あらすじ瀬戸島中のあきらたちの、試合を諦めない粘りの野球に、デニスたちセサミ中は本気を出し始める。圧倒的パワーとスピードで6回を終わり、6対3でセサミ中がリード。抜群のコントロールと超豪速球を投げるデイブから、残りわずかで3点差をひっくり返すことができるのか。あきらや帆足たちは試合に勝つことでだけを信じ、最終回の攻撃に向かう…!
8人しかいない島の野球チームに、ピッチャーの主人公が転校生として加わるという野球物語。 大変面白かったです。理屈抜きに楽しく、読んでいて主人公の大活躍がとにかく痛快でした。昨今の作品に見られる妙に屈折した設定が無く、少年野球漫画として王道の健全な楽しさに満ちており、読んでいると野球をやりたくなるような大きな魅力を感じます。 また同時に、瀬戸内地方独特の大らかな風土の魅力も伝わって来るのが嬉しいですね。 とだ勝之先生の絵のタッチは子供のころに読んでいた漫画のタッチと似ていて懐かしさを覚えます。