青年マンガの感想・レビュー15392件<<287288289290291>>自分もピアノが弾けたらなあ。ピアノの森 一色まこと昌子もともとピアノの音色が好きだったので、ピアノの漫画ということで1巻を読んでみました。少年とピアノを通してストーリーが進んでゆきます。 森の壊れたピアノを引いていたのは、カイという天使のような不思議な少年だったことがわかったシーンが印象に残ります。流石に短すぎる。主人公の顔設定は失敗。文豪アクト 真崎福太郎名無し学生服コスしたご年配でしかない主人公の顔立ちは・・・。粗さはありますが、内容はマトモな演劇漫画だっただけに初っ端での俺たちの戦いはこれからエンドは残念でした。猛獣系女子に食われるな!衝撃のアニマル・ラブコメ僕はお肉じゃない 伊藤一角名無しイケメンなので言い寄る女性は数知らず、な主人公・國男。だけど、性欲旺盛な女性が怖い。なぜなら皆獲物を狙う「動物」に見えてしまうから…!!! 肉食女子なんて呼び名はかなり世に浸透しているけど、この漫画では肉食なんて甘い。國男に寄ってくるのは皆「猛獣女子」です!! まさに食われそうになる國男。しかしそこで彼の「動物オタク」という特性がすごいかたちで活きてくる。笑 なんだこの話は!?と度肝抜かれて、抜かれたまま1話読み終わってしまった。一体、何が起きたというんだ…新時代の性教育マンガニューノーマル・セックス まんだ林檎名無し※ネタバレを含むクチコミです。 童話や情話やSFや風刺をブレンドした極上の珈琲珈琲時間 豊田徹也名無し珈琲時間(コーヒータイム)というものには 休憩というイメージしかなかった。 実際、そういうもんだとはいまでも思うが、 たかが休憩、されど一休み、それが珈琲時間、 そう思わざるを得なくなるような、コーヒーを テーマにした珠玉のオムニバス短編連作集だった。 一冊の本にはさまれた栞のように、 一人の人生に刻まれたピリオドとして、 振り返り思い返す心の目印として存在する珈琲時間もある。 第一話を読んだ感想としては 「ちょっと小洒落た人間交差点(by引兼憲史)みたい」 と思ったが、 その後は「かわぐちかいじ」っぽいダンディな話や 「星新一」みたいなSFちっくな話とか、 各話ごとに色々な味を味合わせてくれた。 これも珈琲、あれも珈琲なんだなあと良い意味で。 けしてこじつけとか無理やりとか感じさせない 素直に「色々な珈琲時間があるんだな」と 楽しませてくれて、心が安らぐ短編集だった。久しぶりに読み返した日本沈没 小松左京 さいとう・プロstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男だいぶ昔に文庫で読んだおぼえもあったが久しぶりに読み返した。小松左京のベストセラーをコミカライズしたということだが原作は読んでいないのでどこまで忠実にコミカライズをしているのか不明です。基本こういう感じの天災でパニックが起こる劇画が好きでよく読んでいるがやっぱりこれはすごい。劇画を見る感じだと甲良幹二郎とか描いているのかな あと自分が記憶しているラストと全く違ったんだが一体何と勘違いしているのだろうか.... 名作サバイバルの現代版サバイバル~少年Sの記録~ さいとう・たかを 宮川輝マンガトリツカレ男さいとう・たかをが描いた名作サバイバルの現代版 最初の方の話は昔のサバイバルに似ていたが3巻以降は徐々にオリジナルの展開になっていた。ネズミとの対決やフクロウとの話はそういやあったなとか思いながら読んだ。後半の展開は好き嫌いはあると思いますが俺は好きかな。 ただ今回は蛾の交尾シーンがなかったので残念だった まさかこれが電子書籍になるとは...痛快!!マイホーム 池沢さとしマンガトリツカレ男コミックバンチ連載中に読んでいたし単行本も持っているぞ。池沢さとしのマンガはひとつも読んでいない状態で読んで内容はともかく物凄いなこれっていう印象しか覚えていなかった。家に単行本があったので今回読み返してみましたが相変わらずすごいなということを再確認しただけだった。 第一部完とあるが第二部はどっかでやったのかな瞬間的には傑作だった僕 BOKU 山本康人かしこ※ネタバレを含むクチコミです。脳に直接作用するノスタルジックな狂気マイデリケートゾーン 岩崎う大野愛脳内を凌辱されたような気分になりました。不気味だし不愉快だけどめちゃくちゃ面白いです。 全てぶっ飛んだ物語なのに、描かれている気まずさや後ろめたさが生々しくて「わかる」と思ってしまった自分がいます。 嘘ついたのバレたときみたいな、昔の嫌な出来事思い出しちゃったみたいな、そんな気持ちになりました。 ド下ネタだらけでクレイジーで笑えるのに、なんでここまで感情揺さぶられてるんでしょう。脳に直接作用してるとしか思えない。嫌か嫌じゃないかで言えば間違いなく嫌なのに、それ以上に好きです。 私の恋はアンデッド、ヒミコ・ザ・マンゴーの狂気の中にある一滴の常識がたまらなく好き。う大さん天才すぎる面白すぎるマキオカリー食べたいです。 冒険者はカレーを目指す!廃墟のメシ ムジハあうしぃ@カワイイマンガ伸縮する棒で戦う子×知識情報担当の子のバディ物である本作。『ドラゴンボール』の初期を想起させるものがありますが、本作は途中からトーナメントバトルになったりせずに、終末世界SFとして、かなり独特な作品になっています。 廃墟を冒険する超強い探索師・ハルカは、廃墟から小さなデバイス・ソルを発掘する。ソルの力を借りて、ハルカはある物の探索を始める。 彼女が探す物、それはカレー。 食料が統制されて、皆同じ物を食べている社会。供給されるブロック状の食糧。皆が食の楽しさを忘れている中で、一人食を追求するハルカの自由さと、食料の供給を通じて人々を支配する「教会」との対立は、寓話/風刺としても面白い。 勢いと戦略性のあるバトル描写、ブロック状の……どこかで見たことのあるような食料の汎用性、教会がひた隠す世界の秘密、そしてカレーを求める事と人間らしさ等々、読みどころ満載で充実したSF。どっこい生きてる人間の逞しさと駄目さと楽しさが、この作品には詰まっていると感じました。犯罪と人間を描いた意欲作アスペクト- 臨界- 中浦友基名無しどういう漫画なのかまったく知らずに読んだら、思わず目をそらしたくなる内容だったけど、結局は最後まで目が離せなかった。 身内や大事な人が無差別殺人の被害者になったら。犯人に殺意が湧くのは想像に難くないと思う。反省とか更生とかいらないから、いっそのこと自らの手で同じ苦しみを味あわせてやりたい。 もしも、それが可能になったらどうなるか、というのを描いています。 なんとも後味の悪い結末。でも現実ってこうなのかもと思わせる謎の説得力。著者はどういう気持ちで描いたのかな、というのも気になる。 法律もすべての人を救うことはできない。主人公が推しだったアイドルの...【推しの子】 横槍メンゴ 赤坂アカ太矩赤坂アカ先生の他の作品のファンなので読んでみた。 主人公のアクア(ゴロー)がアイのことを愛しているとはっきりわかるところがアツい。 「座敷女」ってストーリー性が高いですよね座敷女 望月峯太郎starstarstarstarstarかしこ一回目に読んだ時は「ひええ〜怖ええ〜!」とただただ震えますが、二回目からは「なんてよく出来たストーリーなんだ…!」という感動も生まれますね。ホラー映画というよりは学校で友達から聞く怪談の怖さに近いんですが、絵で全部見てるはずなのに想像力が掻き立てられるような演出があってより怖くなります。そういえば口裂け女だって人間なのか人間じゃないのか分からない存在でしたね。「座敷女」も創作の域を越えて本当の都市伝説になっていてもおかしくないのに…!こういう怪談の「オリンピック選手並みの身体能力で追いかけられる」はあるあるですが、主人公の友達が互角に戦えてるの面白くないですか?板垣恵介の自衛隊時代の自伝その1習志野第一空挺団シリーズ 200000歩2夜3日 板垣恵介starstarstarstarstarマンガトリツカレ男刃牙シリーズで有名な板垣恵介は若い頃自衛隊にいた話は有名ですがそのときの体験を書いたマンガ タイトルになっている200000歩2夜3日は総重量30kgを持っている状態で富士山の一周100kmメートルを50分歩いて10分休憩を3度の食事を除いて繰り返して行軍する訓練の体験談です。過酷な訓練ならでは体験をリアルすぎるくらいに描かれている。 このシリーズむちゃくちゃ面白いのに単行本化されていないのが残念すぎる 読むには国会図書館か、収録している雑誌を手に入れるか、「バキ総集編 戦場の詩」を手に入れるかしかないがあんまり売っているのは見かけない 板垣恵介の自衛隊時代の自伝その2習志野第一空挺団シリーズ 340メートル60秒 板垣恵介starstarstarstarstarマンガトリツカレ男習志野第一空挺団シリーズ 200000歩2夜3日のとは違い陸上自衛隊の「第一空挺団」のレンジャー隊員になるまでの道のりと「初降下」のエピソードを描いたマンガ。タイトルになっている「340メートル60秒」は地上340メートルから飛び降りて60秒後に地面に到着することをです。 「初降下」への心境や友人への思いが描かれていてもう何回も読んではいるけど毎回同じように感動する。漫画家自伝が好きで色々読んでるけどこれはトップクラスで好き。友人がマジでむちゃくちゃ良い またこれも国会図書館か、収録している雑誌を手に入れるか、「バキ総集編 戦場の詩」を手に入れるかしかないがあんまり売っているのは見かけない 雑誌の巻末コメントは以下でした 「今作品は古い友人なしには完成しなかった。友情が再燃した。」 ハートフルを超えて行け利平さんとこのおばあちゃん 法月理栄名無し同じビッグコミック系列で似たような作品を挙げるならば『夕焼けの詩 三丁目の夕日』だろう。 ノスタルジーの中にハートフルな物語を時にファンタジーも交えて届けてくれる。読む度に、心の体温計は少しだけ上がり、自然と優しい気持ちになる。 『利平さんとこのおばあちゃん』もノスタルジーである。しかし、そのバックグラウンドは異なる。 『三丁目の夕日』が高度成長期の街が舞台であるのに対し、こちらは地方の田舎である。しかも主人公は夫に先立たれた老婆。いわばその時代に削ぎ落とされたものたちの物語だ。 老婆に悲壮感はない。むしろ生き生きとしている。それがまた、このバックグラウンドとあいまって読む者に悲哀をもたらす。いかなストーリーを紡ごうとも、根底にある暗さは拭えないからである。 しかし、だからこそ、そのノスタルジーが響くのである。そのハートフルが胸を打つのである。 利平さんとこのおばあちゃんは人が人として生きるための基本的な感情を偽ることなく教えてくれる。 40年前の漫画だが、今の人々にこそ、その教えを伝えてほしい。 男子って・・・。青い春 松本大洋短編集 松本大洋starstarstarstarstar干し芋男子の男子のみの世界で、私は、女子なのでよく分かりませんが、きっと皆がたむろして、度胸試し的なことをやってそれで、強さを競ったり、自分の位置を確認したり、仲間外れにしたり、割と分かりやすい勝負で決着がついていたのでは?!と推測ですが、思ったりしました。 確かに、大人になったら体験できない事の数々ですが、その体験があったから今があるってことも無いような気もします。○○恐怖症ホラー短編集by.ゴトウユキコフォビア ゴトウユキコ 原克玄さいろく絵柄とホラーがマッチして気味悪さが凄まじい。 迫力とかではなく「ゾッとする」感がしんどい、これはいいホラー。。。 隙間恐怖症とかそういう展開でこうなるとは思わなんだが、結果として人間がやれちゃう範囲なのがまた怖い。 およそ30代後半のゲーム好きは大体好きだと思うハイスコアガール 押切蓮介六文銭なんとも、おっさんホイホイなマンガだと思う。 著者と境遇が似ている自分にとっては、より共感するんですよね。 「テレビゲーム」「駄菓子」そして少年時代の「淡い初恋」 といった、おっさんをノスタルジックに刺激する要素がモリモリです。 時代背景を丁寧に切り取ったストーリー展開。 ゲームのキャラ達が語りかけてくるというゲーム好きにはたまらない演出。 まるで自分の周りにもいたかのような登場人物達が、リアルな存在として眼前にせまり、我々を「少年時代」へと連れて行ってくれるんです。 経験に根付くものが多いですが、それゆえに共感した人は、どハマりすること間違いなしだと思います。 途中色んな事がありましたが、完結までいけて良かったのと同時に、 自分のなかで大切な1冊になりました。 余談ですが、日高ファンとしては嬉しい「ハイスコアガール DASH」も開始されて、まだまだ熱は尽きないです。地味だがクールな現代ニンジャの戦い方!ヤオチノ乱 泉仁優一starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)形を変え、現代に生きる「忍者」の生き様をリアリティをもって描いたらこうなる!っていうのをバッッチリやってくれてる現代忍者マンガ!! 日本の若手忍者のトップを決める試験に挑む少女キリネ。 ランダムで組まされる相棒のシンヤはあまりに普通で足を引っ張るばかりかと思いきや…? 試験の参加者は蜘蛛の毒を受け、参加者たちが持つ解毒薬を使わなければ4日で絶命するため、池袋2km圏内で自分は見つからず他の参加者を見つけ倒していけなかればならない日常の中に潜む過酷なサバイバル! 術や身体変化、特殊能力などは一切出てこないで、鍛錬で辿り着けそうな人間の身体能力と、あくまで手に入るものを駆使した創意工夫、徹底した観察力・洞察力、追跡術や罠や早着替え、心理的駆け引きだけでこれでもかと魅せてくれる!! 魔法のような科学の粋を結集したテクノロジーアイテムが出てくるわけでもなく、本当に生身の訓練された人間として忍者が出てくるのが超クールです!! https://comic-days.com/episode/10834108156630866418 ずっと読んでみたいと思っていたにもかかわらず、どうしても読み始められずに流れていってしまったんですが、無料公開のタイミングで途中まで読み、その後ポイントを使って一気読みしました。 読んでよかった! そして、なぜリアルタイムで読んで応援できなかったのか! 悔しい! きれいな形で終わってはいますが、主人公の少女・キリネの相棒となるシンヤがなぜああいった状態になっているのか、という部分にフォーカスする回があったら読みたかったなーという気持ちはあります。衰退を楽しく生きる子供達 #1巻応援黄昏星のスイとネリ 徳永パンあうしぃ@カワイイマンガ人間の女の子スイと、ナマケモノの男の子ネリはまだ子供だけれど一緒に民宿をやって暮らしている。目下の悩みは、お客が来ない事。 人間が宇宙へどんどん出てゆき、人口が減ってゆく黄昏の星・地球。残されたのは少ない人と、人語が話せる動物達……と言うと寂しそうですが、お客が来なくてもスイとネリは逞しく、楽しそうに生きて遊んでいる。 世界は海面水位が上昇し、朽ちつつあるがゆったりとしている。そんな中を遊ぶスイとネリ、久しぶりのお客の大学院生・シダ、市場や地下の人々、みんな穏やかで優しい。不便でもいいからこの穏やかさを得たい、と私は言えるかどうか……考えてしまいます。 描き込まれた光景、味がありつつ可愛らしい絵で描かれる世界の中で、誰かと一緒にいる喜び、出会いの喜びが綴られて、じんわりと温かくなる作品です。 清々しい気持ちになれる♬ひらやすみ 真造圭伍starstarstarstarstar干し芋1巻読了。 優しく清々しい気持ちになれ作品。 日々の忙しさに追われ、生活に疲れ、生き急ぐようになっている昨今。 主人公のヒロトのように時間に追われず、毎日を大切に五感で色々なものを感じながら明日から過ごそう♪ それが、何よりも贅沢な生活。 おばあちゃんが入院して一番心細いときに、急いで駆け付けてきてくれて自分が好きだって言っていた花を憶えていてくれて、それを持ってきてくれた。こういくことが本当の優しさなんだと思う。 そして、おばあちゃんは、その花を大切に押し花に・・・。 最近のやさぐれていた心が洗われた。日常はささやかな努力の積み重ね澤飯家のごはんは息子の光がつくっている。簡単家めしレシピ付き 山田可南野愛澤飯家のごはんは長男の光がつくっている。を読んだからにはこちらもと思い読んでみました。 なんでも作れて料理の楽しさに目覚めた光くんにも初心者の時代がありました。当たり前のことだけど、最初から完璧な人なんていないんですよね。 料理上手なお母さんが亡くなって、食生活がおろそかになっていくのをなんとかしないと!と中学生の光くんが奮闘します。なんていい子。 なんで自分ばっかり料理作らなきゃいけないんだ!と家を飛び出した回は切なくなりました。その後戻ってきてカレー食べて、自分の気持ちを整理する光くんはやっぱりいい子です。 毎日ご飯作るのめんどくさいなという人にぜひ読んでみてほしい。毎日ご飯作ってもらってる人にも読んでほしい。 ささやかな作業の積み重ねで日常が成り立っていること、今日食べたご飯が明日の自分を生かしてくれていること。光くんの姿を見て、様々な気づきを得られるはず。 <<287288289290291>>
もともとピアノの音色が好きだったので、ピアノの漫画ということで1巻を読んでみました。少年とピアノを通してストーリーが進んでゆきます。 森の壊れたピアノを引いていたのは、カイという天使のような不思議な少年だったことがわかったシーンが印象に残ります。