青年マンガの感想・レビュー15392件<<286287288289290>>最悪すぎるおとぎ話みたいな店「キャンドル」さよならキャンドル 清野とおるnyae東京都北区赤羽の読者であればこの作者がどれだけある種の“引き”の強さを持っているかご存知だと思うが、これを読むとその強さが自分が思っていた以上に大きかったんだと実感します。 赤羽が終わってしまった後にもこうやってあたおかな店とそこに集う人々の話を読めることはありがたいですが、いつも思うのは「ただの読者というこの距離感がちょうどいい」ということで、間違っても関わり合いになりたくはない。 ある意味おとぎ話のような「キャンドル」という店で過ごした日々。あまりに濃すぎて、二巻に続くと知った時にまだあるのかよと思ってしまいましたがきっとまた読んでしまうんだろうな。2巻にあたる単行本未収録話のメモ終わりと始まりのマイルス1 鬼頭莫宏キキ鬼頭莫宏先生がTwitter上に投稿された単行本未収録話(10話〜15話)のまとめ。 太田出版『マンガ・エロティクス・エフ』 Vol.58 第10話「もうひとつの戦闘」 https://twitter.com/mohiro_kitoh/status/1291666937374679041 Vol.59 第11話「本日戦果、二機撃墜」 https://twitter.com/mohiro_kitoh/status/1294199395416596480 Vol.62 第12話「ねむる女神たち」 https://twitter.com/mohiro_kitoh/status/1296746022249537536 Vol.66 第13話「未来のお手伝い」 https://twitter.com/mohiro_kitoh/status/1299287429036167168 Vol.72 第14話「海で」 https://twitter.com/mohiro_kitoh/status/1301796554773209089 Vol.74 第15話「海からの風邪」 https://twitter.com/mohiro_kitoh/status/1304313350445133824 お茶目な貴女は私だけのもの #1巻応援瑠東さんには敵いません! 相崎うたうあうしぃ@カワイイマンガ優等生の瑠東さんは、実はおふざけ大好き!後ろの席のオタク陰キャ・和村さんにちょっかいをかけるうち、不思議な仲になってゆく……「私だけ知ってる貴女の素顔」は屈託のない笑顔。とても明るいストーリーとなっています。 イタズラ大好きな瑠東さんも、それにツッコミつつ付き合う和村さんも、人としてとても善良で、けっこう気を使い合うし、気持ちよく笑えて和む場面が多い。そこに絡む和村さんの友達の小守さんも、両方を好きすぎるために愛は重くても良い絡み。 優等生な瑠東さんの隠れた一面を和村さんと共有しつつ、和村さんの内気さを瑠東さんがほぐし、二人の心の距離は縮まって……こういうのいくらでも読みたいです!ウチヤマユージの新連載「もろびとこぞりて」もろびとこぞりて ウチヤマユージ名無しウチヤマユージ作品は「よろこびのうた」「葬送行進曲」を読んで、絵柄はポップなのに、ストーリー的には人間のダークサイドをエグってくるのが面白いなと思っていたので、週刊漫画ゴラクでの連載は相性がいいぞ!と予告から確信していました。 第1話ではクリスマスイブの新宿駅で無差別殺人事件を起こして電車に飛び込み自殺した犯人が「大島」であること、物語はその2年後から始まり、主人公はクリスチャンの男子高校生で、彼が住んでいる町に引っ越してきた謎の家族?も「大島」を名乗っていることは分かりましたが、まだ男子高校生と殺人犯の接点は明らかにされていません…。 短期集中連載って一体全何話なんでしょうね?ここからどこまでストーリーが展開してくのか不明ですが、ウチヤマさんのTwitterによると原稿はすべて描き終えてるそうです。とりあえずゴラクらしい作品だと嬉しいな。毎週楽しみにしてます! https://twitter.com/kitsunetsuka/status/1413357166233145346 妖怪読切シリーズ第4弾猫欠 岡田索雲名無し※ネタバレを含むクチコミです。オールカラーで描かれる期待のSF新連載ナイトメアバスターズ 赤瀬由里子名無し※ネタバレを含むクチコミです。不倫勇者は断じて間違い!まあまあまあ、ちゃんと魔王は倒しますから、一回だけ~非正規雇用の俺が勇者になったら不倫偏差値56~ ニシヤ康隆名無しスペリオールという雑誌全体のなんとなく暗いというか、陰鬱な雰囲気から逸脱したさわやかな不倫勇者ギャグ漫画!?と思ったら大間違い!! 主人公あっくんは魔王を倒すために愛の力LPをためる必要があり、仕方なく(!?)複数の女性と関係をもたなければならないようです。。。たぶん笑 しっかりした安定感のある構成と意表を突かれるあっくんの言動にファンになりました。まじで連載希望します! タイトル以外は最高に面白いまあまあまあ、ちゃんと魔王は倒しますから、一回だけ~非正規雇用の俺が勇者になったら不倫偏差値56~ ニシヤ康隆名無しなんとも言えない新しさを感じて、とても面白かった漫画。短期連載で終わらずに続いて欲しい。なんでこんな媚びたタイトルなんだろうと思ったけど、新人さんだし色々あったのかな。続編!!父・観阿弥目線で語られる息子・世阿弥の恐ろしさぜあ ~世阿弥の地獄~ 雨瀬シオリ名無し※ネタバレを含むクチコミです。ミワさん最後まで家政婦でいられるのかなミワさんなりすます 青木U平Pom ミワさん、面白い! とんとん拍子で、大好きな映画俳優、八海さん家の家政婦に。 そして、マネージャーに、もうすでになりすましがバレそうなんですが〜。 ミワさんと八海さんがこれから恋愛していくのかな。マネージャー、怖そうだな。 ちょっぴり笑えてドキドキするこれからが楽しみな漫画でした! #1巻応援 せつなかわいいトナたろうがいる動物園の楽屋事情楽屋のトナくん 矢部太郎名無し動物たちが人に見られる表へ行くところを舞台に上がるかのように、そしてその裏側を楽屋のようにして、「動物園の裏側」で過ごすトナカイのトナたろうといろんな動物たちを描く、すこし切なくたまにほっこりする絵本のようなやさしい雰囲気のお話。 動物ものだからといって動物の習性などが事細かく紹介されるような漫画ではなく、どちらかというと、お笑い芸人の楽屋の悲喜こもごもをかわいらしく動物で描いてみたという印象です。 ご自身がお笑い芸人であるカラテカ・矢部太郎さんだからこその会話や起こることのリアリティと、自分はスベってて後輩はウケているような切なさだったり、嫌われている方が何も思われないよりマシ、という芸人の中である絶対値の大きさが大事というような概念だったりが出てきて面白いです。 モーニングで連載中なのですが、毎週ページ数少な目で、少しずつ読めていいですね。こんな高校生活の幕開け最高!期待の演劇部活マンガまくむすび 保谷伸名無しドえらい面白くない?? 自分の創った物語をマンガでは伝えきれなかった主人公のコンプレックス。 演劇を黒歴史と呼ぶ無神経な教師。 作品を勝手に上演される衝撃。 体育館を利用した照明・スクリーンの舞台らしい演出。 1話の中に見どころが多くて続きが楽しみ! (となりのヤングジャンプ 第1話) https://tonarinoyj.jp/episode/10834108156645992161老犬と老人の組み合わせはいかん老犬がゆく 岡田卓也名無し老犬と老人の組み合わせはモチーフだけですでに泣かせにきてますね! 久々にこういう漫画読みました。 悲しいけど悪くない人生だったと思えるような、寂しい人間(犬)が最期少し同じ時間を共有する、それが美しいなと思わせるような読み切り作品。 読んでよかったです! メンツが豪華すぎるしエピソードはどれも珠玉!!怪奇まんが道 あだちつよし 宮﨑克starstarstarstarstarかしこ生い立ち〜ホラー漫画家になるまでの道のりをインタビューして漫画化したものです。本人が描いた自伝ではありませんが、宮崎克の取材力とあだちつよしの漫画力によって本人が描くよりも読み応えのある伝記物になっています! 以下、ひとこと感想メモです。 【1巻】 古賀新一…手塚治虫も登場するし本家マンガ道と同じくらいウルッとしました。 日野日出志…何を思いながら「蔵六の奇病」を描いたかの話が読めてよかった。 伊藤潤二…漫画家になる前は歯科技工士だったことも、デビュー作が「富江」だったことも知らなかった! 犬木加奈子…普通の主婦がホラー漫画の女王と呼ばれるまでになったのは文字通り人生をかけてたからだったんだなぁ…。 【2巻】 御茶漬海苔…編集長に言われた一言が衝撃的すぎる。今だったら大問題になってると思う。 諸星大二郎…本人のインタビューもあるけど諸星大二郎だけ編集者の証言で構成されてる部分が多いので、インタビューでも寡黙だったんだろうなって思った(笑) 外薗昌也…霊感があることも含めてホラー漫画家のイメージそのままの人だと思った。 近藤ようこ…高橋留美子と同級生なことは有名だけど、本人から語られる話を読んだことがなかったのでとても貴重だった。今も交流があるんだなぁ。スタミナ切れなのかまくむすび 保谷伸名無しスタートは鮮烈だったんですがね。ウジウジした話が断続的に続いて、講評でプロからボロクソ貶された頃からはさらに悪化。絵までロリ化して雑にもなります。全国大会の詳細をページ割いて説明してたのに、地方大会にさえ行く前に打ち切られたのは致し方ないところでしょう。アイドルをやること、推すことの意味 #読切応援私、アイドル辞めます はなさくnyae※ネタバレを含むクチコミです。 偉い!!この町ではひとり 山本さほstarstarstarstarstar干し芋関東と関西はやはり国が違うと思った方がいいくらい違うと思う。 私は、西の出身だが、東京に出てくる前に大阪に住もうと思っていたことがあったけど、大阪に住んでいる地元の知人に「大阪は、昼間でも洗濯機盗まれるよ。」って話を聞いてビビっ大阪に住むのを諦めたことがある。 文化の違いって恐ろしい…。 でも、一回受け入れてもらったらとても居心地のいい場所に変わるかもしれない。 しかし、山本先生の場合、既に病んでいるところまできてしまったので、そこから抜け出すしか方法はなかったはず。 よく頑張りました。 大変でしたね。 自分を褒めてあげてください。 そして、それをこの本にしてくれたことは、同じ悩みを感じている人たちにとって共感を与えられる素晴らしい事だと私は、思う。4巻までの第一章を読んだパンプキンナイト 外薗昌也 谷口世磨マンガトリツカレ男物語の細かい点まで理解していないと思うが、復讐の手順やスプラッタシーンやかなり残酷で見応えがあり面白い。精神的な苦痛というよりも肉体的苦痛の描写が多く読む人選ぶと思うが「谷口世磨」の絵が見やすいのでそんなにキツくはないと思う。だんだん話が大きくなってダラダラ続くのかと思ったがさすが「エマージング」や「わたしはあい」の外薗昌也という感じでちょうどいいところで新章へのつなぎがあってよかったシリアス退魔師バトル×チョイエロ終の退魔師 ―エンダーガイスター―<無修正ver.> 四方山貴史さいろくストーリーはシリアスで、その空気と流れ(テンポ?)がサクサク進んで読みやすさがある。 情緒は少し足りないかなと感じるけど、そういうのを求めてしまうぐらいキャラが立っているということなのかも。 メインヒロインも可愛いし、著者の好みなのか褐色の美女(やべえやつ)がいっぱい出てくるのもまた良い。 エロ部分がもったいぶらずに潔くバーンと出てくるのでいちいち引っかからなくてそこもテンポが崩れないため良いと思う。 バトルシーンはすごくやりたいことが多いんだなというのがわかる。あとスピード感を大事にされてるなぁと。 ただ、色々と試行錯誤はしてると思うんだけど、もう少し深みが伝わるように描けるようになったらもっと魅力的なバトルになるのではないかなー。 7巻までざーっと一気に読み終わってしまった、早く続きください。 なんだこれは怪力の母 平田弘史starstarstarstarstarかしこ※ネタバレを含むクチコミです。SNSに潜む危険。"自分は大丈夫"と思ってる人ほど…ルームメイト~SNSで出会った“眠り姫”~ 葵井りょうポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。お嬢様と釘バット好きにおすすめ超銀河系外道少女レオナ 大浜カナタstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男陽キになりたい時雨さんの大浜カナタの読切。メリケン銀河がきた全てを暴力で解決するメリケン人である釘バットの外道と女子高生の姿をした戦士レオナが異星人を戦うマンガ。最初のページのメリケンサックの時点で俺好みだった。 この作者のマンガどれも面白いな https://tonarinoyj.jp/episode/10834108156631066281 "才能"に翻弄される2人の叙情的で温かい物語 #1巻応援カペラの眩光 相澤いくえsogor25売れないバンドマンの日辻(ひつじ)は自身の現状と27歳という年齢に諦めにも近い焦燥感を抱き始めていました。 そんな彼は画家としても活動をしていたのですが、実はその絵は自身ではなく幼馴染の夜木が描いているもので、引きこもりで家から出られない夜木の代わりに日辻の名前を使って発表をしていたのでした。 そんなある日、日辻がTwitterに投稿した夜木の絵が世間の注目を浴びたことで、物語が大きく動き始めます。 自身の才能のなさに薄々気づきながらももがき続けている日辻と、自身の絵についても独特な考えを持っていてだからこそ日辻を信頼し全てを任せている夜木。 そんな2人の不思議で特別な結びつきと、夜木の“才能”が世間に見つかったことで変わっていく2人の運命を、温かみを持ちつつも読者を惹き付ける力のある、そんな絵で描き出している作品です。 ちなみに、タイトルにある「カペラ」とはぎょしゃ座のアルファ星、つまり最も明るい星でではあるのですが、地球からは1つの星に見えるだけで実は複数の星からなる"連星"と呼ばれるものであることが知られています。 そんなカペラの眩光とはどういう意味なのか、それを想像しながら読むと作品の味わいも深まるかもしれません。 1巻まで読了人間がケーキの世界そらをみてはいけない 【短編】 洋介犬名無し新刊で見つけてなんじゃこりゃと思って買ってみた。人間が被食者側になるSFもので1話4ページでサクサクすすむ。宇宙人にとって人間の脂肪は美味いらしくケーキみたいなもんで、「美味い部位」だけ食って残すとこが残虐で卑しい。500年間吐き気を催す投薬を受けて宇宙人のためのジュース生産機にされる女の子の話が良かった。 1話が短いし、誰がどう立ち向かうのかちょっとしか見えてきてない(4巻時点)けど、食糧人類が好きな人は好きだと思う。 (追記) めちゃコミで独占先行配信してる作品らしいです。 https://sp.comics.mecha.cc/books/139200<<286287288289290>>
東京都北区赤羽の読者であればこの作者がどれだけある種の“引き”の強さを持っているかご存知だと思うが、これを読むとその強さが自分が思っていた以上に大きかったんだと実感します。 赤羽が終わってしまった後にもこうやってあたおかな店とそこに集う人々の話を読めることはありがたいですが、いつも思うのは「ただの読者というこの距離感がちょうどいい」ということで、間違っても関わり合いになりたくはない。 ある意味おとぎ話のような「キャンドル」という店で過ごした日々。あまりに濃すぎて、二巻に続くと知った時にまだあるのかよと思ってしまいましたがきっとまた読んでしまうんだろうな。