あらすじあきらたち瀬戸島中野球部は、夏の県大会において5回戦突破、いよいよ準決勝に進出となる。その準決勝からは球場が変わり、あきらたちの憧れの広島市民球場に。だが、準決勝の相手は川相秀光・秀重の双子擁する慧属館中学。この川相兄弟、中学生なのに賭け事が大好きで、やる気のない怠慢プレーを見せる、超くせ者。あきらと帆足も、広島に来るまでに一杯食わされていた。そんな兄弟の目くらましプレーに瀬戸島中は大苦戦!?
8人しかいない島の野球チームに、ピッチャーの主人公が転校生として加わるという野球物語。 大変面白かったです。理屈抜きに楽しく、読んでいて主人公の大活躍がとにかく痛快でした。昨今の作品に見られる妙に屈折した設定が無く、少年野球漫画として王道の健全な楽しさに満ちており、読んでいると野球をやりたくなるような大きな魅力を感じます。 また同時に、瀬戸内地方独特の大らかな風土の魅力も伝わって来るのが嬉しいですね。 とだ勝之先生の絵のタッチは子供のころに読んでいた漫画のタッチと似ていて懐かしさを覚えます。