あらすじ硬式野球のジュニアリーグに正式に加盟した瀬戸島中野球部は、チーム・瀬戸島元気ッズとして再スタートを切る!その後、あきらたちはジュニアリーグ春季広島大会抽選会場でジュニアリーグ四天王に会い、その存在感に圧倒される。元気ッズの2回戦の相手は、その四天王の一人、長い手足を利用する超速球投手、寸田率いる山波ウルブス。寸田は元気ッズ相手に、4回2アウトまで11奪三振。そうして最終回まで互いに得点のないままだったが、ここに来てついに!?
8人しかいない島の野球チームに、ピッチャーの主人公が転校生として加わるという野球物語。 大変面白かったです。理屈抜きに楽しく、読んでいて主人公の大活躍がとにかく痛快でした。昨今の作品に見られる妙に屈折した設定が無く、少年野球漫画として王道の健全な楽しさに満ちており、読んでいると野球をやりたくなるような大きな魅力を感じます。 また同時に、瀬戸内地方独特の大らかな風土の魅力も伝わって来るのが嬉しいですね。 とだ勝之先生の絵のタッチは子供のころに読んでいた漫画のタッチと似ていて懐かしさを覚えます。