あらすじ瀬戸島中と黒対峙中の夏の県大会決勝戦は、3対2のまま最終回、7回裏の瀬戸島中の攻撃となる。失神した亜子の代わりに、骨折した左手の痛みをおしてあきらが出場するが、リキんでしまった瀬戸島中は凡打と三振で2アウト、ランナーなし。あと1アウトで黒対峙中の優勝が決まってしまう。しかし、絶体絶命の瀬戸島中の最後の打者は、2打席連続三振の日永田だった…!
8人しかいない島の野球チームに、ピッチャーの主人公が転校生として加わるという野球物語。 大変面白かったです。理屈抜きに楽しく、読んでいて主人公の大活躍がとにかく痛快でした。昨今の作品に見られる妙に屈折した設定が無く、少年野球漫画として王道の健全な楽しさに満ちており、読んでいると野球をやりたくなるような大きな魅力を感じます。 また同時に、瀬戸内地方独特の大らかな風土の魅力も伝わって来るのが嬉しいですね。 とだ勝之先生の絵のタッチは子供のころに読んでいた漫画のタッチと似ていて懐かしさを覚えます。