あらすじ夏の大会決勝戦の相手、黒対峙中の火沖から、お嬢ちゃん野球と笑われた瀬戸島中野球部に火がついた。だが、黒対峙中の三塁手・須賀原の鉄壁な守備で1点が遠く、5回表を終わって3対0。そして迎えた5回裏、瀬戸島中は豪球投手・火沖を攻め、初めてノーアウト一、二塁のチャンスをつくる!ついに、届かなかった二塁ベースに辿り着いた瀬戸島中!!だがそんな時、亜子が…!?
8人しかいない島の野球チームに、ピッチャーの主人公が転校生として加わるという野球物語。 大変面白かったです。理屈抜きに楽しく、読んでいて主人公の大活躍がとにかく痛快でした。昨今の作品に見られる妙に屈折した設定が無く、少年野球漫画として王道の健全な楽しさに満ちており、読んでいると野球をやりたくなるような大きな魅力を感じます。 また同時に、瀬戸内地方独特の大らかな風土の魅力も伝わって来るのが嬉しいですね。 とだ勝之先生の絵のタッチは子供のころに読んでいた漫画のタッチと似ていて懐かしさを覚えます。