あらすじ生と死を見つめなおす人生の軌跡を辿るシリーズ第七弾。遺品整理業社ヒューマンズで働く、元派遣OLの森内。今回は自宅のゴミ処理の依頼。依頼人の姉からの連絡だった。いくら生きている人間のゴミだからといってもあなどれない…。本人は大きな会社の部長、身なりもきちんとしていた。しかし、マンションに行ってみると部屋に入れないくらいゴミであふれていた。依頼人はジム通いで入浴等を済ませ、帰って寝る… という生活。姉から子どものように怒られる依頼人を見て、家族の愛情を感じる森内だった。
孤独死した人の遺品整理や死後の部屋処理、特別清掃等をする会社については今まで考えた事が有りませんでした。誰でも孤独死が有り得る現在の日本、読んでいて自分も他人事ではないと思いました。かなりリアルな現場の絵や表現が出てきてちょっと怖いと思う部分も有りますが、知っておくと良いことが沢山出てきます。きっと、この作品を読むと孤独死で数日発見されないパターンは避けたいと多くの人が考えると思います。そして皆がそう考えれば、日ごろから家族、友達、近所との付き合いが増えると思います。マンガを読みながら全く知らない社会の一部の勉強をさせて貰った感じがします。この作品は誰にとっても良い社会勉強になると思うので、是非一人でも多くの方に読んで欲しいと思います。