添付画像は明智光秀と柴田勝家。
光秀が謀反を決心したのはこの時か、とか、
勝家が実は日頃からこういう細かいツッコミを
入れていたのではないか、とか。
ほんとにそう思ってしまいそうになる(笑)。
戦国時代。
民衆は今日の食べ物にも事欠き、明日の命の保障も無い。
生きるだけで精一杯。
そんな日々のなかで民衆のため安定した国家を築くために
命がけで戦った男達、それが戦国武将。
己の信念に従い、文字通り命がけで
国を守り作り、天下統一という途方もない夢にかけて
傷つき倒れていった英雄達。
今の平和な日本は多くの戦国武将の流した血によって
築かれている。
そんな英傑達を、流した血と涙を、失った命を
山科けいすけ先生は心のそこから笑い飛ばす。
信長はただの鉄砲バカ、秀吉はただのお猿バカ。
不敬にもほどがあるどころか不敬しかない。
しかし山科先生の凄いというか怖いところは、
浅薄な閃きでバカと決め付けているのではないことだ。
戦国武将たちについてちゃんと歴史を理解していないと
認定できないバカ扱いをしている。
松永弾正なんか謀反バカ扱い。
細川藤考はインテリ風見鶏バカ扱い。
結局は全員バカ扱いになるのだが・・
下手な歴史の教科書より、戦国武将の個性が正しく?伝わってくる。
というか教科書にかいてあることより、
こっちのほうが事実なんじゃないの、
とすら思えてくる。
ああコイツ(戦国武将の皆さん、すみません)、
ホントこんなふうにその日の気分で
行動したんじゃねーのか?
と思ってしまいそうになる(笑)。
またキャラの顔とかも良く似ているんだなこれが。
普通は美化するところを激しくギャグ化しているが。
笑いながら歴史の勉強になる漫画。
歴史教科書の真面目な記述を読むよりも
百万倍、武将達の個性が記憶に残ってしまう。
読後は戦国武将を見る目が激しく捻じ曲がって
しまいそうだけれども。
戦国時代の雄、織田信長、上杉謙信、武田信玄など歴史の中で大活躍した偉人たちが山科キャラとなって大活躍。新説4コマ歴史笑説第1弾。