あらすじ

甲子園への長き道程。エース不在という不安要素を抱えながらも、名門復活を賭けた青道(せいどう)高校の地区予選大会がスタート!初戦では降谷(ふるや)の先発に続き、沢村も堂々公式戦デビューを果たした。続く3回戦も圧勝し、好調な滑り出しの青道。だが、次の相手は完璧な制球力で精密機械の異名をとる楊投手擁する明川(あきかわ)学園!初回、降谷の弱点を突き、先取点を奪わんと牙(きば)を剥(む)く!!青道打線vs.精密機械・楊舜臣(よう・しゅんしん)、ベスト8を懸け、激突!!
ダイヤのA 1巻

中学全国大会を目標としていた沢村栄純(さわむら・えいじゅん)。最後の大会は自らの暴投で敗退してしまう。仲間とともに高校でリベンジを誓うなか、名門、青道高校野球部からスカウトが来る。見学に訪れた沢村は、いきなりエリート校の洗礼を受けることに!名キャッチャーの呼び声高い御幸一也(みゆき・かずや)との出会いが沢村の高校野球への情熱を目覚めさせる!!

ダイヤのA 2巻

名門、青道高校に入学した沢村栄純(さわむら・えいじゅん)。初日の寝坊で監督の逆鱗に触れ、最悪のスタートを切った。名誉挽回とばかりに息巻く沢村だが、遠投勝負で結果も出せず「投手は諦めろ!」と宣告されてしまう。実力者揃いの青道野球部では、一軍への道のりは果てしなく遠い!!ひたすらエースを目指す沢村の前に、さらに強力なライバル、降谷暁(ふるや・さとる)が登場!!

ダイヤのA 3巻

「エース不在」の青道高校で、1年生からも投手を発掘するために組まれた上級生との試合。圧倒的な上級生の力になす術もない1年生チームの雰囲気を変えたのは沢村栄純(さわむら・えいじゅん)だった!勝利への執念を見た監督は沢村にマウンドへ上がるよう指示。待ちに待った登板に燃える沢村だったが、同室の先輩・増子(ますこ)との真剣勝負にレギュラーどりの厳しさを思い知る……!?

ダイヤのA(4)

多数の部員を擁する青道高校野球部でなんとか二軍昇格を果たした沢村栄純(さわむら・えいじゅん)。さらに上を目指し、3年生キャッチャー・クリスとともに夏までのレベルアップに励む!しかし、自分のピッチングの“持ち味”が何なのか分からないまま一軍への生き残りレースは激化していく……!

ダイヤのA(5)

残り2つの一軍昇格枠をかけた二軍最後の練習試合、対黒士館戦!!クリスの出場で、沢村栄純(さわむら・えいじゅん)は投手としてさらなる進化を遂げ、試合の流れも青道ペースに!!だが、クリスを知る敵ベンチの男・財前の策で、沢村とクリスのバッテリーは窮地に追い込まれ……!?

ダイヤのA(6)

一軍昇格を果たした沢村栄純(さわむら・えいじゅん)は、その責任と重圧を感じながら、地獄の夏合宿を迎える!壮絶な練習量についていくのがやっとの1年生トリオは、先輩たちの必死の努力に、なみなみならぬ「覚悟」を痛感させられる。そして合宿の仕上げとして組まれた練習試合で降谷(ふるや)、沢村の登板が決まった……。

ダイヤのA(7)

強豪校、大阪桐生との練習試合。相手のエースを三振に取り、試合の流れを一気に引き寄せた降谷暁(ふるや・さとる)と御幸一也(みゆき・かずや)。その後を引き継ぎ、ついに沢村栄純(さわむら・えいじゅん)の出番が来た!!青道に入るきっかけとなった御幸に「自分を認めさせたい」という強い思いで投げる沢村。マウンドで確かな成長を見せるも、新たな課題に気付くことに……!!

ダイヤのA(8)

合宿最終日の練習試合。エースとして覚醒しつつあった丹波(たんば)を魔の一球が襲う!!丹波が戦線離脱を余儀なくされ、チームに走る動揺。緊急事態で1年の沢村栄純(さわむら・えいじゅん)の双肩にも重圧がかかり……。青道、エース不在の危機――。それでも夏は待ってくれない!この苦難をチーム一丸となって乗り切ることができるのか!?いよいよ、甲子園予選開幕!!

ダイヤのA(9)

甲子園への長き道程。エース不在という不安要素を抱えながらも、名門復活を賭けた青道(せいどう)高校の地区予選大会がスタート!初戦では降谷(ふるや)の先発に続き、沢村も堂々公式戦デビューを果たした。続く3回戦も圧勝し、好調な滑り出しの青道。だが、次の相手は完璧な制球力で精密機械の異名をとる楊投手擁する明川(あきかわ)学園!初回、降谷の弱点を突き、先取点を奪わんと牙(きば)を剥(む)く!!青道打線vs.精密機械・楊舜臣(よう・しゅんしん)、ベスト8を懸け、激突!!

ダイヤのA(10)

地方予選4回戦。冷静に青道(せいどう)を攻略する明川(あきかわ)学園・楊(よう)!青道は痛恨の先取点を許し、明川学園必勝パターンに引きずり込まれる。同時に夏の日差しが、先発・降谷(ふるや)の体力を限界に追い込み……。「最後まで投げぬきたい!」――仲間の声援に応えようと執念を燃やすもピッチャー交代の声が……!降谷の悔しさを引き継ぎ沢村がいよいよ、登板!!この継投で、流れを変えることができるか――。

ダイヤのA(11)

精密機械・楊(よう)投手率いる明川(あきかわ)学園とのベスト8を懸けた死闘がついにクライマックス!両者譲らず迎えた7回……。封殺(ふうさつ)され続けた青道(せいどう)の機動力が動き出した!互いに譲れぬ理由がそこにある……!!一方、大会を揺るがすダークホースが出現。甲子園までの道程に新たなる波乱が巻き起こる!?

ダイヤのA(12)

センバツ出場チームの敗退……。夏の嵐が吹き荒れた!大会の台風の目――1年生スラッガー・轟雷市(とどろき・らいち)を中心に強力打線を誇る薬師(やくし)高校との準々決勝。薬師の轟監督は様々な戦略で揺さぶりをかけてくる。対する青道も完全臨戦態勢、最強リレーで迎え撃つ!!青道(せいどう)投手陣は、勢いある薬師打線を抑えることができるのか!?

ダイヤのA(13)

準々決勝、薬師(やくし)高校との対戦は、序盤、降谷(ふるや)から沢村への攻撃的継投が功を奏し、青道(せいどう)ペースで先行、強力打線を抑え込む!!しかし薬師のエース、真田(さなだ)が登板し試合は膠着(こうちゃく)状態に。いつ爆発するか分からない薬師打線、そして怪物スラッガー・轟雷市(とどろき・らいち)との対決を沢村はどう凌(しの)ぐ!?

ダイヤのA(14)

投げ合い!打ち合い!激アツの対薬師(やくし)、終盤戦!!降谷(ふるや)、沢村(さわむら)から川上(かわかみ)への攻撃的継投で、残り2回、青道(せいどう)2点リード。しかし、強力打線の薬師の猛攻は続き……!一打出れば同点という危機的場面を迎え、いよいよ丹波(たんば)登場!エースの帰還で、ベスト4進出を懸けた戦いはクライマックスへ!!

ダイヤのA(15)

地区予選大会ベスト4進出!そして神宮(じんぐう)へ……。夢の舞台まであと二勝……!次なる相手は、歴戦の名将率いる仙泉(せんせん)学園。データに基づき堅実な采配(さいはい)を振るう監督と、打倒青道(せいどう)に並々ならぬ執念を見せる“大巨人”真木(まき)。この厚い壁を乗り越え、決勝へと進めるか!?

ダイヤのA(16)

準決勝、仙泉(せんせん)学園戦も中盤に入り、薬師戦で降板した雪辱を果たすべく沢村が登板!だが、仙泉・鵜飼監督の揺さぶりに得点を許してしまい、なおも一打同点のピンチ!さらに打席には、執念に燃える大巨人・真木!青道vs.仙泉学園、最大の山場到来!!投手としての復活を懸けたマウンドで、沢村は一打同点のピンチをどう乗り切る!?

ダイヤのA(17)

地区予選決勝進出を果たした青道(せいどう)高校の相手は、絶対的エース・成宮鳴(なるみや・めい)を擁する稲城実業(いなしろじつぎょう)。最高の設備と環境で才能を極限まで磨いてきた超名門校相手に沢村(さわむら)達はどう挑む……!?夢の舞台まで、あと一つ……!誰よりも汗を流し、経験と努力を積んできた!決勝直前、青道、稲城実業が互いに闘志を燃やす!!

ダイヤのA(18)

西東京地区大会決勝戦、いよいよプレイボール!!青道(せいどう)先攻で始まった試合は、今大会無失点の稲実(いなじつ)エース・成宮鳴(なるみや・めい)に対して、初回から今まで以上の“攻めの野球”でスタート――!!先発・降谷(ふるや)も、剛速球で稲実打線を圧倒する。試合序盤、成宮vs.降谷、息詰まる投手戦に突入……!

ダイヤのA(19)

地区大会決勝、青道(せいどう)vs.稲実(いなじつ)、緊迫の中盤戦――!序盤、先制点を奪うも、未だ絶対的エース成宮(なるみや)を攻略できない青道。先発・降谷(ふるや)も稲実の主砲・原田(はらだ)に打たれ、得点を許してしまう。5回に入り、青道エース・丹波(たんば)が登場!!青道の生命線である継投は、成功するのか、それとも……!?

ダイヤのA(20)

追加点の欲しい稲実(いなじつ)に、1点もやれない青道(せいどう)。どちらも譲れない終盤戦で緊急事態発生!青道エース・丹波(たんば)が、まさかのダウン!!この窮地に、青道は命運を賭けた決断を下す――。沢村栄純(さわむらえいじゅん)、登板。最大の武器は強いハート。お前の気持ちをぶつけてこい!!

ダイヤのA(21)

激闘の地区大会決勝戦終盤。たった一つのプレーが試合の形勢を変える切迫した場面が連続する8回。稲実(いなじつ)エースと青道(せいどう)4番の対決、新球種を織り交ぜた沢村(さわむら)の熱投。どちらも譲れない闘いが繰り広げられる!そして迎える最終回……。甲子園の切符を懸けた最後の攻防が始まった!

ダイヤのA(22)

しのぎを削る西東京地区大会決勝。9回裏、青道(せいどう)、最後の守備。1点リードするも、最後のアウトが果てしなく遠い……。沢村(さわむら)の集中力と重圧(プレッシャー)も極限に達し――。長きにわたる激闘、いよいよ最終局面!!死力を尽くしたその果てに“夢の舞台”甲子園への切符を得るのは青道高校かそれとも、稲城(いなしろ)実業か!?

ダイヤのA(23)

神宮で途切れた夢……。決勝戦で敗北を喫し、失意の底に沈む青道(せいどう)メンバー。敗戦の傷は大きく……それでも、立ち止まってはいられない!!頼れる3年生たちも引退。とうとう俺たちの番が来た!いよいよ“新生”青道野球部始動!!

ダイヤのA(24)

連日激しい練習に打ち込む青道(せいどう)。1年の東条(とうじょう)が頭角を現し、チームの士気は高まるが、練習試合の結果は芳しくない。そんな中、超高校級スラッガー・轟雷市(とどろきらいち)を擁する薬師(やくし)高校との練習試合が決定した!新チームの実力を計る真剣勝負が始まる!!

ダイヤのA(25)

新生・青道(せいどう)の真価を問う、強豪・薬師(やくし)との練習試合。先発を任された降谷(ふるや)は、「エースになる」という目標に向け力投。静かに燃える怪物が、圧倒的な意地、成長を見せた!青道のエースになるために必要なのは、ライバル以上の結果……!重圧と共に、ついに沢村(さわむら)がマウンドへ向かう!!

ダイヤのA(26)

秋季大会が開幕し、新チームとなった青道(せいどう)高校野球部は、再び甲子園を目指し戦い始める!しかし、不調に苦しむ沢村(さわむら)……。一方、降谷(ふるや)はエースになるべく好調の投球(ピッチング)を続ける!開いた差……。沢村は弱さを認め、それでも「こいつに負けたくない」――!掴めるか、復調の兆し――!

ダイヤのA(27)

秋の本選前――。三年生達が、引退試合を早め現役と対戦させてほしいと申し出た。自分達の「想い」を後輩に伝えたい――。そしてその「想い」は試合の中でしか伝えられない――。その「想い」に応えて、沢村達はさらなる成長を見せることができるか!?三年生vs.現役の特別試合開始!!

ダイヤのA(28)

センバツ出場を懸けた秋大本選がいよいよ始まった。青道(せいどう)初戦の相手は、東東京の常勝軍団・帝東(ていとう)高校。一年生ながら別次元の投球をする帝東エース・向井(むかい)に対し、エースの自負に燃え、好投を見せる降谷(ふるや)!両者譲らぬ投手戦となるも、降りしきる雨が、降谷、そして青道ナインを苦しめる……。

ダイヤのA(29)

センバツ出場を懸けた秋大の一回戦。青道(せいどう)の相手は、東東京の強豪・帝東(ていとう)高校。青道・降谷(ふるや)、帝東・向井(むかい)による緊迫の投手戦を強雨が遮る。長い中断を経て、ようやく試合再開も降谷の様子がおかしい……。先制点を奪われ、尚ピンチが続く青道。立ち込める暗雲をふり払うのは、誰なのか――!?

ダイヤのA(30)

強豪・帝東(ていとう)を破り、秋季大会一回戦を突破した青道(せいどう)。互いに意識し、競い合い、高めあうことで、新チームは成長し始める。三回戦には、宿敵・稲実(いなじつ)が上がってくるはず。誓うのは、夏のリベンジ。今、青道ナインの気持ちが一つになる!!