あらすじ生と死を見つめなおす人生の軌跡を辿るシリーズ第二弾。親戚の死から遺品整理業社…という職種を知り、ひょんなことからそこで働くことになった元派遣OLの森内。さまざまな依頼を受け、それぞれの命の足あとを消す作業をしていくうちに、生きる意味やそこに居る理由を考えるようになる。そして、もちろんそこで働く仲間にもさまざまな理由があった。そこに面接にきたという若い女性。彼女はかつて、自殺予告の電話をかけてきた女性だった。ここで働きたいというが、社長は不採用に…。それでも彼女は会社に毎日やってきて…。
孤独死した人の遺品整理や死後の部屋処理、特別清掃等をする会社については今まで考えた事が有りませんでした。誰でも孤独死が有り得る現在の日本、読んでいて自分も他人事ではないと思いました。かなりリアルな現場の絵や表現が出てきてちょっと怖いと思う部分も有りますが、知っておくと良いことが沢山出てきます。きっと、この作品を読むと孤独死で数日発見されないパターンは避けたいと多くの人が考えると思います。そして皆がそう考えれば、日ごろから家族、友達、近所との付き合いが増えると思います。マンガを読みながら全く知らない社会の一部の勉強をさせて貰った感じがします。この作品は誰にとっても良い社会勉強になると思うので、是非一人でも多くの方に読んで欲しいと思います。