あらすじ生と死を見つめなおす人生の軌跡を辿るシリーズ第一六弾。社会とつながりながら孤独死した社長、老母を残し自死した娘…。人の絆の複雑さを追いながら故人の足あとを消してゆくヒューマンズのスタッフたち。一方で家族に縁が薄く孤独な森内と林にとって、第二の家族ともいえる八重の病状が進んでいく。愛する者の死。それでも明日は訪れる。自らの生命の限りを胸に生き続ける人間の足どりを描く。
孤独死した人の遺品整理や死後の部屋処理、特別清掃等をする会社については今まで考えた事が有りませんでした。誰でも孤独死が有り得る現在の日本、読んでいて自分も他人事ではないと思いました。かなりリアルな現場の絵や表現が出てきてちょっと怖いと思う部分も有りますが、知っておくと良いことが沢山出てきます。きっと、この作品を読むと孤独死で数日発見されないパターンは避けたいと多くの人が考えると思います。そして皆がそう考えれば、日ごろから家族、友達、近所との付き合いが増えると思います。マンガを読みながら全く知らない社会の一部の勉強をさせて貰った感じがします。この作品は誰にとっても良い社会勉強になると思うので、是非一人でも多くの方に読んで欲しいと思います。