで良い花と頬 イトイ圭名無し有名人の家族の話って、よくあるよね~って話ではないと思うんだけど、この漫画の頬子さんの気持ちにはとても共感できる。 音楽家の娘だから、好き。というのの「〇〇だから、」という部分は結構どんなことも当てはまって、こういう言い方はその人の一部分として、褒めるならアリだけど、それが全てみたいな言い方された時にムッとする感情と同じだと思った。 八尋さんいいな…ビーム5月号のストーリーが忘れられないN極物語 とりのささみ。starstarstarstarstarひさぴよ最近、コミックビームのバックナンバーで過去話を読み返すことがありまして、その中で5月号のN極物語が非常に異質で、何回も読んでも惹きつけられるような印象的な回だったのです。 https://comicbeam.com/magazine/beam201905.html このお話では、それまでのギャグ調から一転して、過去の回想からはじまります。突然、喋れるようになった主人公(ペンギン)が群れから離れ、例のアイツと出会う。 シリアスで哲学的なストーリー展開から、ホッと一息つくオチまで、素晴らしいの一言です。 喋らない動物たちの眼差しがとても恐ろしく、何か見てはいけないものを見てしまった気持ちにさせられました。 このわからない感覚って何なんだろう…。 しばらくの間、忘れられそうにありません…。 これを書いてる時点ではビームで休載状態なので、いつか連載再開することを祈ってます。 単行本になるのかどうかもわからないけど、ぜひ何らかの形で発売してほしい作品です。 身長差なんて関係ない!富士山さんは思春期 オジロマコトあくあ富士山さんちょーかわええ! 背が高いこと気にしたり、子どもと本気で遊んだり、パンツで妄想したり……はぁはぁ。← カンバもなかなかのイケメンっぷりだし、チューの一つもさせてやりたいところだが、アレに邪魔されるとかマジ不憫。でもその後の富士山さんのリアクションがかわいかったからオケ。全てのキャラがカッコイイ!HELLSING 平野耕太あくあ「中二力を高めたいのですが、良い漫画教えろください」と言ったら某氏よりこちらをオススメされました。たしかにコレは中二だ……最強キャラたちによるバトル展開が熱い……! ストーリー的には「結局誰が一番強いんだ?」というルートで一直線だったのですが、ウィットに富んだコミカルな会話や、各キャラの生きざま(死にざま)に魅了されました。モブを除く全てのキャラがカッコイイ☆ あと、あの有名な少佐の台詞の意味がやっと分かったw触手ヒロインに萌えるシドニアの騎士 弐瓶勉あくあぶっちゃけ序盤は「?」状態だった。バトルシーンとか世界観とか掴めないうちに、ストーリーがジェットコースターで進むし、回収されない伏線もいっぱいあるし……なんてことは最早どーでもいい。つむぎたんかわいいよつむぎたん! まさか触手ヒロインに萌える日が来るとは……物書き志望ならぜひ読むべき。かわいいヒロインキャラ=姿かたちではない、心が大事なのだと実感できる。 全2話で読み応えある作品夕凪の街 桜の国 こうの史代マウナケア映画にもなっているので、もう少し長い話かと思っていました。「夕凪の街」と2話からになる「桜の国」、合わせて100ページ少々。決して情報量は多くありません。しかしセリフやしぐさの裏側にある何かが心にひっかかり読み応えある作品。生死、愛情、平和…、ありきたりだけど、いろんなことを考えさせられてしまいました。特にそれを意識したのは、「夕凪の街」を読んだ後。原爆が投下されてから10年後のヒロシマ。被曝しながらも生き残った女性を描くこの作品には、全編にうっすらと”哀”が漂っています。そしてほぼモノローグで語られる、繊細ではかないラスト3ページ。なんとなく、白いページにほんのりと薄紅がのって、桜の花びらのようにコマが散っていく、そんな印象を受けました。それでいて、話として何も終わらせてくれない。あとがきにもあるように、読んだ後にどう自分の中で消化していくかによって、この作品の世界観は完結するのでしょう。短い作品でも読後に残る心の作業は多いと思います。変人揃いだが、わりと楽しそうに生きてるおじさんたちそこらへんのおじさん物語 佐久間薫starstarstarstarstarウマタロ気の抜けたようなタイトルと表紙のおじさんたちの顔が気になり、本屋で買ってみたところ、これは面白いと思った。 そこらへんにいるような、そうでいないような、一癖も二癖もある変なおじさんたちが一話ずつ登場して、独特でマイペースな生き様を見せてくれる。 (ちなみに表紙ではおじさんが集合してるけど皆孤立してます) 展開がファンタジックすぎて、なんだかよくわからん話もあるけどそれも含め好き。 他人の家の雑草を刈りたがる「ボーボーおじさん」という、ほとんど妖怪か仙人のようなおじさんから、 生き辛さ、孤独を抱えるおじさんの話(「なめくじおじさん」「2個ずつおじさん」)もあり、登場するおじさんの幅が広い。 お掃除道具と会話する「ハッピーおじさん」、ハンドパワーで家事をこなそうととする「念力おじさん」、電柱や自転車の気持ちになりきる「イマジンおじさん」など、想像力でもって楽しそうに暮らしているおじさんたち。これは独身中年に差し掛かってる自分も共感する部分が多かった。 憎めないけど、ちょっと迷惑なタイプのおじさん(「センチメンタルおじさん」「案内おじさん」など)も登場。 実際にこういう近付きたくないおっさんいるな〜と思いながらも「自分もいつかこうなってしまうのでは…」という考えが頭をよぎってしまう。これは反面教師にしたい。 おじさんに(比較的)やさしい世界で、ホンワカとした絵柄なので全体を通して、明るい気分で読めた。 おじさん自身も、あまり自虐的になったり卑屈になることはなく、 「ありのままで生きてる」って感じなのが、 いいよな〜(いいよなおじさん) 「はやぶさ」版 まんがサイエンス小惑星に挑む あさりよしとおなかやま小惑星探査機 はやぶさ をテーマにした 本格科学漫画 正直に感動できる作品です。 作者の得意な まんがサイエンス フォーマットに則って 二人の宇宙人を通して、読者は 科学・技術的な面から はやぶさ のことを深く知ることができます。 2010年の帰還から 大量に「はやぶさ」関連作品は映像・書籍化されましたが、この作品は 作者自身が 宇宙ロケット開発に携わっていることから、他の作品とは一線を画す 濃い内容になっています。 ストーリー 高度な科学力を持ちながら、衰退をたどっている二人の宇宙人が偶然に地球への帰還中の「はやぶさ」と出会い 二人のある種の神の目線を通して「なぜ、そんな低い技術力でこんな事ができるのか!?」の驚きに対して、「はやぶさ」がエンジニアの苦労や「はやぶさ」への思いを伝えていきます 自分がクチコミを書く理由 「はやぶさ」の偉業は軽くググれば出てくるし、それを読んだだけでもウルっと来てしまいます。 ただ、「はやぶさ」自身は当然ウルっと来させるために、あんな構造になっているわけでなく、構造・構成一つ一つにエンジニアの思いが詰まっています。 それを知らずに単純に「すごーい!」というのは違うと思うのです。 1巻完結ですし、みんなに読んでもらいたい作品です。 ふうらい姉妹より好きかも地球に生まれちゃった人々 長崎ライチ名無しちょっとエッセイっぽい雰囲気のある作品が好きだった。主人公が色んなバイトをする「清く正しくはみだした人のお話」シリーズとか。バニーガールのバイトの話から始まるのも長崎ライチらしい。コールセンターでバイトする話「0.5秒のスイッチ」での、バイト仲間でアナウンサー並みに滑舌のいい廣田さんがシャンプーとサンプルを聞き間違うポンコツだったネタにはくだらね〜と思いながら笑ってしまった。あと、貧乏だから買えなかった自転車をようやく手に入れたのに速攻で盗まれて鬼になる「みるかちゃん」の話もいい!後半に収録されているシュールなホラー作品にも必ずどこかに笑える要素があって好きだけど、本格的に怖い話も描いてほしいと思った。描けそう。読んでみたいです。若手漫画家の人生と登山がなぜかリンクする人生山あり谷口 谷口菜津子nyae人生に悩める漫画家が、思い切って知識・興味ゼロから始める登山エッセイマンガ。 読んでる途中で、登山マンガを4コマで描くってふつうはやらないよなーと気づいた。たまにコマぶち抜きで景色を描いたりするけど、文字情報もわりと多いし。 にもかかわらず苦なく読めるというのは著者の力量なんだと思います。 著者の谷口さんはクリエイターの友だちが多くて、漫画家仲間の横槍メンゴ、映像作家ひらのりょう氏、イラストレーターのせきやゆりえさんなど今読むと錚々たるメンツで山登りしてます。 面白いのが、クリエイター特有の昼夜逆転生活のせいなのか知らないが、登場人物の半分以上の人間が待ち合わせに遅刻する。それも大幅に。 著者も最初に書いているように、本書は山登りの参考書的な役割ではなく、若手クリエイターの不安だらけの人生と山登りをリンクさせて一冊にしているものなのです。 が、大手アウトドアメーカーの協力により、装備などの参考情報は得られると思います。 最後は、色々あったけどみんなのおかげで乗り越えられたよね、登山だけに。 …みたいな感じです。東森栗人ってもしや…こいつの名前は東森栗人、のちに映画監督になる男 松岡昴明名無しクリント・イーストウッドってこと? 主役の突っ走り系の東森くんより、リーゼントヘアのお人好し、五十嵐くんがとてもかわいいです。 DIY欲が刺激される〜スクール×ツクール 田岡りき wogura woguraダボ連載開始すぐは、おとなしい子が変わった子にとにかく振り回されるだけの漫画かな…と思っていましたが、違った。 読めば読むほど、DIYの知識が欲しくなる!真似したくなる! 主人公たちが通う学校の近所には、大型のホームセンターやスーパー、百均があったりと放課後は買い物し放題。なんて都合の良い設定だ!! 詳しくない自分でもわかる。ホームセンターの工具コーナーは超楽しいよね…!ずっと居れる。 自分はゲッサンを毎号購読してるので1巻に入ってない7話の話をしてしまいますが… ピザ窯回、最高です。今までで一番真似したい。やる。素直にビックリした次の授業サボっちゃおうよ ちひ名無しビックリした。ラブコメって油断してると百に一つくらいで、こういうのあるよね。いやぁ攻めるなぁ……戦国の世はバカ決定戦?不敬罪適用級の四コマ漫画SENGOKU 山科けいすけ名無し戦国時代。 民衆は今日の食べ物にも事欠き、明日の命の保障も無い。 生きるだけで精一杯。 そんな日々のなかで民衆のため安定した国家を築くために 命がけで戦った男達、それが戦国武将。 己の信念に従い、文字通り命がけで 国を守り作り、天下統一という途方もない夢にかけて 傷つき倒れていった英雄達。 今の平和な日本は多くの戦国武将の流した血によって 築かれている。 そんな英傑達を、流した血と涙を、失った命を 山科けいすけ先生は心のそこから笑い飛ばす。 信長はただの鉄砲バカ、秀吉はただのお猿バカ。 不敬にもほどがあるどころか不敬しかない。 しかし山科先生の凄いというか怖いところは、 浅薄な閃きでバカと決め付けているのではないことだ。 戦国武将たちについてちゃんと歴史を理解していないと 認定できないバカ扱いをしている。 松永弾正なんか謀反バカ扱い。 細川藤考はインテリ風見鶏バカ扱い。 結局は全員バカ扱いになるのだが・・ 下手な歴史の教科書より、戦国武将の個性が正しく?伝わってくる。 というか教科書にかいてあることより、 こっちのほうが事実なんじゃないの、 とすら思えてくる。 ああコイツ(戦国武将の皆さん、すみません)、 ホントこんなふうにその日の気分で 行動したんじゃねーのか? と思ってしまいそうになる(笑)。 またキャラの顔とかも良く似ているんだなこれが。 普通は美化するところを激しくギャグ化しているが。 笑いながら歴史の勉強になる漫画。 歴史教科書の真面目な記述を読むよりも 百万倍、武将達の個性が記憶に残ってしまう。 読後は戦国武将を見る目が激しく捻じ曲がって しまいそうだけれども。 脆さと弱さを繕わない、美しさ心臓 奥田亜紀子ニワカ大人になればなるほど自分の脆さや弱さに向き合うのは難しくなっていく。そういったものに目を瞑らなければ、自立した生活なんて出来ないからだ。 短編集「心臓」はそうした柔らかい部分を繊細に描く。ほとんどの短編にはそれぞれの閉塞感がある。描写される人の脆さは種類は違えど、普遍性がある。 この漫画が美しいのは、そういったものに目を瞑っていないから。取り繕われていないからだ。だからだろうか、読み終えた時になんだか救われた気分になった。ベネチアが舞台の短い恋のはなし最後のフェリー 森泉岳土名無し著者が「はじめてペンで描いた」という、王道ラブストーリー読切。 ベネチアを舞台に、大学の交換研修制度で日本から来ている青年と、ダンサーの女性の短い恋が描かれる。 デートでも、彼女はかならずその日の最後のフェリーで家に帰る。家庭の事情が少々複雑そうだけど、お互いのプライベートには深く踏み込まない。 そして研修期間も終わろうという時、それぞれに自分なりの決意をして最後のデートの日を迎えるが…。 異国の恋というのは情熱的なイメージがあったけど、この話はあっさりと始まり、あっさりと終わる。期待はずれとかではなく、こういうこともあるか。と妙に納得…。 案外、このふたりが再会する可能性は低くないんじゃないかと思う。あさりよしとお作品のストーリーものでは一番好きですワッハマン あさりよしとおなかやま小学生の時に学研の「まんがサイエンス」に夢中になって漫画の道へ・・・ 私の原点のような、あさりよしとお先生 ほぼほぼ作品はすべて読んでいますが、ストーリものであればこの「ワッハマン」が最高傑作だと思っています。 11巻という読みやすい巻数、本当に綺麗に美しく締めくくったラスト ※連載版はラストが違うとのことですが読んだことないです(読みたい) この作品は正直1巻では面白さが伝えきれないところが残念 だまされたと思って3巻ぐらいまで読ん頂けると面白さがわかるかと ストーリー 1万年前、アトランティス技術で不死身の体を手に入れたワッハマンは敵対する「パパ」と激闘の末、記憶を失ってしまう。 1万年後、目覚めたワッハマンは再度敵対する「パパ」とその組織との戦いを回りの人々を巻き込みながら繰り広げていく 死ねない体に人の心を宿しているワッハマンといずれ死んでしまう人々との交流 基本的にはあさりよしとお先生が得意とする1話完結&コメディ調で進んでいくのですが、徐々に話の骨格が見えてくるところが面白いです。 ビートルズに全てを捧げた男の新たな挑戦!!ビーマニ山田君! 近藤令たか誰しも一度はThe Beatlesにハマったことがあると思うけれど、この主人公は中二でビートルズに出会って以来、人生全てをビートルズに捧げた『ビーマニ』の山田くん。 「捧げた」というだけあって妻も子もおらず本まで出版し、なんなら「山田会」というビートルズを語る会まで開き、ビートルズファンの間ではちょっとした権威になっている。 そんな山田くんが山田さんと呼ばれるようになる頃に、通称「レベル3※」と呼ばれるビートルズのコピーバンドに勝負を挑まれる。(※お金が取れるレベルのことらしい) 山田は「私は『ビートルズ』で負けたくないんです。絶対に!」と、人生40年間を捧げてきたプライドに懸け勝負を受けるのだが……というあらすじ。 好きなもので真正面から勝負を受ける山田くんと仲間の石田くんの情熱、1カ月間週3で練習する気概…その積み重ねがあったうえでの、当日のライブ会場での山田のセリフは胸に迫るものがあった。 「大切に思えば思うほど、畏れ多くて生半可な気持ちでそれに接することができない」というのは、誰しも共感することができるテーマだと思う。 そして最後の最後に、山田は『愛の深さゆえの畏怖』を乗り越え、新たな決意をすることができた。それは誰にでもできるような簡単なことではなくて、愛を貫き通す勇気「覚悟」を持つ人にだけできる決断だと思う。 これはもう山田でも山田くんでもなく、敬意を込めて山田さんと呼びたい。 お話の全体の雰囲気としては「綺麗な響※」のような印象を受けた(※響のようにその道しか見えない人間だが、響のようにブレーキがぶっ壊れてないの意)。 これはぜひ連載化して、山田とビートルズの出会いからコピーバンドでのし上がるまでを全部描いてほしいです。 【本編WEB掲載】 https://www.futabasha.co.jp/tachiyomi/vtreader.html?pc=1&fd=ac_be-maniyamadaLR (画像は本編より。揺るぎない山田の決意が熱い…!)古着好きにはエポックメーキングな作品NYLON TWILL 鈴木夏菜なかやま自分は漫画と同じぐらい古着が好きなので、二度おいしい作品です。 ※この作品も自分が好きなファッションYoutuberさんからの紹介で知りました。 あくまで親子の信頼を取り戻すための装置として「古着/服」が扱われていますが、作者さんの服への情熱が作品の書き込みからも見て取れます。 この作品を読んで改めて、古着は"点"ではなく"線"なんだなと思いました。新品にはないストーリーが既にあり「この服はどんな人が前に来ていたのか?」とか考えながら袖を通すのが自分は好きです。 つまり、連載できるってことです!(謎理論) そして、できればカラーで読んでみたい・・・!! 電書で買ったのですが、対談部分のジャニーズが灰色に塗りつぶされていた、自分には無縁の問題だと思っていたがここにきて影響があるとは<<497498499500501>>
「青春スポ根モノが読みたい!」と友人に言ったらこちらをオススメされました。うん、確かに面白い。絵も可愛いしキャラも立ってるし、ライバルもちょームカツクし。弱虫だった主人公が強くなってヤツをボコボコにするシーンは王道。しかし、かわいこちゃんがヨダレ垂らすってあたり、ちはやふる思い出したw