私には二つの日本記録がある。一つは那須の中腹、海抜千メートルという日本一高いところに診療所があるコト。もう一つは、私の診療所が日本一小さいコトだ。だから近所の人は、私がヤブ医者と勘違いして町の病院に行ってしまい、収入のほうも日本一… なのだ。第1話:今日も患者がサッパリこない診療所で見川センセが大きなあくびをしていると、そこへ一人の美女がやってきた。「先生、全然変わってないわ」親し気に話しかけてくるのだが、全く記憶のない見川センセ。一体この美女は何者? 那須高原での人々の暮らしを見つめる山医者・見川鯛山の生活記をあますところなくコミック化した傑作シリーズ。
私には二つの日本記録がある。一つは那須の中腹、海抜千メートルという日本一高いところに診療所があるコト。もう一つは、私の診療所が日本一小さいコトだ。だから近所の人は、私がヤブ医者と勘違いして町の病院に行ってしまい、収入のほうも日本一… なのだ。第1話:今日も患者がサッパリこない診療所で見川センセが大きなあくびをしていると、そこへ一人の美女がやってきた。「先生、全然変わってないわ」親し気に話しかけてくるのだが、全く記憶のない見川センセ。一体この美女は何者? 那須高原での人々の暮らしを見つめる山医者・見川鯛山の生活記をあますところなくコミック化した傑作シリーズ。
総合病院の薬剤師として働く、葵みどり・26歳。医師のように頼られず、看護師のように親しまれなくても、今日も彼女は患者の「当たり前の毎日」を守るため、院内を駆け回る!! 称賛されなくてもあなたを支える医療ドラマ!!
現代日本の痛みを描く医療漫画の新機軸! この児童精神科医は、発達障害を凸凹と呼ぶ。あなたの凸凹にハマる生き方が必ずある。/日本で発達障害と診断されている人はおよそ48万人。そして、子どもの10人に1人は、何らかの障害を抱えているとされる現代。人知れず学校や家庭でトラブルを抱え、孤独や苦痛に耐えながら生きる人たちがいる。児童精神科医は、そんな親と子に向き合い続ける。第1巻は「でこぼこ研修医のカルテ」「金の卵」「学校に行けない子ども」の3編を収録。
主人公・宮間美守(25)はナイチンゲールに憧れて病棟看護から訪問看護に身を転じた新米訪問看護師。「病棟」がホーム戦なら「訪問」はアウェー戦。街中の家が看護の現場と言われる世界だ。ドジで泣き虫…だけど熱い!!「ナイチンゲールになりたい」が口癖の美守は今日も相棒の自転車を力強く漕ぐ。美守の看護を待つのはどんな利用者か?「病院」から「在宅」へ。曲がり角に立つ日本の医療を担う訪問看護師(フィールド・ナース)。その奮闘を描く新・医療ドラマ!「月刊!スピリッツ」大反響連載、待望の第1集!!
映画化企画進行中! シリーズ累計40万部突破の衝撃と感動の医療ドラマ、コミカライズ刊行開始!!描き下ろし番外編収録!【あらすじ】あなたの余命は半年です――ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。死神と呼ばれる彼は、「死」を受け入れ、残りの日々を大切に生きる道もあると説く。だが、副院長・福原は奇跡を信じ最後まで「生」を諦めない。対立する二人が限られた時間の中で挑む戦いの結末とは?究極の選択を前に、患者たちは何を決断できるのか?
まだ日本では馴染みの薄い「院内交番」が設置されている阿栖暮総合病院。その院内交番の事務として採用された川本だったが、そこにいたのは何やら訳がありそうなトンデモ院内刑事・武良井だった!! 一方、病院には冷たい雰囲気の天才外科医・榊原が海外から帰国。修羅場の日々が幕を開ける…!! 天才外科医 VS 院内刑事!! 本格医療×刑事ドラマ!! 人に潜む「病み」と「闇」を暴く2つの生業が織りなすのは、白き幽世(かくりよ)のゲシュタルト。
永禄大学付属病院の研修医・斉藤英二郎。その月収はわずか3万8千円――。生活のためには他の病院でのアルバイトは欠かすことができない。ある日の夜、アルバイトとして訪れた誠同病院で当直を任された斉藤の元に、交通事故で瀕死の患者が運び込まれる。他に医者はおらず、いるのは経験も何もない“研修医”である自分と看護師だけ――。剥き出しの“命”に対面したその時、斉藤は…?
那須の田舎町で生きる人々の日常を、小さな診療所を営む見川センセの視点で描いた短編集。 郷愁を誘う美しい大自然と、とぼけた表情の人間味あふれる人物描写から心温まる作品かと思って読んでみたところ、良い意味で裏切られました。 あくまでも那須の田舎町の中だけで、見川センセの見える範囲で物語が展開していきます。短い物語の中、登場人物は見川センセと一瞬心を通わせても、町から去ってしまえばその後のことは誰も知らないのです。 人は自分の見える範囲のことしかわからない。少しだけ思いを馳せて、後は忘れてしまうしかない。 その無力さとやるせなさを嘲笑うことも慈しむこともせず、粛々と移ろう那須の四季の鮮やかさ。 ただ漠然と、生きるってこういうだよなあという感想を抱きました。 美しい四季に目もくれず、メランコリーに浸ることもなく、性を貪りその日を暮らすこと。その強さ、尊さに心が震えます。 泣くほど悲しいとか感動するとかそういうお話がある訳ではないのです。艶っぽいお話も多いですし、ちょっと笑えるような場面もあります。 この作品に描かれているのは間違いなく生身の人間です。素手転の、丸腰の人生です。 読んだら間違いなく、生きること死ぬことに思いを馳せるはずです。